玄関のカギをしめて、出ようとしたその時。 隙間になんか違和感があって覗き込んだら ヤモリが身を潜めておりました。 ・・・あら、久しぶり。 冬の間はドコに居たの??
来年秋には半世紀前の、と言われるであろう「乙女チックマンガ」の代表作(の、ひとつ)に『つらいぜ!ボクちゃん』という作品があります。ボーイッシュで三枚目ともとれる高校生・田島望、実はナイーブで瞳キラキラの女の子(左図の下の娘)。そんなギャップと飽きもせず次々と降りかかってくる恋のさや当てが面白かった。少女コミックの連載を初めて読んだのは途中の巻頭カラーの回からで、それ以降毎週少女漫画雑誌を買う羽目に陥りました。
もっともそれが続いたおかげで、後に同誌に移籍してくる「サイボーグ009」とも巡り会いますがそれはまた別の話。田島望は演劇部に所属し裏方活躍の娘でしたが、文化祭で主役が怪我をして代役の「ロミオ」をアドリブで演じ、役者の才能を垣間見せます。その後、「夕鶴」を主演することになるのですが直前に恋人が大けがをして輸血が必要とされ、彼女から採血が行われ、貧血状態のまま舞台に上がったものの・・・
数日前に書いた「つる‐鶴‐」の吉永小百合よりも早く、ただし「つるの恩返し」よりは遅く、彼女「おつう」を見ることとなった貴重な出会いなのですが、作者の高橋亮子さんの作画は乙女チックで本を買うのもこっぱずかしい、ただ田島望の伏目の表情と唇の描き方がとてもかわいらしく、引っ張られてしまったのです。そこを差し引いても、「竹取物語」や「雪女」以上に、「つるの恩返し」や「夕鶴」は琴線を揺るがす作品でした。
今回、出発した場所が千葉県市川市だったため、往路は外環から関越道経由で上信道まわりでしたが、クルマもポンコツだし上信道から関越道までの道のりも走るのがおっくうで、ここ数年は妙高からの帰路に、十日町経由で越後湯沢から関越道へのトラバースをしています。なぜ?ってねー、寄り道しないならこっちの方が楽なんですよ。そのまま北関東道に乗り換えられるし。ただ、どっちのルートも寄り道しないと飯を食うスポットがないとう・・・
しかしです。ことしは定宿「空飛ブウサギ」のキッチンカーが上越高田のお寺の縁日に店を出すと教えていただき、そういうことならもう長岡まわりで北陸道と関越道でいいじゃん。とばかりにチェックアウトのあと高田にひとっ走り。
ガレットとスイーツで始まったキッチンカーは現在、ハンバーガーやバターチキンカレーやロコモコ丼に拡張されていました。そりゃもう美味いですよ。
というわけで本年のつくばーど®in妙高高原16.90はこんな感じです。
とん汁はいろいろありながら昨日の遅い昼飯で食ってしまいまして、週末なんて開店前から行列できちゃうのでそれは遠慮して、たまに食うならクレープの甘味攻撃もなんとかなるだろうとそっちに逃げようと思います。上越市や妙高市は、地の利を知らない街(何年通ってるんだよ)故に、クルマを停められる喫茶店をなかなか引き当てられないので、ほんとうは夕方までカフェ巡りをしたいところですが毎度行き当たりばったりでうまくいくかどうか。
一方で、山向こうの糸魚川市にあるお気に入りな蕎麦屋に、昨年は時間の関係で立ち寄れなかったので、クレープ屋は明日に延ばして朝から移動しているかもしれません。5月下旬時点で笹ヶ峰から先の通行規制が解けないようなので、これも北陸道まわりということになりそうです。でも、せっかく日本海沿岸に来たんだから、どこかで魚も食って行きたい。イベントと林道が無いと、途端に食道楽しかない観光なのです。
5年ごとに同じようなことにならないよう書き続けてきたら、さすがにもう引き出しが空っぽです。年老いて情熱が薄れたのかもしれないし、もう俺の出る幕じゃねーよというさとりかもしれません。
否定派で始まり、デビュー1年後の限定車にノックアウトされて始まったエスクード歴だから、僕の場合まだ34年でしかありません。
でも、年数じゃないし走った距離でもない。このクルマが良い、と思ってくれたら、それでもう十分なのです。そんな共通の思いを持つ人々が、ずっといてくれることは、一ファンにとって心強いことこの上ないのですが、まあなんというかこういう地味な活動だとメーカーは見向きもしてくれません。いやいや、それでいいって言ってるじゃん。
世の中のSUVという市場ジャンルは、そろそろ飽和しているのではないかと感じます。僕に言わせりゃただのハッチバック。市場価値とブームが過ぎ去ったとはいえ、クロカン四駆の台頭した時代は、個性の塊ばかりでした。そこに斜めから切り込んだエスクードが、まさかCCVからRVと市場を開拓し、SUVジャンルの礎になろうとは思いもよりませんでした。
じゃあクロカン四駆ってそんなに偉いのかよ? という思いも持っています。そもそもクロスカントリーってなんだよ? どろどろごつごつのフィールドを走破するのはまあ面白いけれど、ジャンルというよりその車の性能の一部で、普段使いにはあまり縁がないのは事実です。そんな中で、エスクードの出自はニッチで半端な領域にあったからこそ、普段使いの幅が、多分ですけど並み居るクロカン四駆よりも広かったのではないかと、袈裟伐りの逃げ口上をしてしまうわけです。
それが、SUVの戸口であったかもしれないけれど、やはり乗り手の個性を引き出し、車自体に個性をもたらす出会いでもあったはずです。
個性の塊を氷解させ、底辺を広げたというのは功罪双方の見方ができます。一時的にカタログ落ちした事実は残念なことですが、35年も続くブランドには二代目以降世の中が厳しく立ちはだかり、生き抜くための模索が代替わりの原動力になっているのでしょう。さて5年後、エスクードがどんなことになるのか。地味に見守って行ければと考えます。
胃腸炎からの回復期に、ラスカルマグネット欲しさに通ったファミリーレストランで、食えるものがまだ雑炊程度だったこともあり、飽きずに食い続けられる工夫を必要としまして。現在、ココスには湯葉とほうれん草、鶏肉と焼きネギの二種類の雑炊があります。カロリーの割には塩分とか糖質高めなんですがそこは目をつむり、それぞれを出かけるごとに入れ替えて注文していたわけです。が、もう一種類ほしいと両者のいいとこ取りを思案。
「鶏と焼きネギの雑炊を、ネギ抜きで作ってください」と頼んで出てきたのが上の写真で、これに別途注文のほうれん草とベーコンのソテーを適量加えていきます。
ただそれだけですよ。だけどこれで、以前メニューにあった和風きのこ雑炊(プラス鶏肉)に近いものが出来上がります。ネギ抜かなくてもいいじゃん、なんですが、僕が長ネギ嫌いなのでこうなります。が、最近、生湯葉が品切れとかで雑炊はこれ一択になってしまいました。