Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

黒歴史とはかくありきなのね

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スーパー戦隊シリーズが終了するというスクープニュースが流れた直後、まさしく火中の栗のように扱われることとなってしまった現役の戦隊番組から、未成年飲酒の咎で縁者との出演契約を解除し降板させるとの制作側発表が行われる事態。「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」って、ウルトラスーパー田舎の山奥の我が家では、地上デジタル波が受信しにくい放送局のため観ていないんですが、放送は後半に入っているだろうから編集やら代役やらで大騒ぎなんでしょうねえ。

東映ヒーロー番組の制作陣、こと撮影部門に関しては、昔から体育会系で演者に対してもスーツアクターに対しても極めて厳しい規律を守らせ、言うことを聞かない相手は撮影上川や海に叩き落すシーンをやらせるとかいろいろ伝説がありましたが、パワーハラスメント問題などでそういうところもゆるくなっていたのかもしれないし、マネジメント上の脇も甘くなってしたのかもしれません。

演者であった俳優は初の女性戦士でブラックポジションという話題性を持っていましたから、登竜門としても格好のカードを得ていたはずですが、戦隊終了ニュース以前から番組内問題で報じられていたので、この降板騒ぎにはもっと根の深い底がありそうな気もします。やるせないのは、ヒーロー番組でのこの手のスキャンダルを、親が子供にどう説明するんだろうという部分ですが、ひょっとしてもはや「大人は子供たちの規範であるべき」という理念すらもすすけてしまっているの?