Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

世界征服の一歩は学会で(違)

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「あたしは学会に復讐してやるんだーっ」

な、何事だ?

「あっ、間違い。学会用に復習してるんだーっ」

 

霰は民俗学の専攻で卒論を書くにあたり、地元の奇祭と山麓の風習などを取材し続け論文をまとめたのですが、いろいろと詰めが甘くて、提出し受理されたのが論文提出締め切り日の、タイムアップ10分前だったという綱渡りでした。

「そんな論文、受理されはしても教授会ではねられるんじゃないの?」

「やめろよそんな予測。そしたら留年じゃん」

「えー? 留年したら就職とか、退去日時の決まっているアパートとかどうするんですか?」

だからやめろっ、という外野の評をよそに、どうも日本民俗学会が定期的に開いている論文発表会に持って行ってしゃべってこい。との厳命が下ったらしいのです。

さあたいへん。書くのは書いたけれど所定時間で簡潔に論旨をしゃべくれるのかとなるとまったく別問題です。

「おねーちゃんてそういうの得意じゃないですよね。活舌悪いし」

「だけど論文が認められたんだから卒業は安泰だろう?」

「まともに発表できなくて大学の恥をさらしたら全部おしゃかだわねー」

「な、なんて家族なんだっ そんなら絶対に見に来ないでよ!」

と霰はあと1か月ちょっとで卒業というのに必死です。

見に来るな? そんな面白い貴重なもの、見過ごすわけにはいかないよな。

で、ことしも咲いてるし

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期待を裏切りません、天狗の森の一番桜。

大暴風後の週末の暖かさは異様ですね。ソメイヨシノも標高の低いところの南斜面では、けっこう蕾が膨らんでいます。

しかしこれに釣られてうっかり花見なんか宣言しちゃうと、翌週からどかーんと寒さが戻ってきて居座るのも定番です。

実際、蕾が膨らんでいるとはいっても、周囲のソメイヨシノはまだまだこんな感じですから、3月中に花見なんていうのは無謀極まりないのです。

それ以前に3月の週末はすでに埋まっちゃってて、イベントものは何も仕掛けられません。今度の日曜、横浜界隈に出没するのを除けば、18日が空欄になっているくらいです。21日は仕事だから基地に戻らないし。

それはそれとして、天狗の森の桜観察は3日の午後1時頃。そこから遡ること6時間ほど前、ぷらすBLUEは別の街でことし最初の桜を見物しておりました。

夜は明けているんですが日陰なので全く様になりません。

しかし咲きっぷりは見事なものです。幹は細いけれど樹齢が若いと勢いがあります。

基地を出てから同じルートは通らずぐるっと一回りして二、三か所立ち寄りながらざっと300キロのツーリング。

これをすべて助手席で過ごすというのは、なんといっても楽です。

 

あなたのおうちはどこですか

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運転歴に関して妹に先行されている霰にとっては、単独行動では基地から半径5キロくらいしか移動することができないというお笑い種ながらかなり笑えねー状態で、クルマは買ってやってたもののオーディオレスですからさらに笑い事ではない懸念をはらんでいました。

「いつもいつも私がナビゲーターやってあげられるわけじゃないんですからね。民俗学やってきたんだから地方調査で地図の読み方くらいできるんでしょー?」

「地図は読めるがな、運転しながらページ見るなんて無理だい!」

まあそりゃそうかと聞き流していたら、家内がついにキレまして

「CDはおろかラジオも聴けないなんてこんな車使えんっ」

いやあの・・・あんたの通勤車じゃないんだよ。

と言いたかったんですが、霰が帰省してくるまでの間、不具合の洗い出しやら慣らしを兼ねて家内が使うこともしばしば。で、とうとうナビケーションユニットを組み込まされてしまいました。

