「肉が食べたい!」
と、新月サンが吠えるので(笑)歩いて行ける、近くの焼肉屋さんへ。(二人ともお酒飲むからねー)
お肉は2人前ずつ3種類。あとサラダとキムチと冷麺でおしまい。
うーん。食べなくなったなぁ
(と、新月サンが申しております)
何を言っているのかわからない人にはわからなくなってしまう表題ですが、消費増税の影響を受けてか、種山高原の献立の少ない料理店でも、価格表が50円上がっており、「銀河鉄道の夜」(特製ラーメン)も700円と世間並みの値段になってしまいました。
が、あれっと思ったのは、「夜だかの星」(味噌ラーメン)のシンボルでもある青梗菜が載せられている。好みで風味を変えてねと、擦り下ろしニンニクとラー油もついてきている。
なんかもう、値上げのために取り組む努力がいじらしいなあと考えながら麺とスープをすすっている窓の外は、濃霧で何も見えません。
5月も末だというのに外気温は7℃。沿岸からヤマセが吹いてくる季節ですが、まだ山桜も咲いています。
オーナーシェフに尋ねたところ、生産者数が減っているのだとか。紐解いてみたら37世帯だというから、もともと地域おこしのようなブランド化として始まったものなのか。誕生したのも平成元年とのことで、岩手の前沢牛より10年若い。でもやはり高齢社会化している酪農の世界らしく、冗談とはいえ自腹ででも食えるときに食っておけと(アンサイクロなんとかの書くことではありますが)言われちゃうと、そりゃ確かに先行きが心配だねえと思ってしまいます。
米沢牛が但馬の牛から生み出されたように、村上の牛は宮城や岩手の黒毛和牛が素材となっているそうです。あ、意外と近場で済ませたんだと思ったら、村上の牛はかなり上品に仕上がっているなあと驚かされました。オーナーの目利きと調理の腕前も相まってのことでしょう。素材を育てているのは親御さんということで、双方妥協しようのない仕事の表れが、脂がのっていながら乗りすぎでなく、そのせいでほんのり甘みが引き出されるステーキになって出てきます。
うーん、高いやつを注文したらどんななんだろう・・・