Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

吹き替え

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次回のスーパースージーにおけるエスクードのページには、狼駄さんがみたび登場するのですが、これが1997年のお話。いや待て、企画は面白いんだけど、僕が所有している写真で20年前の白狼が走っているシーンは、すべてオフロードコースじゃないですか。

旅をする、ましてや運転シーンなんて彼自身には絶対撮れないアングルだし、そもそもそんなシチュエーションの写真は無いよ。

というわけでここは代役を立てるしかないじゃん。

「えー、狼駄さんになるんですかー?」

などと困惑している割には髪の毛をアップして帽子で隠し、とーちゃんが20年くらい前に着ていたウインドブレーカーを羽織って、役作りをするわが娘。

ただ、要求されるシーンは夜なのです。

さて困った。手ぶれせずにストロボ発光させずに撮れるのかどうか。

どんな塩梅になっているかは、11月発売の同誌にて(笑)

巨災対の平穏な日々

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ある食堂で見かけたその背中は、項垂れているようでもあり「巨災対」の存在を無言でアピールしているようでもあり、一年前に首都圏で起きた惨状が忘れ去られた今、しかし「それは一時凍結されているだけなのです」と危機感を訴え続けているようでもあります。

巨大不明生物特設災害対策本部。首を斜めに降らないはみ出し者の愚連隊だが、各省庁生え抜きのプロ集団。おそらく当時の生還者なのでしょう。

あの惨状で、彼らの約半数は殉職しているので、ここでこうして後ろ姿に出会うというのは貴重な出来事だったかもしれません。当時、このようなチーム内配布の服飾品というものは政府内では見当たらなかったので、事案の一応の終息後、本部長采配のねぎらいか何かで配られたのだろうと、勝手に想像しながら僕は席を立つのでした。

背中が背負ったものの重さは、首都圏在住でない僕には汲み取れないけれど、願わくばその人生に大きな狂いが生じていないことを祈るばかりです。

寄   港

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寄る年波の影響でBLUEらすかるのドアヒン部分にあるピンが歪んでしまい、ドアが開閉できなくなるという思わぬ故障で急きょ、ドック入りでした。夕方までには直るということでぷらすBLUEを(運転手付きで)持ち出し、わざと水戸市内に作った仕事をこなして(ずるいんだか生真面目なんだか)午後はフリーに。台風直前の清々しい天気でもあり、阿字ヶ浦の浜辺に出てみたら、遠望する常陸那珂の港に見覚えのある船体が見慣れない風景を作り出していました。

数日前に仙台に寄港していた飛鳥Ⅱではありませんか。クルーズ客船としては小ぶりながら、5万トンクラスは日本船籍の客船では最大級。それが基本的には工業港でコンテナ船やRО‐RО船が接岸する常陸那珂に「いる」という景色は、かなり不思議な印象です。

どうやら地元の招致に応えてスポット寄港しイベントに花を添えていたようです。このあと横浜に戻って日本一周クルージングに出向するというスケジュールだそうで、茨城には9時間の滞在でした。

そういえば阿字ヶ浦に到着したころ、洋上には就航したばかりの新造船「さんふらわあ さっぽろ」も大洗の埠頭目指して航行中でした。ドック入りしてるのはうちのクルマだけか(笑)

徴収料金どこ行くの

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観光じゃなく、仕事で来てます。 ってわかるかよ

観光地の渋滞緩和対策として、観光地を走る自動車から通行料金を徴収する制度を国土交通省が検討すると。来月以降、京都市、神戸市、鎌倉市、軽井沢町で交通量調査が始まると。

だれだこんなこと考えた道路官僚は。

NHKだけは明言を避けていましたが、民放ニュースが言うように「路線バスの遅延、緊急車両の到着が遅れるという観点から市民生活に悪影響が出ている」ことが要因だと。

 

地元の人々の当然の主張で、徴取対象から地元民は免除。という論理はわからないでもありません。が、地域住民であるかないかを瞬時に見分ける方法はやはりナンバープレートなんでしょうか。そしたら他府県に仕事で出かける僕なんかはもう最初から観光者括りか。

もうひとつ、渋滞という物理現象を客観視するなら、地元である無しに関わらず、その1台1台が渋滞の構成要件なのではないか。少なくとも観光者は地域外貨を落としに来るものであるし、あちこちグレーゾーンで迂闊な言葉が炎上を招きそうですよ。

別の視点で、最初から有料道路にしておきながら渋滞を解消もできない高速道路の、果たされていない責務を棚上げにして、渋滞するところからお金を取るぜという役所論理は理不尽な話です。

で、ここが腑に落ちないところで、どこのニュースも触れていないみたいですが、徴取した料金、どこで何に使うのさ? いやほら、それを実現させるなら、徴取システムの設置と管理運営費用は「当該観光地持ち」だよね?