さて地図帳とは勝手が違うと思うんだけど、使いこなしてくれればいいのですが。

凍てる浜

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強くなった気分だそうです

 「ずんずんずんずんずんずんずんずんズシーンっ」

どぱぱぱぱっと衝撃で大地が砕ける・・・ふり。しかし霙が「超神ズシーン」をなぜ知っているのかが、むしろ謎です。

イエローストーンの極寒に比べればどうということはありませんが、雨水を適度に吸収した砂浜はぱりぱりに凍っており、四駆でもなくスタッドレスタイヤも履いていないオジロでもとことこと走ります。あ、正確には砂浜の駐車場ね。

そしてほぼSUZUKIっずミーティング

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1995年の暮れからぼんやりやんわりと野望を温めていた(うそくさい)日がとうとうやってきました。1997年秋時点では、僕がエスクードで、娘らはオフロードバイクで遊びに出かけるイメージだったのですが、必ずしもそうはならず(笑)、しかし号令一下夜明け前に基地を飛び出しひとっ走り遊んで帰宅して朝飯にする。いやー親ばか以前になんと親思いなやつらでしょう。

親はもうずっと以前から馬鹿ですから、そんな境遇にぐれもせず反抗期も(たぶん伏せてくれつつ)経験せず能天気です。自分の車を車庫に残して付き合ってくれる家内にしても、よく呆れもせず合わせてくれるものです。

とはいえここまできたということは、いずれ彼女たちの独立が来ればそこで区切りがつくのも暮らしの行方です。

でも、座してそれを待ち受けるくらいなら、遊んでもらえるうちに遊んでおこう。

てなことを考えているのかって? そんなのいちいち逡巡するわけないじゃないですか。加速・追い越し・走行レーンに戻るタイミングの特訓ですよ。油断してると家内が煽り立ててきますよ。様々な間合いで流れに乗せる練習を朝っぱらからやらされている娘らです。

もはやそれは夜会の域

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仙台から帰路の途上、霙から「晩ご飯、外(外食)です。お母さんと先に出ています」というメールが着信して、待ち合わせのお店に向かったのですが、この駐車の様子を見た他所の人々には、一家で飯食いに来ているようには見えないかもしれない。

残念ながら霰がいないのでオジロはないけれど、もし並んでいたらまた印象は変わるんでしょうねえ。

街道沿いのお店はかれこれ20年ほどの、地元でもそろそろ古株になってきた喫茶レストランで、昼は営業マン、夜は女子会といった客層。ラストオーダー時刻が比較的遅いのがありがたい。界隈では・・・そもそも近所にそんなに飲食店がない田舎ですから、遅くなったら外食はたいていここになる。慌てずに帰ってこられるので便利です。

ハンバーグ系と鶏肉料理とパスタ類は・・・全員おいしく食ってしまったので掲載できず(笑) シフォンケーキも美味しいです。

満ちたら欠ける月だしね

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この週末は仙台滞在のまま土曜日は雑務を片付け(普段に仕事しろよ)、昼前はなんとなくそわそわしているような人通りが午後からは羽生結弦選手の金メダル獲得に浮き足を立てたように変わったことを感じながら、こりゃ明日の朝はまた車の雪下ろしだなあと傘も持たずコートも着ずに、事務所から駐車場までの往来を「何この人雪降ってるのに」という視線を受けて帰宅の途につきました。まあその展開はどうでもいいのですが、明けて日曜日は予感通りに車の上なら積雪15センチ。

やれやれと雪下ろしをしながらエンジンを温め時間を見たらそろそろ11時で、今から100キロ走ってくるのは不毛だなあ(おいこらそういうこと言っていいのか!)と、例のツボな喫茶店に遅い朝飯なんだか早い昼飯なんだかこれもまたどうでもいいような選択肢で出かけました。

