Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

十数年ぶり何度目の買い物?

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古本屋にふらっと立ち寄ったらワゴンセールで発見して、つい買ってきてしまった五木寛之さんの「風の王国」。文庫の初版本もハードカバーの大きいやつも所有しているのに、その場の出会いがしら感覚で手に取ってしまったわけです。

日本が近代化していく歴史の陰で、細い血脈と絆を紡ぎ社会の暗部に息づく知られざる王国。五木さんはサンカというまつろわぬ民をこの本で取り上げましたが、これがめっぽう面白い。

物語の冒頭、主人公は仁徳天皇陵に向かう途中、運転中のゲレンデヴァーゲンをパトロール中の警官に止められるところから始まるのですが、文庫版は物語よりちょっと後の1987年に初版出版されているので、アウトドアブームやRVブームの波が訪れていてタイムリーだったかもしれません。そこにウォーキングスポーツと、行者の歩業、奈良から大和路にかけての歴史の暗部、メルセデスの四駆だとかジムニー1000(これはセリフだけ)だとか、興味をひくガジェットがてんこ盛りです。

 

謎の河鹿沢温泉 って書くとまたヒット数上がっちゃうのか

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正確なことを知りたかったら、下の二件に行った方が無駄になりません

河鹿沢温泉に関することを書いた当ブログの記事が二本、昨日、再び第一宇宙速度並みの赤丸急上昇となり、ははーん、どこかのチャンネルで「海街diary」の映画が放送されたな? と思ったら、やっぱり昨日朝からBSプレミアムで流され、出勤できなくなった人がけっこういらしたらしいです。

この傾向はいつものことなのですが、それじゃあなんだってまた、うちのブログにわざわざやってくるのかが謎で、毎度同じことを書きますが、うちのブログが「河鹿沢温泉の所在地」については一番役に立たない書き方をしているにもかかわらず、というところが謎なのです。

そしたら理屈は簡単で、クグったら当ブログの二つの記事が筆頭に上がっていたからでした。

いやもうほんとに、うちのブログに来て徒労をしてしまった人々には、毎度のこと申し訳ないお話です。が、そもそも役にも立たない情報しか載っていないこれらの記事が、どうしてGoogle検索の筆頭に上がってしまうのか、これもまた謎です。そのくせ、「海街diary」に関する記事は、ほとんど全くと言っていいくらいヒットしないのです。

だからといって、「ばかやろー役にも立たないブログ書きやがって」などと思われるのもいやだよなー。河鹿沢温泉なんて、山形県北部の山村にある渓流沿いの温泉町、でいいじゃないですか。原作がそう示しているんだから。

ふゆびより、はるのとなり

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などと言ってる余裕もなく、天狗の森ではソメイヨシノがどんどん開花していますが、どのみち花見はできそうもない2021年です。

この山の一部は、僕の住む集落の共同所有地で、これまで名目上(地区のお付き合いとして)僕が親父から引き継いでいましたが、正式に相続することになり、登記の書き換えを始めました。

山林とか雑目とか畑・・・はたけ? ←全然記憶にも知識にもない・・・など、何筆かに分割されていて、地番もあるわけで、地番で分けられているということは、共同所有は「エリア」で、うちの所有区分は「ポイント」扱いで立ち入れる場所のようです。

なんと、解釈によってはテント持って行ってゆるくキャンプできる(かもしれない)という。

もっとも、野生動物との戦い以前に、そこに楽々と侵入できるかどうか、地番なんか見てもどのあたりかさっぱりわかりません。

森の桜山の辺りにはその一部があるようです。だからあそこに出かけて、スクーターやらスーパーメカニックの撮影をやっている変なおっさん(僕のことだ)がいたとして、職務質問されたとしても、今後は堂々と「俺んとこの土地だ文句あるか」と言えるようになるみたいです。

彼岸過ぎまで

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彼岸中日に父親の野辺送りをすることになろうとは思いもしませんでした。なんとか雨にも降られず仕舞えました。

春分の日は「自然を讃え、生物を慈しむ」仏教の行事だそうです。先祖供養は秋の彼岸。なんにしてもこれから少しずつ春めいていくはずで、彼岸にふさわしいかどうかはともかく、庭では親父が昔植えた杏子が咲いています。

