あおちゃんの24ヶ月点検行って来ます。 走行距離も3万kmを超えて、ますます快調~♪ (走らせてるのは9割方新月サンですが) あ、キーの電池も交換してもらおーっと。
この数日「河鹿沢温泉」「その後の河鹿沢温泉」が爆発的な閲覧数に上ったので、例によってこれは連載の方で何かあったか、単行本が出たんだろうなあと思って本屋に行ったら、第三巻が出ておりました。
悪いことは言いません。うちのブログ検索して肩透かし食らうより前に、「詩歌川百景」単行本の方をお読みください。いろんなことが巡り会わせてます。
「義姉の2番目のお姉さんのだんなさんの実家が漁師さんで」
とか
「家内の妹が一時期この町で暮らしておりまして」
とか、わかる人ならおー、そう来たかというにやにや話が混ざりながらも、どんな人の脛にも胸中にも傷はあることや、知人隣人との距離感をどう感じていくべきなのかや、重苦しい境地を描いています。その描き方に緩急をつけていく吉田秋生さんのセンスは、失礼な物言いだけれど若々しいなあと思わされます。
「入梅」は雑節のひとつで暦で言えば6月11日頃を示しますが、「梅雨の時期に入る頃」を意味しながらも、実際の梅雨入り時期とは異なります。二十四節気では梅雨入りの頃を6月6日から20日くらいまでとし「芒種」と呼びます。この幅広さによって「入梅」もそろそろだねえと言えるし、実際に気象庁が「梅雨入りしたとみられる」と発表したのも、例年より早い遅いと言いながらも大幅な気象異変が無ければ、だいたい芒種のレンジに収まります。
芒種とは穂先に棘のように尖った部位のある植物の苗を植える時期という意味があるそうですが、我が家は農家ではないので収穫前には縁がありません。逆にこの時期、梅雨が来たなと思わされるのは、庭にある沙羅の木の花が咲いては落ち落ちた後からまた裂いて落ちてくる風物です。ピーク時はこんなものじゃなくてボンネット上が花で埋まるほど。沙羅と言っても実は夏椿のことなので、落花はぼたぼたと派手なのです。