群馬に水汲みに行った途中。 〝さくらんぼ〟という幟がパタパタしてたので そこの農園にいってみたら 『終了しました』と無情な看板。 入口のさくらんぼはびっしり実がついていて 美味しそうでした・・・ まあ〝さくらんぼ狩り〟の農園だったみたいなので そもそも購入出来なかったと思うんだけど。
1984年の七夕の日、『SF新世紀レンズマン』が封切られました。原作者であるE・E・スミスの小説は1937年に始まっているので、アニメ映画で40年と言ってもまだまだ過去に遡れる古典スペースオペラの代表作です。でも第一作から100年は経っていないので、H・G・ウェルズの「宇宙戦争」(1898)よりはずっと新しいSF活劇に属すると言えるでしょう。映画はレンズマンの能力を偶発的に受け継いでしまった主人公キムボール・キニスンの成長と活躍の物語。
80年代のアニメ世界では旧日本海軍の戦艦型宇宙戦艦が飛んでいたし、機動宇宙服とも言うべきロボットがビームライフルを撃ちまくっていたし、戦闘機に手足が生え人型に変形までするのがエポックの時代。古典とは言いながらも「レンズマン」には「それらとは一線を画す真新しさ」が求められていたと思われ、合体や変形が常識の巨大ロボ市場に切り込むにはなかなかハンディキャップがあったのではないかと感じます。
実際にこの映画の興行収益は12億円程度でしたから、大ヒットには遠かったのですが、この年の10月になるとテレビアニメ化されるという幸運も舞い込み、上記のSFメカニックとは確かに一線を画した宇宙船やパワーローダー(これはエイリアン2よりも早かった)が玩具化されるまでに至りました。
法と正義の執行者として、与えられたレンズの力を行使し無敵ではないけれど卓越した能力を発揮するレンズマン。なぜレンズ?とも思わされるのですが、1930年代にあっては、紀元前から存在したという研磨された水晶などは、未知の領域にイメージを跳ばせるアイテムだったのかもしれません。むしろレンズそのものは意外に真新しいアイテムで、銀河パトロール、銀河文明、宇宙海賊といったキーワードの方こそが古典化していく要素なのかもしれません。
つくばーど®in妙高高原17に参加する人だけの話で恐縮ですが、うちでやっている「買い出しトライアル」も次が17回目となるんですよ。いやもう「だからどうした」と言われるのは必至とわかってますよ。でも17つながりでやりたいんですよ。
それはいいんだけど(いいのかほんとに?)、ここでなんだってラスカル小僧を出してくるんだ? こんなのより大鉄人17の方が適当じゃないのか? という突っ込みが入ってくれれば、まだ関心貰えているなーと安堵しちゃうのです。妙高での買い出しトライアルは過去に三度開いていますが、いずれも仕掛けた方がぼろ負けしている体たらくでもあります。
まー今度もあっさり攻略されちゃうんだろうなあ・・・
昔は夏至から数えて11日め、地方によっては7月2日から七夕までの5日間とも伝わる「半夏生」。しかし今年は7月1日がその日でした。どうやら現在は天球上の黄経100度点を太陽が通過する日と定義されているようです。周期的に2日あたりが3年続き、1日を一回挟んでまた2日が3年巡ってくるようです。7日までの5日間説があるのかと言えば、農家の物忌みの日であり、半夏生前に畑仕事や田植えを終える節目でした。この日から5日間休みに入る地方が5日間説をもたらしたのでしょう。
その諸説の中の七夕まで説を拾えば、今日(5日)に半夏生について書いてもまあ罰は当たらんだろうといい加減なんですが、7月2日、ことしもタイマーでも設定していたかのようにヒグラシが明け方初鳴きしました。僕の知る限りで基地の庭先でヒグラシが鳴き始めるのにずれはありません。日中の真夏日も定着してきた7月上旬でも、夜明けくらいの時間帯は20℃あるかないかで、ヒグラシが秋の季語だという風物にも合致しています。夕暮れじゃなくて明け方というのはご愛敬です。
他記事の優先度やカテゴリの重複を避けたために今頃書いていますが、写真だけは2日の夜明けに撮ったものです。月齢25.6の有明月が東の空にありました。農家の方々ほど勤勉な僕ではありませんが2日は徹夜仕事明けでしたから、朝のまだ冷たい空気を吸って、なかなか健康的じゃねーかという時間をわずかに過ごしてそのまま寝床に入っておりました。相対的にはかなり不健康です。でも平日に昼まで寝ていられるのはいいよねえ。