岩手県大船渡市の越喜来(おきらい)という町は、津波被災地のひとつで今なお復興の途上。あの当時と変わったのは、三陸鉄道南リアス線が復旧し運航を始めていることと、その奥で三陸沿岸道の橋がかかり始めたこと。あと2年程度で道路も開通するそうです。南隣の陸前高田市からここまでの三陸沿岸道は開通していて、橋が完成すると北隣の釜石市までがつながることになり、つづら折れのけっこう険しい国道をスルーして移動できるようになります。今までこういう風景を眺める余裕が無かったので、いつのまにか復興のカタチはそこにとけ込んでいるようです。
ジェダイならぬ女子大生の帰還で、何を思ったか自ら薪割りを買って出ては斧を振り下ろしております。受験シーズンの頃は実際暗かったですから、そこから解放されただけでもずいぶん雰囲気が変わりました。
「それどころじゃないんだー。人気の高い授業がどれもこれも履修を抽選にされちゃって、マジですかってほど外れくじ引いちゃったんだよー」
という話で、霰としてはいつのまにかフォースの威力が衰えていたと。それで修行するのだと。このあと風呂まで沸かしておりました(フォースで、ではなく。ね)
当面、ダークサイドに落ち込む心配はなさそうです。そういや最近の翻訳では「フォースの加護」とは言わないらしいですね。今風に激励するなら「フォースと共にあれ」のようです。
謎の未確認生もの
狼男だよ(といっても犬神明ではない)
竹の子三昧。
さすがに諦めどきだわ
風景の中の人物の第二幕
置いてあるのは象のブロンズですが、この象がでんぐり返しをすると白鳥になってしまうというダブルイメージのアイデアが盛り込まれた置物兼実は灰皿。ダリが1967年に制作した「白鳥=象」を、霙は持って帰りたいと言い出すほど気に入ったようです(無茶言うなよいくらすると思ってんだよ)。しかしそういうリアクションは絶対に出るだろうという確信を抱いての、ダリの企画展を鑑賞に出かけたわけです。先日「風景の中の人物」で、実景の中に紛れて見切れている僕の姿(館長さんのブログを参照)の再現もやってみましたが、これはウケなかったので没になり、撮影が許可されている彫刻展示ブースにて今回はダリさんに見切れてもらってます。
絵画展示室では「ポルト・リガドの聖母」が気に入ったようです。本来なら福岡の美術館に収蔵されている作品なので、それは千載一遇のチャンスに巡りあえたということなのでしょう。ややもすると絵画というのはこの手の展覧会の後にはメンテナンスと休養を与えるために、一定期間お蔵入りにされることもあり、次にいつ出てくるかわからないケースもあります。
そして親ばか的に言うなら、その絵を眺めているまさにその頃、本来の収蔵地である福岡県では、2台のエスクードがことし最初の闘いを繰り広げているのをすっかり忘れていました。実は「ポルト・リガドの聖母」は1950年に描かれた2代目の画であり、初代はその前年に制作されているという作品。同じモチーフながら構図と描き込みが異なるもう1枚が存在するのですが、まさかこの絵が初代対2代目エスクードの闘いと決着を伝えていたとは思いもしませんでした(いやそれって思い込み過ぎ)






