Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

STANDARD BLUE

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転居後の片づけの最中に、積み上げた単行本の中から出てきた、宇河弘樹さんの「STANDARD BLUE」。作戦室ではすぐに読み返せる一軍扱いでした。これをどかすのに大き目のエコバッグ三袋を使ったというのは余禄として、やまむらはじめさんの「蒼のサンクトゥス」と並んで、僕の好きなジャンルの漫画です。宇河さんのデビュー二作目だと思いますが、その後の巫女とか猫とかに方向が定まる前の、直球を投げた海洋冒険ものが、本作。

連載はもう20年ほど前で、その当時に2024年を舞台に置いていながらも、突飛な要素は持ち込まずに現代の延長上にある数十年後の海洋開発やサルベージを描いています。尺の長さとして見た場合、単行本一冊でまとめられているだけ、昨今の深夜アニメ番組枠で取り上げるにはエピソードを追加する必要もありましょうが、「宇宙よりも遠い場所」のようなアニメを見ると、魔女っ娘も剣もモンスターも扱わない番組づくりは可能なわけで、本作のメリハリはけっこう動画作品向けじゃないかと感じました。

スタンダード・ブルーというのはこの物語の時代に沖縄県に作られた人工海洋都市のことで、その名前はジュール・ベルヌの作品から持ってきています。だからビーム兵器も人型歩行機械も可変戦闘機も出てきませんが、立派ににSF。ロボットが出てくると戦争、美少女が出てくると異世界・・・と言いきってしまっては乱暴極まりないと思いますが、まあうんざりしているわけで、こういう作品にスポットが当たればいいなあと・・・基地へ持ち帰ったものの片づけを中断して読んじゃったりしているのです。

元祖設定寸大

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かつては千葉県松戸市の駅前ビル内に格納されていたRX78です。何を隠そうこれこそが、お台場に飾られたあれとかそれなんかよりもずっと以前に実現した、設定寸台の世界初のガンダムです。

あし・・・どころか胸から下が丸々ありませんが、このつるっとした面構成とかシンプルな線がなんとも言えない郷愁を誘います。

ここが「つくばーどin日光大室」で行う買い出しトライアルのゴール地点候補です。問題はここを使おうとすると、入館料を支払わねばならないこと。まあいざとなったら参加者分くらいはどうにかしちゃうかと思っていますけど(まさかね、100人とか参加することはないだろうし)、こういう展示にしばし付き合っていただけるかどうかがね・・・

しかし、買い出していただくものは、こういうのとはまるっきり関係ありません。

春のまんがまつり?

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特撮なのでまんがじゃあないんですが、スーパー戦隊のセンバツと勝ち抜き戦とでもいうのか? 四回にわたって特別番組を組む新手の企画。尺にすると映画一本分くらいだろうから、いずれソフト化もできるいいとこ取りなのでしょう。

だが本日は買い出しトライアルの偵察に出かけるので、この番組はオンタイムでは見られませんわ(涙)

誰もそこまで見てないよねえ

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今さらですが二週ほど前の「トクサツガガガ」の第三話を見ていて、任侠さん役のカミナリの一人に対して、突如もうひとりが警官役で出演してきて、そこに「現実的には居るはずのない」エマージェイソンと絡むというシーンに、茶の間に居合わせた家族の中で僕だけが

「おぉ! これはっ」

 

と唸ってしまったのです。家族中から何事かという顔をされたのは言うまでもありませんが、少なくとも(意外と特オタである)妻はわかると思っていたのに・・・

街角において「ドラマの劇中世界に居るはずのない」ヒーローが顕れ寸劇をするというのは、ずーっと昔、『時間ですよ』というホームドラマで扱われていたウルトラマンのそれと酷似していたのです。ガガガの制作陣がそこまで作り込んでいたとは思えないのですが、仮にそこをオマージュしていたのだとしたら、このドラマはほんとにオタクだわ・・・

それというのも、さらに前の第二話において「トライガーの旧友が敵に寝返って仲間を裏切る云々・・・」「第四話ですね」という対話があるんですが、それって『ミクロイドS』の第四話に基づいているプロットだったりするわけです。第三話の冒頭でも『誰も知らない知られちゃいけない・・・』などというナレーションが繰り出される始末です。ん? 特撮じゃなくてアニメのオマージュばかりだ・・・けど、これらの仕掛けは、読んでいないんだけれど原作漫画の方にはもっと大量に盛り込まれているんでしょうね。

ドルイドンが攻めてくる?