出迎える秋

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大船渡から戻る途中、筑波山の山頂くらい(と思っていたら、100mほど低かったよ)の標高まで上がってみると季節が変わり始めていました。

ここは沿岸の気候と内陸の気候の境界線。内陸に降りればまだ30℃近い気温ですが、高原は湿度も低く、北の彼方の早池峰山まで見渡せました。

 

昨年、スーパースージー掲載用の写真を取りに来た日は霧雨。聞けばことしも、この日の前日までは雨だったとか。絶好のタイミングでやって来たことになるのですが、大船渡にいた午前中は、もっと快晴だった。なかなかうまく行かないものです。

おまけに昨年の撮影のときから、丸1年ここへ来ることができなかった。そのときのオドメータがこれ。現在、657000キロを刻んでいますから、まさしく馬車馬状態で過ごしていたのかとがっくりです。

このところ1年に1回か2回しか行けていない、「献立の少ない料理店」も、ウッドデッキが老朽化して修理工事の最中。だけど11月中旬で今年の営業が終わるまでに完成するのか? という出来高。しかし「銀河鉄道の夜(特製ラーメン)」は健在。それが食えれば天候が悪くてもだいたい満足なので、どうにかしてシーズン中もう1回と目論むのでした。

界隈の林道の方は・・・そこまで遊んでる滞在している時間はなかったのよ。

 

復興からの創造

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日曜日、縁があって南三陸町の新しい役場で行われたこけら落としにお邪魔し、6年半前から変わり続けている風景を眺めながら、役場の建物を見学しました。

震度7の地震にも耐えるよう作られた鉄筋コンクリートの柱が支え、鉄骨フレームが保持する梁や間仕切りのルーバーなど、いたるところに地元で生産された「南三陸杉」の部材が使われていて、よくよく聞いたら壁の木製ボードや内装の壁紙までもが南三陸杉から作られたものだそうです。

ドイツのボンに「森林管理協議会」という国際団体があって、社会的利益を守り、継続可能な森林管理を経済など多面的に推奨する活動を展開しています。それと役場がどうかかわっているかというと、建物に使われているありとあらゆる木製品が、この団体から任意の認証機関を経由して「南三陸町で育ち、出荷された部材」という出自と品質を認められているのだそうです。

ではどのくらいの木製品が使われているのかというと・・・・聞くのを忘れました(ばかものっ)が、延べ床面積では4000平方mに満たない建物の中で、ボードや壁紙だけでも50000平方mにものぼるとか。それらすべてが、これから歩んでいく南三陸町の地域資源という財産であることを、内外にアピールしています。

たいていの場合は、柱だけであるとか梁を加えてとかの、主要部材を部分認証するケースがスタンダードですが、この役場は公共の建築として初めて、100%の木製品で認証を取得しました。どういうことかというと、南三陸町で森林業や製材業を営む企業はすべからく、あの未曽有の災害を受けた中で、この認定企業というお墨付きを以前から獲得してきたわけです。

こけら落としよりもずっと前に、町長の佐藤仁さんにお話を伺う機会がありました。

水産認証という養殖水産物を対象にした地域資源の認証を、町内の関連企業に取得してもらったのです。これが海の幸。そして森林認証は山の幸です。我々は多くの大切なものを無くしましたが、復興を続けながら創造をしていかねばならないのです」

地場産業を育てなければ若年者の就労機会も回復できない。ならば地産の資源に付加価値をもたらそうという考えは、大きな志を抱いた一歩目、二歩目なのでしょう。復興のバロメーターは目で見えるところにしか関心が行かないものですが、災害には負けないという気概の感じられる取り組みでした。

記念に配られた手帳とボールペンも、表紙や筐体が森林認証を受けたもの。これで記録していくメモや覚書の一つ一つが、それを書く人々の復興から創造への軌跡となるのです。

 

恐るべき老人

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こんなタイトルは甚だ失礼とは思っているのですが、草刈正雄さんも還暦をとうに過ぎていて本日六十五歳に。しかし昨年の大河ドラマでは、我が家の女子会は倅よりもとーちゃんの真田昌幸の方がご贔屓であったし、ちょっと前のサラリーマンNeoでのセクスィー常務などで人気を博しているのでした。

