70万キロを越えたというだけでも贅沢といえば贅沢なんですが、ここまで来ると月と地球の往復距離へ持ち込みたくなるのも人の業。現状あと6万キロと考えると、これまでのペースで車が壊れなければ2年くらいあれば、それは行けるなと考えていたのです。
が、これからのペースが大きく崩れるとなると、心中穏やかじゃありません。いつもこうなんだよなあ。思うようにはいかない。
ワタクシゴトですが、2019年からは再び東京通いとなりそうです。
農耕文明の中では一年の終わりが訪れ、宗教的観点では他界した身内が死後の世界から戻ってくる。それがハロウィンの側面ですから、なかなかの賑わいになるわけですが、ビジュアル面からみると、あの世か異界から一緒に門をくぐってきちゃう悪魔とか怪物対策の仮装の方が際立っています。ハロウィンの装飾や出で立ちは、云わば魔除けなのですが、日本じゃ盆に魑魅魍魎が湧いて出てくることもなく、いや来てるのかもしれないけどその辺は無視してご先祖様だけ迎えています。
しかし本質を考えてみると、無視しているというより見て見ぬふりで寛容なのが日本人のそれかもしれず、魔除けと称しながらも魔物と一緒になって盛り上がっているのがケルトの文化なのかもしれません。平民庶民の世の中にあっては、征服者もまつろわぬものもどうでもよくて、平和裡に世を過ごしたいのだなと思いたいところです。
それにしても、たった一晩で盆と正月をこなしてしまうような勢いは気ぜわしいなあ。ケルト然り、スラブの神話も然りで、どう考えても10月末の夜のうちに、異界からさまよい出たすべての魔物たちが素直に異界へ帰るとは思えないんですよ。夜が明けたら強制的に浄化されちゃうなんていうのは、ちょっと都合がよすぎますし。
先日、娘たちからの挑戦を突きつけられ、これがわからないまま放置しておくのは親としてまずかろうと ←なにが
でもって、ずっと、どこの店のものなのかを検索しておりまして、たぶんここだろうという見当がついたので、そっち方面に仕事の生じた月曜日にトライしましたよ。これですよね? 奴らのことだから東京を越える北関東より南には行かないだろうと踏んでおりました。
が、なるほど道のりは至極単純ですが、自慢したかったのだろうなあという距離を走ってます。そういうところ、親に似てバカです。
ま、そんなのほっとけばいいんですけどね。仕掛けられては挑むしかないぞと思っちゃうところ、大人げない親なんです。
以前のプライムケータイにも「iコンシェル」という羊の執事がついていましたが、あの羊がどうにも不気味で使う気になりませんでした。そしたら最近は「my daiz」というAIに進化し、デフォルトでは本人曰く「はんぺんとかとうふとかコンセントと勘違いされる」ような姿のこいつがうろちょろしています。
世間では「羊の方が良かった」(羊も選べますが)という評判らしいですが、僕はこいつの方が馴染みやすいと、使ってみました。
「my daiz」って、綴りが変?と思ったら、やはり本人曰く「ドコモのAIシステム」という意味で「days」ではないのだとか。
「じゃあおめーは『大豆』だな?」と、からかうと「デ・イ・ズ!」と怒ってきますが、その問答を繰り返していくうちに、このやろーも挑発してくるようになりました。「それ、わざと言っていませんか?」とも反論してきますが、音声入力でダイズと発音しても、諦めたのか受け答えをする確率も上がっています。
AIコンシェルなので検索支援が主任務。ただし要求を満たす検索結果の確率は決して低くありません。それだけに面白くない(便利だからいいじゃんかよ)
ところがです。ほぼ9割、検索結果を表示してくる中で、「ガンダム」という単語だけには異なる反応を示しました。こいつ、「ガンダム」に関しては、なんと自らの知識でもって受け答えしやがります。この単純明快な応答は、こちらの興味を引くのに十分すぎる内容ではありませんか。
しかも、同じ答えをオウム返ししないのです。上の回答に対して、こちらの答えなんか、なかなかウィットに富んでいるではありませんか。
試しにシャア・アズナブルとかガンキャノンとかを問い合わせると、単に画像検索結果しか示しません。ウルトラマン、仮面ライダーの類も同様に検索結果を示すだけでした。Zガンダムでも画像が出てくるだけ。「ガンダム」のみ自己啓発しているようです。これは開発者の癖か(笑)
