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  ~懲りない傾向~

フィガロの昨今031

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部品もエンジンも出てこず、ネット上にあがっている中古エンジンの状態も芳しくないものが多く、最後の手段は程度のよさそうな1台を丸ごと買い付けてくるしかなさそうです。が・・・

「そういう泥沼維持はエスクードだけで充分です。いい加減に覚悟を決めなさい」

と、至極ごもっともな天の声が響き渡ってしまいました。雫さんのお言葉は「あきらめられなくても腹はくくれる」という鋼鉄の論理を振り下ろしてきます。確かに霙の場合なら、向こう10年を展望したら10年乗れるクルマに切り替えるべきかもしれません。そんなわけで、せっかく31回まで書いてこられた本欄は、そろそろ最終章となります。

それにしても頭がいてー・・・実はフィガロだけでなく幌車の修理に関しても打開策が見つからないのです。ここへきて1991年式2台同時にお釈迦かよ。

時々買い出したくなる峠の釜めし

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1963年7月から1997年10月1日の北陸新幹線の高崎駅 – 長野駅間開業まで、信越本線横川駅には機関車の付け替えや連結のため、全列車の長時間停車が続いていました。おぎのやの「峠の釜めし」は、その停車場環境によって売り上げが立ち、全国的に有名な駅弁の一つに成長していきました。おぎのやは横川駅前で1885年10月15日に創業しており、ことし140年を迎える老舗弁当屋ですが、その頃売り出したのはお結び弁当であったそうです。

釜めしにたどり着くまで、さつま芋弁当やコロッケ、イカ焼きなども考案したそうで、「峠の釜めし」は1957年に生み出され、翌年の2月に発売されています。後年、モータリゼーションの発達によって販売網の主力は街道沿いの支店営業店やドライブイン、上信越道や中央道サービスエリアに拡張されていきます。今では東京、大阪でも買えるし、高崎あたりなら国道沿いにコンテナトレーラー置いて売っているほどの販路です。オンラインでも買えるようになりました。

つくばーど®では二度ほど、「買い出しトライアル」のお題として取り上げさせていただいています。2007年の第一回目を企画した経緯は、SIDEKICKさんがこの釜めしを青森県の下北半島で食うという、なんとも破天荒なツーリングを敢行したことに始まります。さすがにそれをトレースするわけにはいかなかったので、釜めしを買い出しに行くけど行先は籤で決めるルールでやってみました。それでもけっこう面白いゲームになりました。近年、参加者減りましたが、またやりたい企画です。

新しいSUZUKIのロゴマーク 和邇さんの手記087

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これじゃダメなの?                   

                   
静岡っぽくてイイじゃんね

フィガロの昨今 030

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ここからどう道が切り開けるかはわかりませんが、ひとまずエンジンを探し出して載せ替えてほしいという霙のリクエストにより、フィガロは再度入庫となっています。

そんな折、少年サンデーで連載中の漫画の表紙にこんなものが載っていました(7月の話)。だけど絵が好みではないので、霙はどうか知らないけれど、これには手を出さんだろうな・・・

連休中日の至福

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つくばーど®in天狗の森06は、滞りなく開催できました。おいでくださった方々、ありがとうございます。リポートにも書きましたが、この会場で設営する行事は、2023年3月のエスクード誕生35周年仕切り直しイベント以来です。2年半使っていないとこれほど荒れちゃうのかという藪っぷりでしたが、活用する人も使い方を工夫する人も、時代の流れで少なくなってしまったようです。そのうえ今回の趣旨は20年前に遡ったところにきっかけがあるので、ひたすら自分の老いを自覚させられます。

昨年、試験的に作った「浜松丼」を量産レベルに改良しました。要するにコストダウンも図った内容です(実際には昨年より単価上がってました)が、鰻と餃子に加え、もやしも載せた点では、名前を浜松丼easyとしましたけど完全版に近いでしょう。新月さんから「牛タンと笹かまぼこにすれば『仙台丼』もできる」との講評をいただき、その手があるかと拡張性を見出すこととなりました。うまかったかどうかは責任持ちません(おいおい)