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番組が始まるのは3月からですが、なにやら本日あたり、またもや茨城県県央の街が悪者に侵略されるようで、すでに締め切られていますが逃げ惑う人々のエキストラ募集が行われていました。

襲ってくるのはドルイドン。迎え撃つのは騎士竜戦隊リュウソウジャー。よくよく侵略されるのに慣れてしまいましたよ茨城県。

ちなみに県央地域というのは図の範囲。どこが襲われるのかは定かでありませんが、昔は筑波研究学園都市が特撮ロケのメッカだったんですけどね。

それにしてもこの歴代のリュウソウジャーに継承されるという剣。竜の頭骨を刃身が貫いとる。そういうデザインは好かんなあ。

しかしですね、9日の降雪直後の朝からロケって、予定的に大丈夫なんですかね。ドルイドンとやらも自然には勝てまいに。

時空の円環

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安政五年、当時の森岡藩士であった大島高任が釜石の橋野で高炉建設に着手した日から80年後の同じ1月25日、宮城県と福岡県に男子が誕生しました。

大島の高炉は日本の近代技術の門を開く未来への扉でしたが、この二人の男児は後に、未来技術をイマジネーションで絵に起こし、サブカルチャーから文化へと、漫画を発展けん引させていくのでした。

後に石ノ森と改名する石森章太郎さん(故人)と、昨年「傘寿」を迎えた松本零士さん。それぞれ画風は異なりますが、おそらく僕や僕より若い人たちのなかでは、手塚治虫さん以上に影響を受けた作品が多いかもしれません。僕の場合は、10歳年上の叔父がいたこともあり、「サイボーグ009」「男おいどん」は連載誌を手にすることができていました。

そんなわけで本日は両氏の誕生日で石ノ森さんに至っては命日でもあるんですが、彼等の生誕からこれまた・・・80年ではなく50年後になりますけど、俳優の小澤亮太さんがやっぱり1月25日に生まれているというのは、まあ偶然といえば偶然です。いやそれを言ったら両氏だって偶然同じ日に生まれたんですけどね。

なんでここで小澤亮太がでてくるのかって? 彼といえば「スーパー戦隊」で「宇宙海賊」なキャプテンマーベラス役をやったからです。

賛否両論呼ぶかもしれませんが、石森・松本要素のどちらも混ざっている。

 

beginning???

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22日の朝っばらから、NHKがやたらとガンダムTHE ORIGINの映像を流しているんで、なんだろ今どき? と思ったら、2019年が機動戦士ガンダムの放送40周年だと。そんなこと今さら言われなくとも。なのですが、何が今さらって産業化、公共事業化の途をたどるガンダムにはもはや触手も働かないよと言いたいのですよ。どれだけサーガを広げても、ラプラス事件で地球連邦絶対悪の世界になっちゃったし。

などと毒づいていたらば映像の後にお出ましになられたのが、安彦良和さん。インタビューに耳を傾けたら

「彼らの過去は描ききった。そうすると(描き直さずに)残っているのは本来の『ファースト』の本編」云々・・・

ええっ! やるんですかORIGIN本編を?

安彦さんの御年を考えれば50周年までは待てないでしょうが、40周年でも命を削る大仕事だよなあ。でも宣言しちゃいましたよ公共の電波に乗せて。まさか4月からのORIGIN過去編のように、その「ファーストの本編」もNHKと手を組むの?

