どうしてそう小さい箱に入りたがる??
縦も横も箱ティッシュの長辺ほど。
如何にいちが小さくても(実際は、ちぃの方が小さい)
無理があろうって・・・
この後無理やり納まろうという努力が延々と・・・
箱の辺にアールがついてるのは気のせいじゃないよね。
定規置いてみたら一辺30cm弱でした。
1988年夏といえば、僕のクルマはジムニーJA71のパノラミックルーフでした。当時筑波研究学園都市にあった喫茶店に事務局が置かれていた日本ジムニークラブ筑波支部(既にありません)の面々からは、これですら「こんな豪勢なのジムニーじゃない」とからかわれたものでしたが、それはまあSJ30から乗り換えたら「気持ちは判らんでもないです」と自ら思っていた頃のこと。その喫茶店にも4×4マガジンがありました。
この号がスズキエスクードを取り上げたのは、速報記事に続く2度目。2度目は試乗による評価特集が定番の雑誌でした。あらためて当時を読み取ると、特集が組まれているのは280GE、シエラスポーツサイド、キャンパー仕様のパジェログリーンフィールドと以前だったらモデル回帰しそうな年回りだけれど今の日本じゃ環境だなんだと息の根を止められたラインナップ。
そんな中で巻頭特集にあるエスクードは、確かに「なんだこれ?」という異彩を放っています。同誌をして、主流のRV四駆はすべてルーツを持つ進化形で、全く新しいモデルとして出てきたのは74年のタフト以来と説明するほどですから、エスクードの登場は地味にも革新的な出来事だったと言えます(いや、エスクードもフレーム自体はジムニーからの進化形ですけどね)
しかしこの号にはもうひとつ、それまでの四駆とこの当時のRVの区切りについての紹介記事がありました。いわゆるスタイリッシュなRVとして車体設計を具現化したのは、エスクードより2年早い日産テラノだと考えていたのですが、同誌によれば軍用車やトラックからの進化と決別した事例は81年に生まれたいすゞビッグホーンだったと。ではエスクードがもたらした革新とはなんだったのかといえば、この手の車種体系に混沌を巻き起こすきっかけだったのだろうと思います。
混沌って穏やかじゃないじゃん。とも言われそうですが、ここから20年もすると、自動車のカタチが明確なセダンとそれ以外、というくらい「以外」のカタチがもうわけがわからないクロスオーバー化しています。もはやRVのRは日常に埋没し、SUVに呑みこまれたわけです。
この20年で肥大化したのはキャブオーバーRVから分化したミニバンで、この風景はそれらがハイブリッド化し延命を続けていますが、さらに10年後にどうなっていくことか。
と、今だから考えの及ぶ話で、翻って88年夏。譲ってもらった30のエンジンが吹き抜け、買い替えた71のまるで落ち着きのないピーキーなターボに慣れてきた頃、翌年のことなんか何も想像してませんよ。少なくともゲレンデヴァーゲンだとかシエラの巨体を持て余すなら、手足のように使える小さいディメンションに傾倒していましたから。
「複雑な動きをする台風」と、2007年から呼称されているのだそうですが、どうにも知識が古いので、そろそろ関東にやってくる台風10号のことをつい「迷走台風」と言ってしまいます。何もあんなところまで南下して、わざわざ戻ってくることもないだろうにと今日明日の仕事への影響で困ってしまうけれど、こいつが最初の事例ということでもなく、過去のまさしく迷走時代の複雑な動きはこんなにあります。
この台風につけられているライオンロックという名前は、2010年にも使われた呼称で、香港の九龍とニューテリトリーを隔てる山並みのピークの一つのことでした。北西太平洋や南シナ海で発生する台風につけられる名前は、このエリアの台風防災に関する各国政府が設置した台風委員会によって140の名称が管理され、ローテーションしています。
仙台直撃コースを描いていたわりには沖合をかすめていき、上陸は岩手県大船渡市だったようで、上陸した頃の仙台上空はどんどん雲が切れていきました。久しぶりに高速道路も冠水市街地も四輪駆動で走りましたが、相変わらずアクチュエータの調子が悪く、4WDのランプが時折消えているのが要解決課題・・・
ここ数日「サイドウォール破損」「パンク」の検索キーワードが増えていますが、すいません、対策を紹介できるような記事はうちにはありません。いや、サイドウォールが裂けたパンクは、もはや使用を諦めるしかありません。写真は林道のクレバス跨ぎの際、クレバス内に次ぎ出ていた尖った礫にひっかけてしまった悪い例。サイドウォールはトレッド面よりも強度がありません。サイドウォールを破損させる危険はクレバスに限らず、藪に紛れた硬い枝や岩などいろいろ考えられます。
特に真夏の林道ツーリングに出かける際、自宅から100キロや200キロを移動し突っ走ることで、タイヤ全体が素手では触れないほど高温になっており(これ測ったことないんだけど、要研究ですね)、そんな状態でクレバスなんぞに擦り付けると「へたくそ」と自嘲するだけでは済まなくなります。現在、どれほどのSUVからスペアタイヤが廃止されたかどうかは知りませんが、パンク修理キットでは太刀打ちできないダメージ、ケータイが圏外という状況は絵空事ではありません。
タイヤ付きホイール1本のコスト削減、メディアが好き勝手に言う「背中にタイヤを括り付けるなど時代遅れ」の評、まあそんなところにしょっちゅう行かないでしょという短絡判断等々、スペアタイヤ廃止の経緯は様々でしたが、車本体の安全装備は充実していくのだから、スペアタイヤ及びその搭載キットについても、メーカーオプション選択できるようにしてほしいところです。