Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

こんなことを真似してはいけません

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「幌車のバッテリーがもうダメみたい。エンジンのかかりがすごく悪いよ」

と、ぷらすBLUEを職場に乗っていった雫さんからメールが来たので、帰宅前に新しいやつと交換して来いと指示したのです。で、雫さんは職場近くの行きつけスタンドにて交換してもらってきたのですが

「24年からよくここまでもちましたねって言われたよ」

え? 俺去年は幌車のバッテリー交換なんかしていないし、2024年ものでそんなことを言われるのはおかしいじゃねーかと、記録を遡ったわけです。

そしたらこういうことでした。

つまり2022年12月にフィガロがバッテリー上がりして、霙が幌車を使うこととなり、その際状態の点検をやっていたのです。そのとき、主治医が「2012年もの!」と言っていました。スタンドで聞かされたという24年というのは、西暦ではなく平成元号24年だったのでした。

あー・・・状態が健全だったんでそのまま使っていたんだ。今回、高圧ホースの修理でしばらくドック入りしていたから放電してしまったということか。

「やめてよ心臓に悪いっ」

ごもっともです。ENEOSのバッテリーは信頼度高いです。が、こんなことは真似したらいけません。

あれっ⁉

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BLUEらすかるから見たBLUEらすかるΩ(左)の車高は、明らかにノーマル規格に等しいものであることがわかります。

いずれ、ストックしてあるショックアブソーバ類や延長キットを組み込み、BLUEらすかるに入れてあるZコイルも移植するので現状はこのままなのです。

 

ところが、延長ブラケットやスペーサーを使っているとはいえ、ショックもコイルも大幅には変更していないぷらすBLUE(直ってきました)が、意外にも高めの車高であることにあらためて気づかされまして。

おかしい。それでもBLUEらすかるの方が上がっているはず・・・ってまさか、足回りがかなりへたってきたってこと⁉

九十九里をもって半ばとす

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遂に残すところ10000キロとなりました。九十九里どころか990000キロ走っちゃってますが、車検満了日までウイークデーのみ走らせられるとして、ざっくり計算すると・・・

1800キロほど届きませんっ

「天才とは 僅かに我我と一歩を隔てたもののことである。 只この一歩を理解する為には百里の半ばを九十九里とする超数学を知らなければならぬ」

なんということか、芥川龍之介が説く「その一歩」のために超数学どころか単純計算でも間に合わないこと確定なのです。休日をすべて突っ込んでも、届くかどうかちょっと微妙。いやむしろ休みの日までも走りぬいて

500キロ足りません

なんてことになったら、あんまりじゃないですか。やれるだけやりますが・・・

謎のTA01W

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昭和40年代、多摩ニュータウン開発のための造成工事が始まり、森を追われようとしていた狸が一致団結して人間の横暴に対抗し、天敵である人間を研究しつつ、自らの能力としては廃れていた変化術を駆使して地域住民をあの手この手で化かし脅し、開発の阻止をもくろんだ。

というのが、故・高畑勲さんの監督によって1994年夏に公開された「平成狸合戦 ぽんぽこ」の世界観なんですが・・・

人間を化かそうとしている狸が潜む林道を走るこのエスクードハードトップ。ご周知のようにありえない風景です。多摩ニュータウン開発は1966年から2006年にかけての事業でしたから、黎明期にはジムニーだってこの世に産み落とされていません。無理くりエスクードを出せる時期を考えると、80年代末から90年代となり、1988年5月21日に開通した京王相模原線の京王多摩センター駅と南大沢駅間の延伸直後まで待たねばなりません。

そうすると狸どもは相当長い期間、人間と戦っていたことになるのですが、この妖怪大作戦の一環と思われる夜の林道シーンは、わりと早い時期に描かれていて、まあスズキの四駆に対して造詣のなかった制作陣の「やっちまった」オチなんでしょう。しかし今考えると、公開当時「おっと高畑作品にエスクードが出てるよ」と小躍りした我々の方が、実は監督に化かされていたのではないかと思わざるを得ないのです。

鋼の執着心

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「あきらめられなくても腹はくくれる」とは、雫さんの今年一番の名言だったと思います。でも、霙には悪いけれど、それを抑え込む鋼の執着もまた真理ではないかと考えるのです。

