水戸市の南町に市内で唯一残っているアーケードの撤去が決まり、来年3月までに日よけ雨よけに役立っていた歩道の天蓋が無くなっていくと。ここをそぞろ歩いていたのは子供の頃なので、もはや見知らぬ街になってしまっていますが、それくらい老朽化も進んだのでしょう。ただ、集客力の低下とアーケードそのものには因果関係は無いと思うのです。南町から泉町に点在した地元ラジオのサテライトスタジオに毎週末アイドルやタレントが呼ばれるなど、昔の方がアイデアあふれていたのですが。
老朽化となれば仕方もないが
九十九里をもって半ばとす
遂に残すところ10000キロとなりました。九十九里どころか990000キロ走っちゃってますが、車検満了日までウイークデーのみ走らせられるとして、ざっくり計算すると・・・
1800キロほど届きませんっ
「天才とは 僅かに我我と一歩を隔てたもののことである。 只この一歩を理解する為には百里の半ばを九十九里とする超数学を知らなければならぬ」
なんということか、芥川龍之介が説く「その一歩」のために超数学どころか単純計算でも間に合わないこと確定なのです。休日をすべて突っ込んでも、届くかどうかちょっと微妙。いやむしろ休みの日までも走りぬいて
500キロ足りません
なんてことになったら、あんまりじゃないですか。やれるだけやりますが・・・
アルカディアで朝食を
群馬県の松井田(安中市)に、「アルカディア」という名の手作りパン屋さんがあるんですよ。不謹慎ながらこの名前だけでもう「いいじゃんっ」、手作りパンと聞いて「食いたいじゃんっ」。朝は9時半から開店というなら「行くしかないじゃんっ」の衝動で、朝ごはん食べに行っちゃうんだから、やれ腰が痛いの立ち眩みがするのってどうなってんだよと言われそうです。まあ行ってきちゃったんで言い訳も何もできません。
ハード系でありながらやさしい食感。一個の大きさがそれほど大きくないので、良い意味でもうひとつ食ってみようと手を伸ばす朝食でした。コーヒーも注文でき、店内テーブルやデッキテラスでイートイン可能となれば、朝イチで訪ねて店主さんとおしゃべりさせていただきたくなるのです。あれこれと選んで会計している最中にまた違うのが焼きあがる。あっ、それも食いたい!てな感じで変な客になってしまいました。お店は日、月休みなので雫さんを連れていくには土曜狙いか。
保護色に・・・なってないねぇ。
仕掛ける側の秘かな愉しみ
SSSレイドの課題の場所って、実はけっこう偶然に通りかかって見つけてしまったというケースが大半なのです。
これは案外楽しいもので、「やった見っけた!」などと子供じゃあるまいしな小躍り気分になっていたりするわけです。そこから、これ、誰か来てくれると良いねえと独りよがりになります。
このところ、そういう面白い所(自分比)を立て続けに3か所発見しており、天気の良い日は外仕事だなあとほくそえんでいるのですが、SSSレイドの出題枠は常時4件としているので、現在出題してある場所がひとつ攻略されなければ新しいものを出題できないジレンマがあります。
なかなかそううまくは運ばないのです。
暦の上では秋も終盤。実際の陽気の移り変わりにも加速度がついてきました。旧暦の時代はもう霜が降るような寒冷だったのですが、現在は昼夜の寒暖差がもたらす濃霧の朝です。
夏の間忘れていました、丁寧に暖気をしてやらないと駆動系が拗ねる、昨年から出ている症状が戻っています。水筒も炭酸水と氷から温かい緑茶に切り替わりました。
ヒトもクルマも老体です。腰の痛みはもしやヘルニアの再発ではないかと恐々としています。2013年の発症のときも東北6県縦横無尽に走っていたからねえ。この秋、いっぺんくらい杉野沢まで紅葉見物に出かけたいなと考えてもいますが、ここで動けなくなるようなリスクは回避せねばなりません。
でも、いよいよ出てきた妙高の外資リゾート開発計画も気になってしょうがない。
ワクチン接種ですよー。
昭和40年代、多摩ニュータウン開発のための造成工事が始まり、森を追われようとしていた狸が一致団結して人間の横暴に対抗し、天敵である人間を研究しつつ、自らの能力としては廃れていた変化術を駆使して地域住民をあの手この手で化かし脅し、開発の阻止をもくろんだ。
というのが、故・高畑勲さんの監督によって1994年夏に公開された「平成狸合戦 ぽんぽこ」の世界観なんですが・・・
人間を化かそうとしている狸が潜む林道を走るこのエスクードハードトップ。ご周知のようにありえない風景です。多摩ニュータウン開発は1966年から2006年にかけての事業でしたから、黎明期にはジムニーだってこの世に産み落とされていません。無理くりエスクードを出せる時期を考えると、80年代末から90年代となり、1988年5月21日に開通した京王相模原線の京王多摩センター駅と南大沢駅間の延伸直後まで待たねばなりません。
そうすると狸どもは相当長い期間、人間と戦っていたことになるのですが、この妖怪大作戦の一環と思われる夜の林道シーンは、わりと早い時期に描かれていて、まあスズキの四駆に対して造詣のなかった制作陣の「やっちまった」オチなんでしょう。しかし今考えると、公開当時「おっと高畑作品にエスクードが出てるよ」と小躍りした我々の方が、実は監督に化かされていたのではないかと思わざるを得ないのです。





