何年か前に郊外へ移転し、そのまま閉業になった長野県飯田市の喫茶店「蔵前」では、朝の6時半開店からやっているというありがたい店であったと同時に、モーニングコーヒーをセットで頼むとトーストではなく石焼き芋が出てきて、思わずリピーターになってしまったお店でした。何度かのエスクードミーティングが開かれ、あの田切駅詣でが続けられ、林道にも入れるところでしたが、今ではここで味わった焼き芋とブラックコーヒーは自宅で再現せねばなりません。
たまに食いたくなる石焼き芋と珈琲
前橋詣でな日々
このところ何度か前橋に仕事で出かけ、その都度新前橋駅前の大黒寿司で昼飯をいただいていたのですが、段々いちげんさんから抜け出つつあることに満足感を得ているという子供みたいな自分です。限定ランチやらハンバーグやら刺身やらナポリタンやらカレー食いに行ったりコーヒー飲みに行ったり、ほんとに雷蔵は仕事しているのか? とか思われそうですが、もちろん出張ですよ仕事ですよ。仕事の話なんか書いてもちっとも面白くもないんですよ。
春前にカツカレーを頼んで、カレーもカツも大変美味しく、ならばと三度目にはカツ丼を試したらばもう安定のうまさ。しかしこれは、やっぱり豚肉そのまま焼いたやつを食うべきだよと、それを選んだのです。デミグラソースがけというのは予想外でしたが、塩コショウの利いた厚めのソテーはカツシリーズを食ってきた真打として申し分ない美味しさでした。次回はトンカツでシリーズに戻ろう。でも割り箸をご覧の通り、こちらは寿司屋さんです。
そして前橋の猛暑。迂闊にもトンカツを食うスタミナが削られ、小ざっぱりしたものに切り替えてくれという胃袋に気を遣って刺身定食に逃げました。白米は少なめにしてもらっています。だって寿司屋がやってる食堂ですから、刺身だって出てくるのです。カツシリーズよりは高めですが数えてみたら刺身の五点盛にとどまらず、酢のものにも五点の食材が使われている。刺身定食で蟹の爪というのは未経験です。どれもこれもうまいのです。
また一つ。
霞ヶ浦左岸の街道沿いにあるガソリンスタンドは、昔は旧道に面した店舗で親父がよく使っていたお店です。その頃は今の街道あたりが湖岸でした。創業者の須田さんは一昨年亡くなられて息子さんが後を継いでいます。つまりうちも二代にわたって須田油屋さん(昔の店名)にお世話になっているのです。昔の話はあまり記憶にありませんが、祖母の実家が旧店舗の近くにあって、そこへ出かけるたびに親父は給油に立ち寄っていたのです。
最近はまた近場にセルフスタンドもできていますが単価のことなんかどうだっていいんだよと、僕も須田石油店(今の店名)に寄らせていただくのは、現社長の娘さんが手書きのニュースペーパーを二カ月に一度の割合で作っていて、これが楽しみで給油ポイントにしているのです。家族ぐるみで朗らかなスタンドだということもありますが、A4一枚を毎回異なる話題とクーポン、私信でまとめていくのはなかなか大変な手間なのです。彼女が正式な三代目になるかどうかはまだ先の話です。
結局二度祝ってもらう果報者
生年は1950年でいいだろうと思われますが、以前は誕生日が8月28日説と8月10日説とされていました。1951年と1968年に、それぞれ異なる日付でPEANUTの連載に誕生祝が描かれていたからです。これはおそらく原作者が二度目を描くにあたってうっかりミスをしたということなのでしょうけれど、公式には8月10日が彼の誕生日と定められたそうです。51年版はチャーリー・ブラウンとバイオレット・グレイの二人。68年版だとそれ以外にもPEANUTキャラが大勢出ているかららしい。
1968年と言えば、そのPEANUTが日本でも出版開始された頃です。いろいろと縁のある年回りに誕生日が描かれた偶然が楽しい。しかし28日の誕生日を打ち消されてしまった彼ですが、10月2日にも彼の日があるらしい。10月2日とは彼が活躍するPEANUTの連載開始日(1950年)です。いや待て、彼は初回には出ていなくて、10月4日の初登場ではないか。
作品のタイトルではなく彼が記念の対象とは・・・
意外とイケたぞ。
早朝の開港広場は・・・
昨日、暦の上で立秋となりました。空に巻雲地に蟋蟀・・・というような秋の風情を探して楽しむ季節の移り目ですが、そんな二十四節気なんて古代中国の黄河流域の肌寒い時代と地域の産物なので、現代の日本じゃ無理やりその気にならなければとてもじゃないですが毎夜の熱帯夜を蹴飛ばしきれません。それでもつくばーど基地の真夜中は22℃くらいまで気温が下がってくれるので、まだましなのかもしれません。
そんな真夏の・・・って立秋のこと書いてるのに、真夏の風情というか、基地の紅葉の樹液を求めてやってきたノコギリクワガタのなんと立派な体躯。子供の頃のカブト、クワガタ獲りでもこんなに大きなやつはめったにお目にかかれませんでした。
あぁ、真夏だねえ(だから立秋どうしたんだってば)