ただ、今回はフィガロとエスクードのそれぞれの呼称度合いの差が明暗を分けました。方やリビルドエンジンが無く、此方高圧ホース修理の専門業を探し出せた。

ほんのわずかな違いで、幌エスクードはもう少し走ることができるようになります。本日から作業が始まる予定で、月末に戻されるとのこと。

 

6時間耐久500キロ←なに馬鹿なことやっているんだ

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日付が変わるのを合図にBLUEらすかるを車庫から連れ出し、北関東道で東北道を目指して都賀のジャンクションまでだいたい60キロ。そこから郡山へ向かう途中に那須高原サービスエリアで白河ラーメンなんかすすっているのですが、こんな丑三つ時過ぎた時間帯に他のお客など・・・厨房から見えにくいところで40代くらいのライダーが爆睡しておりました。そんなことはどうでもよい話ですから先を急ぐためにごめんなさいでスープはほぼ残して返却口へ。

自宅と仙台を行き来していた頃に比べると、東北道を深夜に走るトラックの運転はずいぶん紳士的になった気がします。震災復興のピークも過ぎてか、ドライバーの負担軽減なのか、その台数も少なくなったなあと思う反面、速度も抑制され人数も不足という状況を想像すると、本当に負担軽減されているのかどうか心配にもなります。僕自身も一頃に比べたら飛ばさなくなりました。トラックのあとを適度についていくか、時々前に出させてもらうかで郡山ジャンクションです。

磐越道に乗り換えるあたりで、約200キロをこなし、阿武隈高原サービスエリアでトイレ休憩の後、再び走り出すと外気温が12℃くらい。郡山から70キロでいわきジャンクションに到達して常磐道で一気に南下していきます。そのまま土浦北インターで高速を離れ、給油に立ち寄ったガソリンスタンドでだいたい400キロ。ただ、前回ここで給油してからこの周回スタートまでに70キロほど走っているので、それを加算しさらに帰宅すると約500キロの道のりを走っております。

だいたい5時間半で帰宅し、公休日をいいことに朝寝を決め込むわけですが、毎週一回こんなことをやってもまだ車検満了までに100万キロに届くかどうか微妙なところなのがつらいと言えばつらいし、家族の誰一人理解を示してもくれません。まあ景色を見られるわけでもなく、高速料金が安いだけで、何の得にもならないことは事実だものね。これで例の走行距離税なんてものが現実化したら、目も当てられません。秘かな愉しみは先細るばかりなのかもしれません。

ライトクロカンは伊達じゃない

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と、言いたくてしょーが無いんだけれど、たぶんこの30年くらいでクロスカントリー性能とスタイリッシュな風貌との共有というニーズは稀釈されてしまい、クロスオーバーSUVと言っておけばもうそれで十分な時代になってしまった。ほかならぬエスクードそのものが、代を重ねるごとにユーザー側のニーズの変化に寄り添い続けることを恐れなかったと、前向きに評価してきました。それで良かったんだよと。

だけど、そうやって現役から退いたモデルのあとをジムニーシリーズが引き継ぐという構図に、まあ口惜しいやらなんやらの昨今なわけです。もちろんヨーロッパにおけるビターラやインド発のグランドビターラ、ブレッツァといった系譜は残されていますが、国内投入されていくのはBEVとしてフロンティアに臨むeビターラですから、ジムニーには即応できなかったエポックを開拓していくでしょう。

それらの源流原点となった初代はもはや過去の栄光なのか、それとも伊達ではない何かを認めてもらえたのか。でもエスクードのネームバリューはライトクロカンの分野ではなく、レーシングゲームに駆り出されたアレに持って行かれている気もして、そうじゃないんだという言葉も通じなくなって久しい。突出したものを持たず、しかしそれを裏返せばマルチパーパス性能とコストパフォーマンスに優れた小型車であったことが、本来の評価軸であろうと思います。

酷暑の後遺症?