いやー・・・今さらとかなんとか書いちゃったよー・・・

 

ガガガのだだだ

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民放やBSの夜中の番組でなく、ましてやアニメーション化でもなく、地上波の総合テレビでこれをやるという。

あのゼネラル・エグゼクティブ・プレミアム・マーベラス・ディレクターな三津谷寛治さんから「NHKですから」とか自慢されそうなドラマなわけですが、前例がないわけではありません。

ただこれら前例は、番組の作り手側の物語でしたから、視点が異なります。視聴者側の、ファンの視点で進むはずの今回、劇中特撮番組を真正面から作り込むというところが見せ場でしょう。今日はさっさと帰宅しよう。

それにしても、魔女の宅急便のときから5年くらい? 小柴風花さんはうちの霙と同い年なんですが、26歳の役をやれるようになっちゃったのねー。

ウルトラの父がいる!

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須賀川駅前から始まる目抜き通りにばかり気をとられていたので気がつきませんでしたが、比較的須賀川駅に近いところにいらっしゃるウルトラの母に対して、ウルトラの父は松明通りが終わった先の須賀川市役所においででいらっしゃいましたよ。聞くところによると、松明通りには一昨年秋、カネゴンとピグモンも登場していました。地元の人曰く、「夜中に通りかかるとこの2体は怖いですよ」。大きさがリアルだからでしょうかねえ。

カネゴンは「お金を食べ続けないと死んでしまう」という公式設定があるせいか、開いた口の中が賽銭箱状態になっています。俯いているので大量の硬貨を入れられない(いやそもそも賽銭箱じゃないから)ので、路上にこぼれてしまうのは美観を台無しにしそうだし、設定とはいえお金を与えるのは控えた方が良さそうに思います。

それとも、ちゃんと観察しなかったけど、あの硬貨までもが造形だったのか???

ピグモンって、成長するとガラモンになるんでしょうか? そういう設定は聞いたこと無いけど、そうとしか思えない。

動いているときの仕草が「かわいー」と言われていますが、基本的に両手の筋力は無さそうで”うらめしや”ポーズになる。街路灯の明かりだけでベンチに座っているのを想像すると、確かに怖いよ。

そうして松明通りをそぞろ歩いて行くのは、もう僕なんかだと息切れしてしまうので遠慮しますが、市役所に至る中心地に市民交流センター「tette」が今日あたり開館になります。この建物は本来、図書館や子育て支援センターなどの複合施設ですから誤解を招いてはいけませんが、円谷英二ミュージアムの機能も内包しています。松明通りとウルトラ歴史を振り返ると、ひとつの到達点とも言える記念施設でしょう。

「tette」のエントランスから奥に伸びるひかりのまちと呼ばれる空間では、さらにレッドキングやらバルタン星人やらキングジョーやらが出迎えます。ミュージアムは最上階に置かれていて、ウルトラに限らずゴジラや日本海大海戦などの特撮を紹介する趣向で、円谷さんの故郷ならではの地域おこし。整理券による受付入場なので、さらっと出かけて見学するにはしばらく間を開けた方が良いのかもしれません。で、ここにももう1人、「真のウルトラの父」がいらっしゃいます。

 

再現のリアル

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昨年、和邇お嬢妹からSJ30のカプセルトイをたくさんいただき、いただいたんだけどしばらく手にする時間が無くて、そうこうしているうちに知人からJB23をもらうことになり、それぞれ開けてみました。

言っときますが、僕はエスクード乗りです。←何を力んでるんだ?

1/64でこの材質だったら、どちらも良くできてます。

ふと気づいたのは、先に発売されていたJB23は、スペアタイヤが別パーツ扱いで、「レス状態」がデフォルト。SJ30は組み付けられています。

そういや昨今のジムニーユーザーは23に限らず、背中にタイヤを背負っていない人が多くなったなあと思っていただけに、そんな風潮に合わせての設計なのかなと邪推するのです。なんでレスにしちゃうのかの理由も聞いたことはありませんが。

ことしはこれらに続いて当然のようにJB64が出てくるそうで、カプセルトイに食いつくユーザーが増殖しそうです。

まあおそらくほっといても手元に転がり込んでくる予感がするので、僕は手を出しません。だけどどうせなら、初代と2代目のショートだったらエスクードも、このスケールでガチャのカプセルには収まるんじゃないかなあと思うと、それらが「出ないねきっと」という予感もするのは、やっぱり口惜しいですよねえ。