Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

世はなべて3分の1

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とか言いながら、全然3分割できていません(縦方向ならできているけど)

サイクロン、シン・サイクロンと撮影場所を変えてきたわけですがゴルドダッシュが届くのを忘れていました。梅雨入りしてしまえば屋外で撮るのが難しくなっちゃうぞと、陽射しのあるときに汗だらだらでやってます。あー・・・「ピーカン不許可」の方がタイトルにふさわしかったかもしれない。

ゴルドダッシュは仮面ライダーガッチャードのマシンですが、なんとまあ1100のアフリカツインをいじっているのです。80年代のダカールラリーを思い出すものの、近場に砂漠も砂丘も無いよ。でも褐色の背景とか、見上げたら青空とか、思い立ったら諦めがつかないダメな性分。なのに阿字ヶ浦の砂浜まで行くのがめんどくさい。といういい加減な根性で撮ってきたのですが、それっぽく見せるために周囲を広く写し込めない事情が、なべて3分の1にできなかった理由です。

 

ほーらやっぱりだ

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前二作と同様の272ページを三本目では「バイクとクルマ」か「銃火器」でやるんじゃないか? とか言っていたらば、やっぱり出ましたよ「コンバットグラフティ」。銃火器を扱いたかったのか女性キャラを引き立てたかったのか(やろー共も出てますけど)という構成で、宇宙ものSFに扱われる光線銃は除外され、リアルガンシリーズのオンパレードです。ただ個人的には航空機戦闘機ほどの魅力を感じません。クレオパトラD.C.や砂の薔薇やクリスティーンファン向けか。

これを三作目に持ってきた意図には、ある程度の失速も読んでのことのような気がします。このあとにバイクだけで272ページやるとか、クルマだけで272ページが控えているのが透けて見えるもの。

こいつ!違うぞ!

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先日、別記事で「在りし日の144分の1ガンダムでも見ている気分」と書いた矢先に、そのフォルムを再現した同スケールものが発売されることになったそうです。なぜ先日のフジミ模型のエスクードでガンダムかというと左の写真のようなわけで、成形された本体パーツは真っ白だったんです。この胴体だけでも下地処理の後白、青、赤、黄色など多色塗分けをしなくてはならなかった。ガンダムについては「うへー・・・あれをリバイバルするのか―」と思っちゃうじゃないですか。

そしたらこいつ、パーツ割は全く違うぞ! の新規設計。しかも色プラでニッパーなしでランナーから切り離せて、ほぼ接着剤要らずのスナップフィット。これが45年培った技術の惜しみない投入とのことですが、何がすごいって、旧キットと同じ価格に消費税が加算されるだけ。小売価格も惜しみないのです。それでもっ、なんかこれ昔のを作って苦労して塗った経験から言わせてもらうと、まったく納得できないもやもやなキットなんですよ。

1954 いろいろあったんだわ

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1954年のこの話は11月にも別視点で書くと思いますがつまり、「ゴジラ」の第1作が作られた年で、もう70年も前のこととなってしまいました。当然僕などは影も形もない時代で、84年にシリーズ原点回帰となってリメークされ、有楽町にサイボットゴジラが飾られたところまで、いわゆる怖いゴジラは体験していませんでした。71年の「ゴジラ対へドラ」は別格で怖いんですが、怖かったのはゴジラではなくへドラとへドラを産み出した公害の方でした。

2024年。その年から70年経っても、蓮田さんの前方にある鉄橋を一般人は渡ることのできないアメリカが横たわっています。なぜわざわざ横浜かというと、ドラマや映画でよく見ることのあった「バー・スターダスト」「バー・ポールスター」もまた、1954年の営業開始でした。最初のゴジラが東京湾から上陸したとき、横浜は被害から免れたのでしょう。「三大怪獣 地球最大の決戦」や後のvsシリーズで何度か横浜が襲われましたが、この店は健在です。

青函トンネルが着工したり、マリリン・モンローが夫婦で来日したり、第五福竜丸が水爆実験の被害に遭ったり、鈴木式織機が鈴木自動車工業に社名変更したり、自衛隊が発足したり、遭難した洞爺丸に乗るはずだった長谷川一夫の一座が合流に遅れた笠置シヅ子を待って「乗らなかった」り、神奈川県相模原市など全国で沢山の市制施行が行われた1954年。うっかり忘れるところでしたが日本ジムニークラブ会長の二階堂裕さんもことし古希だそうです。