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「ハンドルが変な感触」と、ぷらすBLUEの給油に出かけようとした雫さんが言うので、パワステフルードが減ったかなと運転を代わってみると、確かに据え切りのときにゴリゴリ感がありました。丁寧にステアリング操作を行う分には異常は出ない。「なにさふんっ、どうせ乱暴だっていうんでしょー」(わかってんじゃねーかよ)などとむくれる彼女のことは無視してガソリンスタンドまで走りますが、フルード枯渇時に現れるステアリング右に切るとブレーキ警告灯の明滅はない。

給油の際に「パワステフルードの補充もやって」と注文すると「は? 何フルーですか?」などと、研修中の腕章をつけた男の子が困惑、「?」をこのあと二回繰り返し。店長と交代してもらうと。「雷蔵さん、おっしゃる通り漏れてますね。暑さでパッキンやられていたのかも」。しかし補充量はごく少量で、漏れ始めという感じ。パッキン程度ならいいんだけど、BLUEらすかるも不調のため点検入庫させなくてはならないのにこっちもメカトラブルだったらどうしよう・・・

というのが事の起こりで、BLUEらすかるのプロペラシャフト故障発生によって代走させようと給油するつもりが、2台そろって入庫。主治医には大変申し訳ないことに、整備場の半分をうちのクルマが占拠してしまいました。フルード漏れは高圧ホースが酷暑で加速度的に劣化したことが原因のようです。日中、車庫内は40℃になっていたから夜との気温差も大きかったんだろうなあ。BLUEらすかるΩを呼び戻すわけにもいかず、腹をくくらねばならない先週でした。

そのBLUEらすかるは、プロペラシャフトのフロント側ユニバーサルジョイントが「磨滅」と「欠け」で外れかかっていたことが原因。暑さのせいではなくて、98万キロ、車高を上げてからは90万キロ走らせてきたんだから致し方ありません。シャフトはもう部品が出ないのですがジョイントパーツは確保でき、それを使って修理です。重症なのはやはり幌車の方で、高圧ホースの破損部分を切除すると長さが足りなくなる。これをどうするかで解決策を見出すには時間がかかりそうです。

By Your Side

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スズキが「Sマーク」のデザインをリファインするのは22年ぶりだそうで、2003年以来の改革ということになります。あー・・・リファイン前のマークは三代目エスクードから使われているので、それよりも前の登場だったとはすっかり忘れています。

今回のデザインは従来のSのアウトラインを継承させ、デジタル時代に適応したフラットなものとし、環境負荷低減目標を表現するためこれまでのクロームメッキを高輝度シルバー塗装に変更したとか。

Sマークの基本形はずっと以前に使われていたもので、公募により学生の提案がベースとなっていました。これが一度、何を浮かれてんだかというポップなデザインに改められたことがあり、こともあろうに初代エスクードや二代目エスクードの時代に、それが採用されました。あくまで私見ですが、このコロコロした図案、初代エスクードに関してはそれ以前、以降のどのマークも似合わなくて、これじゃないとしっくりこないのです(私見ですからね)。

二代目においてはさらに異なるデザインがグランドエスクードに使われましたが、石岡市のマークを見るとなんとなく似ているのが不思議ですが、それはローカルな話題なので深入りしてはなりません。2025年版は創業以来貫いている「お客様の立場になって」の想いと、未来に向けた新たな可能性を込めたとありますが、ということは、歴代どのマークもそうだったんじゃないの? とも感じられ、ことさらこういうところで顧客満足度の話を持ってこなくともいいではないかと思うわけです。

らい すなわち こえを おさむ

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秋分を迎えます。「雷乃収声」という秋分の初侯は本日から27日までを示しています。積乱雲の沸き立つ様子も薄れ、夕立とともに見舞ってきた雷の音も鎮まる頃。夜空に浮かぶのはまだ新月期の細い月で、軌道も低いため明け方頃は地平線に隠れています。昨年の秋分の日は中秋の名月から6日ほど経過していましたが、今年は10月6日まで待たねばなりません。こんな夜明け前に走らせると、外気温とエンジンの関係も良好です。そういう季節に移り変わってきました。

などと油断していたら、突然BLUEらすかるのプロペラシャフトから異常振動が発生し、ぷらすBLUEに乗り換えようとすればステアリングがごきごき言うので点検したらAТFが流出しているらしい。

・・・まさかの我が家で3台同時入庫!

 

さてどうすんだよ代走用の幌車が使えないと、仕事に行けないじゃないか。と困り果てた末、任意保険のパッケージに組まれている代車特約を発動しました。背に腹は代えられないので、空いてるやつでEТC使えればいいからすぐ配車してくださいと頼んだのです。

もちろん四代目エスクードとかフロンクスが来るはずもなく・・・