9月のこの時期は、高確率で雨天気になるのが天狗の森やつくばーど基地周辺です。隣町の大祭が雨ジンクスを伝統としているためです。やはりこの連休前は各地で記録的大雨や警報発令が相次ぎました。それでも14日は、朝まで残っていた雨も上がり、湿度は多少高めでしたがいやになるような酷暑にもならず、参加者にも日和にも恵まれました。リポートには記載していませんが、なんだかんだで270回目のつくばーど®です。

 

それでは(夜が明けたら)始めさせていただきます

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おかげさまでどうにかこうにか「つくばーど®in天狗の森06」の開催にこぎつけられました。20年前に走り出したエスクードTD61Wを、大勢の人々に応援していただけての現在。ひょっとすると年内につくばーど®行事は忘年会焚火くらいしか残っていなくて(と言いながら隠し玉はあります)、オフラインでBLUEらすかるを見られる最後の機会になるかもしれません。今のうちに御礼だけでもしておこうというのが本日の趣旨です。

ここからは例によって、固定ページの記録残しです。

9月14日の日曜日、天狗の森中腹の四阿にて、午前11時より開催します。

遡って2005年9月10日、その5日前にデビューしたBLUEらすかることエスクードTD61Wの就航をお祝いしていただきました。あれから20年、BLUEらすかるは満身創痍ながら98万キロ台まで走っています。この歳月、たくさんの友人知人に支えていただけたことが、2025年につながっています。

それじゃあ残る距離への景気づけを兼ねて、走り手として御礼の機会を設けたいというのが、まあまあ不純極まりない動機です。出し物関係は、手持ちの道具も少ないので、超手抜きに「浜松丼easy」を用意しようと思います。

何がどうeasyかというのは、まあコストのこともあるし産地のこともありますが、鰻と餃子がのっていれば浜松丼なのです。今回は「もやしのトッピング」も加えて、より浜松風に作るつもりですが、もちろん浜松にだってこんな献立は(今のところ)存在しませんので、まだ「つくばーど®に来ないと食えないのだ」と大げさなことをほざいております。食材調達の関係から、参加人数を早めに掌握したいです。

 

ところで、9月のこの連休時期には、古くから隣町でのお祭りが催されているのですが、これが雨ジンクスを伴う伝統的な祭りで、ほぼ八割がた三連休のいずれかが雨天気になります。つくばーど®の開催場所は一応、大型の四阿で屋根がありますが、降りが強い場合には、風上になる場所にはタープかブルーシートを取り付けないといけないかもしれません。何かと怪しまれるご時世だから、そこまでしたくないんですけどねえ。

浜松丼はeasyとなりますけれども、ひつまぶし用鰻は浜名湖産、餃子も浜松から調達できました(とか言って、地元のカスミのオンラインデリバリ使うんですが)。もやしと三つ葉は・・・まあ前日にそれこそカスミで買ってきた方が新鮮だということで、野菜部分がつくばーど®と解釈しております。

尚、あまりの暑さや天候不順、参加者が少ない場合は、会場をつくばーど基地に変更する場合もあります。

届きましたので冷凍保管中。餃子は確実に余りそう・・・

 

 

 

 

 

なんと、採算合わなくなって生産終了だとか? と聞いたもんで2缶買い求めましたよ。そしたら「オンラインでの販売終了」・・・おいっ、コラム書いたやつが悪いぞ紛らわしいっ

 

長年やっててただ一度

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何がって、つくばーど®の行事のなかで、ドレスコードが発動した日が2009年の9月12日で、今に至るまで約260回ものイベント設営してきて、これはただ一度だけの貴重かつありがたい機会です。その場面はここにあげてはいませんが、日ごろラフな格好でクルマが泥にはまろうと自身が埃まみれになろうと平気ないでたちだった面々が、平服で参加ね、という呼びかけに基づきばりっと背広で参集したシーンはかえって新鮮でした。