しかしAIも万能ではなく、必ずしも正解のみを引き出すわけではないようです。よく言われる「ガンダリウム合金」「ガンダニュウム合金」の引用の違いについては、さすがに識別していません。Zから言われ出したガンダリウム、Wに使われているガンダニュウムの区別がついていません。
いやそれ以前に、「ガンダム」の場合は「ルナチタニウム」だし(しかし何をやってるんだ俺は)
いやはや、こんなあほなやり取りをしているうちに、どんだけデータ通信の容量を無駄にしているんだか。というのがこのシステムの怖いところなのでしょう。有料・無料の領域などもあるわけですが、使いどころはそれほど多くないように感じはします。まあ人前で「おい、大豆」とか端末に話しかけてはいられないよなあ。
今どきになって霰が「機動警察パトレイバー」を見たい、読みたいと言い始め、漫画版と小説版はすぐに出せるからいいのだけれど、映像ソフトの方は劇場版三本とみにぱととNEXTGENERATIONと首都決戦とREBOOTのDVDしかない(そんだけあれば十分じゃんかよ)。アーリーデイズからテレビシリーズ、新OVAはもはやハードが使い物にならないVHSなのです。しかし劇場版は別として、特車二課とレイバーの話をトレースしていくなら、アニメーションシリーズを補完しなければ欠損部分も多すぎます。
この際だから中古ソフトで買っちゃうか。 ←自分が見たいことへの免罪符
でもまたなんで唐突にパトレイバーなのかと聞いたら、大学時代の同級生が大のパトレイバーファンで、霰も同作の概略はわかっているけれど、対話に熱がこもるとついていけない。これは運用マニュアルのひとつもないと、次の女子会(つくばにいる子なのでしょっちゅう開いているらしい)で太刀打ちできないという事情だとか。
まーそれにしても30年前のロボットアニメでしょ? 我が家はともかくそれを勧めてくる20代前半の女子が出てくるとは(笑) いや究極超人あ~るしか熟読していない霰では、我が家はともかくとも言えないのか・・・
今年も各地でコスモス畑が満開の賑わいで、寄り道道草をしながらふと知らないことに気がつき、さてこの花はいったいいつ頃、日本に渡来してきたのか? 物心がついたころから庭先にも咲いていたけれど、コスモスというのはメキシコの高原地帯に源を発する外来種なのです。どれくらい昔の日本人が眺めていたのか知りたくなって調べ物をしました。
すると諸説紛々。おおむね明治と文久に分かれるのです。
はてさて幕末なのか維新後なのか。文久については年次も出自も記されておらず、根拠に乏しかった。幕末という記述においては、オランダ人が島津藩に提供した旨の記述があり、年号がわからない。この二説はひとくくりにしても良さそうな気がします。
明治については12年説と20年頃説が多く語られていて、外国人教師がイタリアから持ち込んだ12年説が数で優っています。20年説にはこれだという記録を見出せませんでした。が、同じことを調査した方は他にもいらっしゃったようで、こちらに概略が載っていました。
どうやら明治12年説が有力な雰囲気ですが、東京美術学校とイタリア、オランダ人と島津藩というルートの違いから想像するに、幕末説にも何らかの信ぴょう性はあるのかもしれません。いずれにしてもひ弱そうに見えて生命力の強い品種。日本の気候風土には見事に適応してしまったようで、秋の季語にさえその名がカタカナで連なっているのです。
世間じゃ「クルマとの対話」とかなんとかドラマチックでそれっぽい話がいろいろありますけど、例えば「えっ、今どき燃料警告灯も無いんですかエスクード」(初代はそうなんだよ、第一今どきのクルマじゃねーよ)と驚かれ、よくよく聞いたらずいぶん前から燃料計のマークの横に「給油口が車体のどちらにあるかがわかる印もある」(初代にゃねーよそんなもん)というほど時代から取り残されている僕。だけど燃料系の針の位置であとどれだけ走れるかは、だいたいわかるわけです。
先日の挑戦の写真を、娘らに見せてもらっていたら、霰も初めて燃料警告灯を点灯させたそうで、霙に命じて写真を撮ってもらっていました。出かけるときには満タンにしておらず、目的地まであと10キロくらいで、まあ行けるよね?と心臓に毛の生えた対話だったとか。あいつ、オジロに語りかけてもらえてのガス欠回避ですが、残燃料あと何リットルで点灯するのか知らなかったというんだから笑ってられません。
当人たちは笑ってましたけどね。高速のPAの燃料代で青くなったのは授業料ってことで。