だから、こんな映画を見せようものなら一同のけぞっております。

霙などは大ボケして「あれ? 阿部寛・・・じゃないですよね?」などとも見間違えていましたが、見せた時点で82年の映画だとも教えていないので、若き日の草刈さんにはかなり驚いたようです。大藪春彦さんの「汚れた英雄」や角川映画の「汚れた英雄」の話をし出すとあさっての方向へ行ってしまうのでそこは今回パスとしても、不世出のオートバイレーサーであり類い希なる美貌の持ち主であり女性パトロンを次々と獲得するジゴロ役ですから、最近の草刈さんから入った娘たちは、そりゃのけぞらざるにはいられないのです。

家内あたりは北野晶夫(汚れた英雄)どころか「風と雲と虹と」の藤原玄明まで遡る始末ですが、意外にも「火の鳥~黎明編」の天弓彦は知らないようです。これで娘らに「華麗なる刑事」とか「プロハンター」を見せたらさらに面白いことになりそうですけど、たぶん田中邦衛さんはともかく、藤竜也さんに鞍替えする可能性はありそうです。まあまあそれくらい、草刈インパクトは大きく、それが国際A級ライダーとして走ってるんですから画面かぶりつきです。

もちろん実際に走っていたのは、このあと破竹の勢いで国際ライダーとなっていく、当時の平忠彦さんですが、背格好がよく似ています。改めて見ると彼らのヘルメットやスーツもそれぞれ吹き替えで走った平、木下恵司、上野真一仕様そのままに近いので、映画の出来は置いとくとしても、こういうシーンは不思議な雰囲気です。ただし女子会にはその辺のことは理解してもらえません(笑) ところが、

「レースからレースまでの間が長すぎるわ」

「洋画風に作りたかったんだろうけどなんか泥臭いよ」

「草刈さんかっこいいけどジゴロ展開が尺の無駄ですね」

そういうところは客観的に見てやがります。

 

SAGA~サーガ!!!~

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先日、娘らがユーリ!!! on ICEの話題で盛り上がっていて、昨年の暮れに終了した番組をまたなぜ今頃と思ったら、「サーガ!!! on ICE」とかいう地元自治体とのコラボレーション企画の第二弾が始まると。

あのアニメーションは九州にある長谷津という温泉が主人公の実家として描かれていましたが、そのモデルとなった街が佐賀県唐津市なのだそうです。

今回、福岡での現地イベントとともに唐津ではドラマに出てきた場所のPRや改修の終わった唐津城天守閣だとか、「唐津くんちの曳山」などが見られるとか。

へー、そうなんだ・・・

「うーん、唐津行ってみたいよね」

「お互いなんだってここに研修入ってますかねー」 ←おめー関西に出かけてるじゃねーか!

「あたしゃまだ試験かぶってくるし、期間中は出かけるの無理だわ」

待てよ? 唐津だと?

ややや・・・やばい! 俺5月に行ってるじゃん。家族には呼子の話ばかり聞かせていたから、やつら唐津のことはすっぽ抜けて覚えていないみたいですが、こっちはこっちで「そういう街」だってこと知らなかったし、でも唐津バーガー食ってきたし・・・

これはばれたらえらい目に遭いそうなので、黙ってよっと。

まるで修造さん

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近畿方面の方々はこの週末、暑い思いをされていることと思われますが、実は昨日から霙が大阪、京都と移動しておりまして、そのせいで気温が上昇しているものと見られます。

その証拠につくばーど基地周辺の天気の悪いこと、涼しいこと。

でもって僕のいる仙台なんかもっと気温が低くなってます。

まじかよ・・・娘よ今月中旬は山形県に行ってくれよ! 撮影の日取りがつかめなくて困ってんだよとーちゃんは・・・

ミ ハマ ク

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幕張メッセが千葉市美浜区にあるんで、初音ミクとコラボレーションさせようとしたしょーもない発想が ↑ の記事タイトル(いちいち説明しなくちゃならないようじゃ、もうお話になりませんな)

しかし千葉市の発想はわかりやすいです。市内に事務所を置いていた頃にはこんなこと想像も出来なかった(その頃ボーかロイドなんていなかったんだから想像しようもないんだけどね)。本日だけ限定で、市章がこんなふうに変わっちゃうそうです。思いついた市の職員、ファンなのでしょうか? 座布団をダースであげても良いねと膝をたたきましたよ。

思いついた対象が初音ミクであることは両者にとって幸運です。いや、だってさ、千葉市の市章を眺めていて「ガラダK7」って方向に傾いてしまっていたら・・・ ←せめて「ガミアQ」にしろよ

ほんとに初音ミクになってる