天狗の森の一番桜はすっかり葉桜になっていますが、そこよりちょっと標高の高いところでこんな感じ。
ところがここより上でも麓でも、まだ桜の開花は「待ち」の状況です。このあたりがちょうど逆転層で気温が安定しているということでしょう。今週末に花見開催なら、当日の天気と気温次第かな。
まあそれはそれで怪しい行動に見えるんでしょうけどね。
巣鴨の町をそぞろ歩いていたころ、入った喫茶店や定食屋で少年チャンピオンに連載されていた「すくらっぷ・ブック」を読みふけっていました。「ウッド・ノート」が描かれたころまで、ここの商店街には『うっど(WOOD)』という名のレストランがあって、ハンバーグのデミグラソースが日本一と思えるほどうまかった。小山田いくさんとは何の関連もありませんが、お互いに若かったのだなあ。
彼ら兄弟の漫画のデビューと駆け出し作品というのは、僕の東京下宿時代の記憶に焼き付いていて、そういうのを懐かしく回顧しちゃうとろくなことがないと言い聞かせたほうがいいのかもしれないほど、いつの間にか自分も歳くっちゃったのかと思わされます。
すがもんのおしりなんかは、僕にとっては「土ころび」っぽく見えましたが、今もあるのかどうかは知りませんし、そんなものができていたことを知ったのも、町を離れてから何十年も経っていて、同時に今日からは随分前のことです(写真は2009年ごろのもの)
いずれにしても、小山田さんに合掌。享年五十九は若すぎだなあ。
ああいうのを「仮面ライダー」の名を使ってまでやることなのかと言うのは野暮なんでしょうけど、下地は過去にS.I.Cのシリーズでやっていたような記憶がありますから、アマゾンの片方が赤くなっていても驚きもしませんです。緑の方をなんであんな今風にしちゃうのかは解せんのですが、野生化すると赤いのと同じように変貌していくのなら、それはそれで不幸だけれどまあいいか。
記号性を守るためにバイクは必要だと。でもこのカタチ、とどのつまりは「漫画」だよなー。乗れって言われて乗っちゃうところが養殖側の飼いならされた性なんでしょうか。
と、言い出す前に、高速道路のサービスエリアなどではよく見かけていたのが、大型車ブースに平然と駐車している小型車や普通車という構図もあるわけで、ある意味「やったからやり返されている」と言えなくもないのですが。
だけど、これって東北沿岸の道の駅やハーキングエリアで一昨年あたりから恒常化している光景。ときには工事用資機材を積んだまま。
各地の復興事業を発注監督する側も、それを一次受注した側も、枝葉末端までプライドを持たせてほしいですよ。運送側の立場に立って言えば、オンタイムで搬入するための早めの移動ならば、前倒しでゲートを開けてやんなさいよと言いたい。
まあそうなると今度は現場なり工場なりのローテーションがおかしくなっていくんだけれど・・・
午前中は暖かだったものの、昼過ぎからしぐれそうな雲行きと肌寒い風が吹いてきたので、コーヒーでも飲んで暖をとろうと、駅前に出ていた喫茶店の看板を思い出し、移動するとこんな品書きが。
(どうもそれぞれ異なるラテアートになっているらしい)
ジョッキパフェというのは、たぶん我々みたいなおっさんには手に負えない体に悪いやつなんだろうなあ(あとで写真を見て、手を出してはならんと確信)。しかしそのわりには鍋焼きうどんだけそのまんま直球勝負しています。この肌寒さなら鍋焼きかなと店内に入ろうとした
なんとも怪しい河童が現れ店じまいを始めるではありませんか!しまった! こっちの動きに感づかれたぞと駆け寄ると、向こうは僕のことなんか覚えちゃいないでしょうけど、ずーっと昔、駅前通りのとあるビルの二階で喫茶店を開いていたあの人によく似ているではありませんか。実に三十年前、何度かコーヒーを飲み、軽食を食いに入った店でしたが、現在はその建物には店の看板がなくなっていました。
つい捕獲のことを忘れて昔の店のことを尋ねたら、河童おやじの方も意表を突かれたのか素に戻って「いまこっちでやってるんですよー」と普通の日本語で対話できてしまいました。
が、河童おやじはすぐに我に返り、午後三時で閉店の旨を告げするっと消えてしまったのです。追いかけて店に飛び込んだものの店内はもぬけの殻。むむっ、速い! そういえば緑でなくピンクの体をしていたし・・・
柳田國男さんが遠野物語に様々な怪異をまとめた遠野にはいまでも、得体の知れない物の怪がいるのかもしれませんが、いやいやいや・・・これってそういうのじゃないだろー、こんなんでいいのか遠野の怪異!
と、あっけにとられはしたのですが、久々に立ち寄った遠野は期待を裏切りません。