1954年といえば、那珂湊(現ひたちなか市)のわたなべ製麺所も創業の年でした。創業者が浅草で食したソース焼きそばの作り方を持ち帰り、今で云う「那珂湊焼きそば」を産み出すこととなりました。そのことと因果関係は皆無だと思いますが、フジパン下妻工場が那珂湊焼きそばとスナックサンドのコラポレーションをやっちまいましたよ。麺をちぎらないよう煩雑にほぐさず、蒸し焼きにするのが那珂湊焼きそばの作り方ですが、それはスナックサンドの製法では無理のよう。

というよりも、なぜ、&マヨネーズとしたのか。那珂湊焼きそばはソース味が基本で、醤油味も選択できる趣向の料理だけれど、近年はマヨネーズも使うのだろうか。香りにはソース焼きそばらしい風味が漂うのものの、食ってみるとマヨネーズ味の圧勝です。これはまあ好みの分かれるところですが、やっぱり焼きそばだけ食いに行くか通販で購入して作るかしないといけませんかね。

20年はきつかろうなあ

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「特装戦隊デカレンジャー」(上の写真は往時のもの)が20周年とのことで、このところ再録可能なスーパー戦隊の周年映画のひとつとしてこれも封切りとなります。変身しちゃえばどうでもよくなってしまう登場人物、ドラマパートでは歳経てしまっており、キャラクターによっては「よく出てくれたなあ」と半分同情を禁じ得ません。なんせ自分もそれだけ老いぼれてますから。20年はまあ、なんだかんだできついのよ。

デカレンジャーには当時、ロボ合体マシンがビークル系主体であったため、それ以外の捜査車両も含めてそこそこ散財させられました。今回(下の写真)は変身用ツール程度のようなので財布は痛まずに済みそうですが、前回の10年物映画のときには新ビークルメカなんかが出やがったりしているので油断できません。観に行かなけりゃ知らずに済むんでしょうけど、こいつら面白いのでたぶん観るだろうです。

なんでこうなった?

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遅まきながらマーベルコミックのウルトラマンシリーズ第3巻を読んでみたらば、思いっきりウルトラセブンに重心が置かれているしウルトラマンと戦い始めちゃうし、怪獣に対して民間組織のモンスターアタックチームが出てきたかと思えば5機合体メカを持ってるし合体の組み換えでジャックと呼称する恐ろしく不細工なヒトガタになっちゃうし・・・ アメリカ人とはこうも既成概念の斜め上で楽しんでしまう文化をお持ちのようです。

ウルトラマンで始まったこのシリーズですが、時系列ではウルトラの調査員第7号の方が先に登場していました(その場の様子だけですが)。そのあとにウルトラマンが地球人との融合を果たして今に至るのを考えると、第7号との戦いは日本でいうところの少年ジャンプにおけるヒーロー展開として描かれていて、理解と共闘の後に「兄弟」へと発展すると想像できます。終盤、父とエースの対話もあるので、シリーズはウルトラの群像劇になっていきそう。

天狗も百年となりました

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覆面(宗十郎頭巾)で正体を伏せ悪漢を退治する謎の志士。ガジェットを置き換えれば「月光仮面」や「仮面ライダー」から遡れる英雄譚が「鞍馬天狗」です。大佛次郎さんが幕末を舞台にした時代小説として雑誌掲載したのが1924年5月のこと。この年、初の映画登場として実川延松さんが演じた天狗はまだ脇役。次に尾上松之助さんの主演で主人公となりますが、このあたりまで天狗には頭巾というアイテムがありませんでした。

我々(って言っちゃっていいのかなあ)が良く知る鞍馬天狗像は、嵐寛寿郎さんが長三郎時代に組み立てていった意匠や殺陣がベースとなっています。が、原作の逸脱がはなはだしいと大佛さんがクレームを連発し、この映画としてのシリーズは一旦沈静化していきます。

それでもテレビドラマは昭和、平成に入っても作られるなどの人気作でもあり、なにより時折復活というスタイルながら100年を刻んでいるところがすごい。頭巾が付加され短筒が用いられるなどのアレンジはあり、同じ話のリメークが扱われてもいますが、鞍馬天狗はずーっと鞍馬天狗なのです。

REBOOTから10年

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「人造人間キカイダー」は1972年に生まれた特撮ヒーローで・・・などと今更書く必要もないことですが、当時うなぎ上りの人気を得ていた「仮面ライダー」に対する、悩める主人公をより強固に押し出し、改造人間とは異なる異形の姿を産み落とした石ノ森章太郎さんのトライアルでした。確かに正義の味方としては異様な形と色彩。しかし石ノ森キャラクターならではの「眼」の形が愁いを思わせ、ドラマと共に感情移入させていく仕掛けがありました。