当然、新郎新婦のクルマは記念デコレーションして飾られたわけですが、我々は風船やらぬいぐるみやらで充分に恥ずかしい写真を撮れるぜと目論んでいたのに、荷室を開けたらペール缶が載っていた。ほら、新婚さんを送り出すとき、クルマの後ろに空き缶を引っ張らせてからころ音を立てるあれがあるじゃないですか。新郎、その斜め上を用意しておりました。まあランクル70だしなあ、ペール缶だよなあと、一同返り討ちにあったのです。

さすがに両家に対して「これくっつけて走らせたらひんしゅく買うんじゃないか?」とペール缶は遠慮しました。しかし「あらかわいい」とも言ってもらえましたが「なんでアライグマ?」という声があちこちから寄せられ、「だって一度にたくさん並べられるのこれしかなくってさー」と冷や汗を流したのも事実です。いずれにしても、これほど大事な機会にこんな大それたことを許していただいたふっじいさんご夫妻に感謝です。

重陽(ちょうよう)のあの日

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2012年のことですが、前日に福岡空港で借り受けたNC型のロードスターの屋根を開けて、阿蘇まで走って鹿児島や熊本のエスクード仲間と遊んでもらっていました。9月9日、陰陽道において陽の数の極とされる9が重なる「重陽」の日でした。考えてみると、僕がスズキエスクード以外のクルマを運転するのは極めて稀なことで、1989年以降他社のクルマを所有もしていません。雫さんと霙の日産、霰のハスラーは僕の所有じゃありませんし。

これ(他社のクルマを知らない)も雷蔵七不思議のひとつなのですが、それを破ることができたのは、ウエストウインの島社長のはからいによって、NCをレンタカーとして提供していただけたからでした。いやもちろん「レンタカー何にします?」「そんなのエスクードに決まってるでしょ」「あー、エスクード無いって」といったやり取りの末、モデル末期とはいえ卸したての26キロしか走っていないロードスターなんて、出来すぎでした。

「陽の気が強すぎるのは凶事」とも言われる重陽の迷信よりも、陽の気の重なりによって大勢の人々に出会えたことの方が、この日を象徴していました。阿蘇の大観峰からは遠く大分のくじゅう連山も遠望できていたと記憶していますが、この「くじゅう」は九重じゃなくて「久住」山の連峰というところが、後で知るお話。

無理なお願いでしたかね?

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準備だけは粛々と進めているものの、つくばーど®in天狗の森06への参加連絡がまあまるでないのですわ。

いつまでも子供みたいなことやってんじゃないよ。ってことなのかなあ・・・

 

潔く一括払いだ!←昨日の続き

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レオナルド・メディチ・ブンドルなんてもうわかる人いないでしょうけど、「潔く~」の表題は彼の名言から持って来ました。とは言っても2005年時点で2500のエスクードの乗り出し価格は55万円。いやまじめな話、このときは「潔く」の覚悟で即金払いしております。BLUEらすかるΩは2024年の買い付け時には本体価格で30万円ほど高くなっていました。まあこれもその他もろもろのことをやって「ばかだそれは」と言われそうな支払いを、手付金と、残額を一括払いしましたが。

ともかくも、名実ともに・・・ああ、登録まだだから「実」の部分は9月になりますが、BLUEらすかるの誕生となります。全くの偶然なのかはたまた呼ばれていたのか、この買い付けの折、ロングボディのV6を探していて、3台しか出てこなくて、うち2台は2000cc。しかも近畿や山陰で簡単には出かけられない。唯一残ったこの個体だけが東京だったのです。2005年8月27日、大勢の友人たちが、見届けに来てくれました。こうして長い道のりが始まりました。

そして20年。昨日、積算走行距離は980000kmを越えました。地球の上を走り続けたとして24周半になります。残念ながら、金星、火星という隣の惑星へは届きようもないのが太陽系スケール。1台のクルマには月往復が精いっぱいであることを痛感します。そして年々暑さが尋常でなくなるなか、よく頑張って走ってくれています。ずっと、終わらない夏という表現を使ってきましたが、これが最後の夏であるという実感も初めて伴ってきました。