日曜だからな、さすがにお客さんはいるだろうと思ったら・・・またしてもがらーんとした店内。ここへ通うようになって未だに他のお客さんと出会ったことがありません。

それはそれで、僕にとっては面白いので、良いのです。しかし半端な時間でもあり、朝昼兼用はシチューでもなくオムレツでもなくチキンカレーでもなく、ましてや冷麦でもなく、ブレンドとアップルパイを頼んだところ・・・

「今度、新月の日の限定メニューを作りましたよ」

へー・・・ って、2月の新月って一昨日じゃないですか。またもや待ちのタイミングだよと自嘲しながらもその献立を聞くと、

「・・・という内容で、題して『新月の潮干狩り』です」

いやもうほんとにツボだ。来月の新月には必ず食いに来るぞと意を決して、パイを平らげブレンドを飲みマスターと談話しながら、何がどうツボだったのかの話題で、これでタバコが吸えたらもはや天下無双なんだよねと言ったのです。

「ああ、お吸いになるんですか。喫えますよ、うちは」

これはびっくり仰天。お品書きの構成といい店内の客用日記帳といい、客層の大勢は女性であろうし、僕が連れてきてもらった部下も喫煙しない人なので、これまで煙草を出す必然を無しとしていたのです。しかも他のお客がいない。あー、早起きじゃないけど雪下ろししながらコーヒーとブランチ・・・とか思い立ったのが吉でした。そうこうしているうちに、やはり大学生らしき女の子やら日頃は勤めと思しき女の子がちらほらとやってくるようになったので、おぢさんは撤収にかかるのでした。

親より器用

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深海生物のメンダコが霙のお気に入りで、これをモチーフにした小物をいろいろと自作しているようなのですが、昔僕が彼女らの前で仮面ライダーのボトルキャップフィギュアを改造したり、ビートチェイサー2000の白バイモデルを製作したりの様子を見ながら、何か自分でも作りたいと考えていたそうです。

それがメンダコにたどり着いたらしく、そのデザインは余所の人のものもだいたい同じとはいえオリジナリティを維持しながら独自キャラに仕上げました。

この時点で、クウガのマイティフォームをドラゴンやペガサスに作り替える程度、あるいはアギトの各フォームにいじった程度の僕に比べて、上を行ってると思います。

伊達に情報デザイン科専攻じゃないってことか。ただ、メンダコって、たとえばサメとかイルカとかシャチ、クジラといったものと比べて、誰でもその姿かたちが識別イメージできるくらい著名な生き物なのかどうか。

本物を見たことがないから、いっぺん沼津の水族館に行ってきた方が良いかなと思っていたら、次の作例が出来上がっておりましたよ。時間差で色彩が変わりますよ。

回路まで(既製品だそうだが)組んだのかよ・・・

「いやそこじゃなくて、48枚同じ形を切り出した苦労を評価してください」

謎を呼ぶポイントカード

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昨年12月から何度か通ってきた「ツボな喫茶店」にはポイントカードシステムがあり、セットメニューを注文するとその都度、マスターが印を書き込んでくれます。

これがなんと、手書きで書き込まれるという意表の突き方。しかも欄が3つしかない! 満願成就あっという間じゃん。で、成就すると一定期間、セットにつけてもらう飲み物が割引でなくサービスになるらしいのですが・・・

実は先月末のポトフのときに、これがコンプリートとなっています。それまでずっと、欄が埋まるとどんな言葉になるのか気になり気がかり、しかしさっさと通えばいいのに、満月まで待つとか、まあそこそこ忙しいとかで2か月にわたって謎だったわけです。

で、僕は3月のある日までこのサービスを受けられるようになっているのですが、はたして最後の文字は何だったのか?

当ててくれた人、仙台に来られたらここでセットメニューごちそうします。

いやその・・・書き込んでもらったら、それはそれで謎が深まったんだよこれが・・・

 

メカはすら

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長年、トランスフォーマーだけは手を出さずに過ごしてきたんですよねえ。あんなの集め始めたらきりがないですから。

なんでこんなもんラインナップしてやがるんだろう・・・