これが2014年に「REBOOT」と称してかなり男前のキカイダーにアップデートされ、その鼻筋の高さと細面の顔立ちが石ノ森版と大きく差をつけていきました。これも今更な話題ですが、この映画に先立ちキカイダーのデザインを担当したのが村枝賢一さんで、彼の漫画の作風を思うと「あーそう言えばそうだよね」と、デザインに対する納得とは別に(納得できなかったんだよ)、そう来るのかと説き伏せられた気がしておりました。

ここに村枝さんの仕掛けがあったかどうか知りませんが、REBOOTキカイダーの顔立ちは、すでに故人ですが「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」で少年時代のジョーンズジュニアを演じたリヴァー・ジュード・フェニックスがモチーフになっていたとか。で、仕掛けというのはインディの映画ではなくもっと古い「スタンド・バイ・ミー」に遡るのではないか。そこでも彼はクリス・チェンバーズという少年役で出ています。

「スタンド・バイ・ミー」は少年たちの冒険譚を描いた小説の映像化ですが、不完全な、というより不安定な心の世代が様々な出会いや葛藤を経て大人の入り口に進んでいくという成長を、キカイダー/ジローにも投影していたかもしれないし、こんな人造人間を生み出すに至った造物主と、彼を追ってくる人造人間たちとの相容れない兄弟という立ち位置。いわゆるカインコンプレックスも、「スタンド・バイ・ミー」に共通項を見出せるように感じます。

それまでやむにやまれず戦ってきた敵の撃退とは異なり、怒りと憎悪の感情によって、兄弟とも言うべき人造人間たちを自らの意志で破壊・殺害するという結末(たぶん、これもカインコンプレックス)は、既に石ノ森版の漫画においてなされています。10年前の今日封切られたREBOOT版は割と大味な映画だったと評しているのだけれど、キカイダーの顔立ちをこのようにしたという意味合いの奥に、案外深いこだわりがあったのかもしれません。

戦い終えて朝がきた

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しまった・・・空は水色じゃないし海も青くないわ(ちなみにタイトルの歌詞も本来は漢字を使いません)

もともと3月には食玩系の小さいやつが届いていたのですが、例によって組み立て塗装済み完成品とかぬかしやがって実物はバラバラだったので放棄しておりました。SHFのシンサイクロンはこの状態でパッケージされています。

シン・サイクロン(紛らわしいけど旧タイプの方)は山の上で撮影したので、今回は海岸でと思って夜明けの時刻に合わせて那珂湊まで行ったんですけど、当たり前に強い逆光。影にしても趣味的には良いとはいえウェブに上げるためにはディティールを出さねばならず、照明はクルマのヘッドライトで代用です。しかしマスクをヘルメットのように置いたつもりなのに、どう考えてもライダーがタンクに噛みついている風にしか見えない。

BLUEらすかるのヘッドライト光はHIDでかなり白いので、ハイビームにして上方に散らしたのですが上の写真のように反映されて玩具感も滲み出てしまいます。

趣味的には照明の光源を使わないこちらの方がそれっぽいのですけどどんなもんでしょうね。

65年娘と97年娘

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1965年5月8日に生まれたのが、さくらももこさん(原作者本人もちびまる子も一緒)。まる子は今年58歳・・・というわけではなく、たぶん「永遠の小学3年生」という考え方が正しいのでしょう。残念にも長年にわたってまる子の声を当てていたTARAKOさんは3月に急逝され、4年前に亡くなられた原作者のもとへ行ってしまいましたが、先月から二代目として菊池こころさんが元気な声を引き継いでくれています。

1997年5月8日に生まれたのが、2020年4月に入隊した地球防衛隊日本支部 第1師団 第1空挺団普通科から、2023年に特殊怪獣対応分遣隊 SKaRDに配置替えとなったミナミアンリさん。秋田県出身で2等特尉。格闘技に優れ、23式特殊戦術機甲獣アースガロンの操縦士も務めます(射撃より格闘戦が得意らしい)。彼女の誕生数日後、IBMのコンピューター・DeepBlueがチェス世界チャンピオンのガリー・カスパロフに勝ってしまうという出来事がありました。

て・・・なんかもう好き勝手なこと話題にしてしまっているなあ。