去年、申し込んだら2種類とも当たった カルディの〝ネコの日バッグ〟 にゃんにゃにゃ~ん なんと今年も両方当選! 同時期に申込した義妹はプレミアムの方しか 当たらなかったらしい・・・
運の使いどころ間違えてる気がする。
四半世紀ぶりの味
昔むかし、結婚前まで遡って家内の実家にお邪魔すると義父が出前を取ってくれて、ニラレバ炒めやら肉野菜炒めやら湯麵やら炒飯をいただいたことをぼんやりと思い出し、義父が別所に家を建てて旧宅を引き払って以来この出前が取れなくなったのがいつ頃だったか振り返ったらもう25年前になりました。義父が鬼籍に入って15年くらいだから、新居に移って住んでいたのは意外に短かったのだなあとあらためて実感します。
もうあのうまい料理を食う術は無いんだよなあと思ったら、家内が出前してもらっていたいくつかの店を覚えていて、「たぶん町中華のあの店でしょ」と教えてくれまして、Googleマップで検索してみたらまだやっていることがわかりました。
それはもう、行ってみるしかないじゃありませんか!
あれほど何度も出前してもらっていながら、暖簾をくぐったのは家内も今回が初めてです。何かの大会で受賞したらしい賞状が掲げられていて、そこには昭和54年の日付が書き込まれていました。店舗そのものはその当時から何も変わっていないであろう古めかしさで、店主が黙々と厨房を切り盛りしていました。あの当時のままの味でした。変わったのは我々の胃袋。これほどのボリュームだったのかと、完食するのに汗をかくという有様です。
そこがそもそも間違いの元凶か
何日か前に韓国の自動車記事に出てきた起亜の四輪駆動車(と言ったってマツダ車のライセンス生産車がベースなんだけれど)がRAV4よりも世界初だの何だのという話に対して、「エスクードがもっと先」といった反論が多かったことにはにこにこさせられました。が、「ハイラックスやテラノ」という声にはもっと頷かされたのでした。
その記事のこと自体は取るに足らない話なので追随しなかったのですが、巷の反応の中で、エスクードの開発コンセプトを「クロスカントリーセダン」と書いている人がいたので。
これまでにも何度もこのコンセプトを誤解して書いている、しかも自動車分野のライターまでもが率先して間違っちゃうのは何でだろう? と首をかしげるばかりだったのですが元凶がありました。
だからなんでもかんでもここから丸写しするなと言うのに!
こうなっちゃうと何度でもしつこく書き留めるしかありませんが、「クロスカントリーセダン」というのはエスクードの開発コンセプトではなく、「二代目エスクードに用いられた宣伝コピー」です。
それじゃあエスクード(初代)が開発されたときのコンセプトは何なの? と言う話になりますから書き出しますが、最も初期のテーマが「次世代ジムニー」でした。これは当時の社員で心底SJ30に惚れ込んでいたあの人(笑)によって打ち消され、スタッフ間で提案が行われていきます。
そこで出てきたのが「次元を超えて宇宙を駆け巡る、次世代の月面探査車をイメージした『Space Car』」と、「スズキの車はコンパクトで小さいけれども魅力的、このイメージを表現した『キュート』」というキーワードが原点となっています。
そんな話、ネットや公式のどこにもないって?
当たり前じゃん、デザイナーから直接聞いたエピソードだもん。もはや初代には触れたこともない世代がSUVの端くれとしてエスクードを評価してくれる時代ですから、また聞きの丸写しは仕方がないかもしれませんが、とりあえずカタログに書いてあるコピーを混同しないでほしいです。多言語インターネット百科事典に書き出した人の記述も、鵜呑みにしちゃいけませんよ。
皮もモモもうまし
たれで頼むか塩で頼むかでは夫婦でもめるのですが、そんなのは両方買ってしまえばいいことで、不定期ながら近場のスーパーマーケットにやって来る爺さまの焼き鳥移動販売に通い出しています。
皮、モモともにうまいのですが、面白いのは、ぼんじりの一番下に刺してあるのがパイナップル。意外にもいけます。
「豚トマってのもあるんだけどよー、トマトが値上がりしちゃって作れねーんだよー」
「大量買いするから作ってよー」
「だめだよー、作れば作るほど赤字になるんだよー」
だいたい毎回こういう掛け合い漫才みたいな対話をしながら買い物していますが、居酒屋に行かないから比較しようもないけれど、そんじょそこらの焼き鳥屋よりもうまいのだと我が家では無根拠で認定しております。
という表題は、昔ガロが歌っていた「吟遊詩人」の歌詞の一部で、阿久悠さんが紡いだ言葉です。
などと振っておきながら唐突に最近の話題にすっとばすのですが、偶然にも二人の知人から、コンクールに出すのだけれどとと、それぞれが執筆した小説を読ませていただくこととなりました。
70代の知人は戦後から東京オリンピック(最初の方)前後にかけての、静岡県の産業の一つであった「きりや」という仕事の記憶を綴った短編小説を、ソフトこそ使えど印刷した生原稿。40代の知人はインターネット上に連載を続けているヒロイックファンタジーの長編小説。
2人そろって(互いに彼ら同士の交流は無い)意外な才能を同時に見せてくれました。これをどうして「つくばーど®」のカテゴリで書いているかと言えば、今でこそスズキエスクードで遊ぶ行き当たりぱっりのつくばーど®なのですが、その前身はクロカン四駆で林道ツーリングする小グループで、さらに遡ると同人小説の集団だったからです。
そんなこと言っても、僕なんか最初から才能なかったし、根気も続かないので何も残していませんですよ。だから彼らの才能だとか情熱だとかには、頭が下がる思いです。何が違うかって、どちらも不特定多数の誰が読んでも物語として受け止めていける。僕の場合、エスクード誕生30周年のウェブ上に何篇かの物語仕立てを書き留めましたが、まず下手くそだし万人受けしませんから。
彼らがれぞれエントリーしようとしているコンクールの内容は聞いていませんが、もし入賞なんかしちゃったら、思いきり讃えたうえで奢らせてやろう。なんてろくなことを考えないくらい堕落してます。
ただし、それらが面白いとは一言も言ってません。






