ミカン狩りの後少し採らせてもらったシークワーサー。晩酌のサワーに♪と思っていたら、後で枝ごと頂きました。わーい、何に使おうかなー♪マーマレードにでもしようかと思うのだけど、とりあえず今流行の塩レモン仕込んでみました。
ところで、和名が「ヒラミレモン」って言うのは何かで知ってたんですが漢字で「平実」とは思わなかったわ。平たい実のレモン・・・なるほどねぇ。
僕自身は、仙台市内でとんかつでもメンチカツでもロコモコでも出てくる蕎麦屋を知っているので驚くには至らないんですが、初めて案内された人は
「なんでー?」
と目を丸くするので、林道ツーリングのあとに誘導したのが、山形県庁近くの「綾波」。ご主人が海上自衛隊出身なのです。どこかのアニメーションのヒロインの少女とは因果関係ありません。86年まで運用されていた護衛艦(晩年は特務艦)の艦名で、ご主人の乗艦だったのだそうです。
元祖、と掲げているのは山形県特産品の紅花を蕎麦打ちに盛り込んだ、紅花蕎麦を出していること。更科とはちょっと違うつるつるの食感を持つ鮮やかなピンクの蕎麦です。これは10割が苦手な僕にとってはありがたい趣向。平日の昼どきに行くと、サービスに天ぷらをつけてくれるばかりか、頼んだものが天ざるだったりすると天ぷら以外の一品を出してくれる嬉しいお店なのです。
にもかかわらず、紅花蕎麦、という言葉で連れて行き、煮込みハンバーグも食えるぞ、と薦めてしまう極めて不謹慎な客が、僕です。
結果、パジェケンさんもコムロさんもハンバーグ定食セットをチョイスするというお約束で粋なリアクションを示してくれるのでした。
サービスの一品は、海老天とハス天でした。
青森県西目屋村には、昭和30年代に建設された目屋ダムが存在しており、洪水の抑止と農業用水の確保に努めてきました。渇水時の水問題は、水利を巡って命を落とすほどの事件があったそうです。現在の津軽は水田とリンゴ果樹園の美しい風景が広がっており、水問題は過去の話となっていますが、洪水に関しては近年再び、水害が起きているのだそうです。その機能強化のために、目屋ダムの6倍のスケールを持つ津軽ダムが建設されています。
が、それはまあ完成するのもまだまだ先の話なので棚上げ。
そうなのです。ダムといえば最近の名物は「ダムカレー」。黒部ダムカレーやみなかみ三大ダムカレーなど、全国的に著名なダムの周辺で売り出されているあれが、この津軽ダムの上流でも食することができるようになったのです。
呼称はべたですが「津軽ダムカレー」。すでに先月下旬から販売開始されて毎日完売らしいです。1日15食の限定では、いくら仙台暮らしで首都圏からの半分の距離とはいえ太刀打ちできません。しかしこれまで登場してきたダムカレーの中でも、盛りつけがなかなかに美しい。さすがは白神山地の麓というロケーションや、リンゴの里のイメージをサニーレタスとブロッコリーといったグリーン系で表現しているのが特徴です。ダムカレーのダム部分はライスで構成されるのですが、津軽の場合は既存の目屋ダムをカツで表しています。
「なんでこんなに少ない限定食なんですか?」
と、津軽ダムの関係者に尋ねたところ、この盛りつけの美しさにこだわったがために、けっこう時間がかかるのだそうです。まだ現物を見たことがないのでどのくらい高いクオリティーなのかは不明です。しかもこの販売期間が今月31日までって、おいおい(笑)、そりゃないよー。今月はもう多忙で青森まで走る余力がないよー・・・
だれか試してみますか? アクアグリーンビレッジANMONは午前9時開店ですが、食事対応は11時からです。って、そりゃまだやってる期間だけれど、今頃いうなよというタイミングですよねえ。
というわけで、こっちも今頃出すなな素材ですが、妙高山中腹の展望レストラン・エトールで出している、妙高山カレー。こちらは期間はなさそうで、限定食でもないようです。赤倉温泉からゴンドラリフトで楽々と登れますが、その往復代を加算するととんでもない値段になるのが玉に傷です。さらに言えば、かなりの甘口です。