 

お袋の時には単身赴任中で死に目に会えませんでしたが、親父には面会に行けて、帰宅してから数時間後の様態急変。こういうのをまさしく不幸中の幸いと言うのかもしれません。

野辺送りに出ます

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昨年夏から闘病と入退院を繰り返していた、親父が没しました。

本日家族葬で野辺送りします。

まあブログに記する話題でもないのですが。

訳は後日語りますが

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やらなきゃならないことが、いきなり怒涛のように湧いて出てます。

投げ出すわけにもいかないので、明日からちょっと、ブログを休みます。

十  年

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少しずつ、いろいろなことが変わり続けてきました。

でも、終わりではない。

不謹慎を承知で言えば、その場に居たか居なかったかの違いは大きく、いなくならずに済めたことはもっと大きい。

真珠貝防衛指令

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ガマクジラが真珠を好物とするのは、あの怪獣の生存条件の一つに「大量のバイオミネラル」が必要だったからで、カルシウムとタンパク質コンキオリンを同時に摂取できるという点で真珠が狙われたのだと思われます。

そんな話はとりあえず何の関係も無いんですけど、とうとう本日、結婚30年目にして真珠婚なのだそうです(写真はノマドが増車されているからその後のものです)

幸いにもガマクジラは55年前に退治されているので、日本の真珠が枯渇することはなくなっていますが、近年の海水温上昇なとアコヤ貝の育成環境は決して良くないようです。心して真珠宝飾を見に行かねばなりません。

 

美味しいだけじゃあらしまへん

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霰に転勤が内示され、混雑しない通勤路をどうとるかで下見に出た帰り道、バリエーション豊富で盛りの良いパスタの店に立ち寄りました。ここを見つけたのは家内で、一昨年の高校の同窓会の集合場所になったお店で、その後夫婦でちょくちょく通っていたのです。が、うちの奥さん店の名前を覚えられない人。初期の頃は、

「コマドリシマイ? いやちがうな、ヨリドリミドリ?じゃなくて」

クアドリフォリオ、ですっ

ドリしか合ってねーよ・・・

パスタ以外にも肉料理と魚料理のコースなどもあって、ランチの組み合わせバリエーションも豊富で、肝心なところは、もちろん美味いのです。

が、霰とともに出かけた折に初めて気が付いたのですが、ブックスタンドに意外なものを発見。

西風のGTロマン・・・なんかはどうでもよくて、その隣にぽつんと立てかけてあったのが、というより定食屋やラーメン屋をどうこう言うつもりは毛頭ない前提で、自分の中ではパスタ屋(イタリアンレストランカフェ)でこの風景自体が珍しいわけです。←偏見

そのうえ、立てかけてあったのが「新造人間キャシャーン」って、それ趣味性が無けりゃ置かないでしょ? この単行本は2004年に出版されたものですが、作品自体は70年代の月刊誌に連載されていたマンガですよ。僕自身、何十年前に読んで以来の再会です。店員さんに聞いたけれど案の定、三十代の人は「キャシャーン、知りません」の答え。店主の趣味に違いなく、別の意味で親近感がわいてしまったけど、現在は謂れを聞きに行くこともできないねえ。

二番桜が咲いてます

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見に行ったのが23日ですから、状態から見て80万キロ撮影に出かけた20日にはもう開花していたと思われます。そんなんですから、ちょっと離れたところにある一番桜は、もう葉桜を過ぎていました。

例年だったら3月10日あたりが一番桜の開花日だったのですが、先週は夏日にもなりましたから足が速いです。とはいえ、ソメイヨシノまでにはまだまだ間があります。天狗の森はこれから梅の見頃です。

ただですね、こんな陽気ですので、遠望の景色がうっすら褐色気味。一晩置いておくだけで、クルマは花粉まみれです。

虫も飛び交うようになったため、フロントグラスはぷちぷちと凄惨なことになっていて、走行中ウォッシャー液とワイパーでかき落としたものの、その痕跡に花粉がたまるという悪循環です。