はじめに、もちろんこの記事には悪意など微塵も込めておりませんことを明記しておきますが、これは・・・これは遂に光の国からの「友好的侵略」が結実してしまったのではないのかと、我が目を疑ってしまいました。
メールマガジンと一緒に、住民税だとか固定資産税だとかプラズマスパークエネルギー代請求書とかが送り付けられてきたらどうするんだ(そんなあほな)
多くの人は「北斗の拳」のナレーションと思われますが、僕の場合だと「うる星やつら」のメガネから「めぞん一刻」の四谷、「機動警察パトレイバー」の斯波繁夫でした。が、娘らに言わせれば「Yes!プリキュア5GoGo!」の館長、「ディシディア ファイナルファンタジー」のケフカ・パラッツォなんだそうで、脇役じゃなくて悪役の人という位置づけらしいです。
その千葉繁さんが、よりによって(笑)「獣電戦隊キョウリュウジャー」に、キョウリュウバイオレットことドクター・ウルシェードというバイプレイヤーとして登場するとは。
まさしく名前の通り、怒涛の五月蠅さ満点のセリフまわしにして、名脇役ぶりも健在です。しかし娘らよ、千葉繁といったら、なんといっても都々目紅一なのだよ。これ見たら君らはきっと腰を抜かすだろうぜ。
本日、完成試写会だそうですが、そんなものを観に行けるわけでもないので、面白いのかどうかはわかりません。予告編を見た限りでは、昔のような勧善懲悪のヒーローとして役者を使うと、「ヤッターマン」は作れても、「キャシャーン」や「ガッチャマン」は作れないということでしょうか。このノリで「破裏拳ポリマー」を作られちゃったらがっかりするんだろうなあ。
もともと科学忍者隊のコスチュームというのは、当時のあれでもかっこいいと思っていなかったので、今回どうなるかと見てみると、2千万円のコストをかけてもマントの方には気が回らなかったのか?というちぐはぐさを見たような気がします。
撮りに入った監督は「鳥は忘れた」と吐露してこの映画のデザインワークスに臨んだそうですが、そんならネームバリューにも頼らないで、まったく新しいヒーロー像としての、オリジナルの忍者隊を創り出せばよかったのに。というより、素材の咀嚼以前に、食入るほど見て知ってたってわけでもなさそう。半端な知識で作ると、「実体もなく忍び寄る」なんて、アニメならまだしも特撮で質量のある映像にそんなセリフあるかい! と突っ込みたくなるスクリプトが成立しちゃうのです(アニメの方だって「実体を見せずに」とオオミエきってたのに)
余談ですが、アメリカのスラングというか日常会話に「GOTCHA」というのがあって、これは、「分かったよ」だったり「捕まえたぜ」とか「どうだ参ったか」とか「やってやったぜ」などという意味合いで使われている。もしも「ガッチャマン」の綴りが「GOTCHAMAN」だったら、ガッチャマンの痛烈なセルフパロディーこそが「ヤッターマン」だということになってしまうのです。
しかしガッチャマンは「GATCHAMAN」でした。
まあそのわりには、なんだかドロンジョ様のようなベルクカッツェが出てきますが。それだって、女子高生にやらせるガッチャマンよりはまだずっとましなのか・・・
だったら紛らわしいタイトルつけるな。なのですが、TBというのはもちろん、THUNDERBIRDSのことで、TSUKUBIRDの話ではありません。
まあなぜいまどき「サンダーバード博」なんだろう? とは思うのですが、再来年にはドラマそのものが特撮とCGアニメーションの組み合わせでリメイクされるということで、2004年の映画復活は無視して、1965年版スーパーマリオネーションの生誕50周年・・・の、2年前イベント、という前興行でしょうか。などと首をかしげていたら、
「行って確かめてきなさいよ」
とのメッセージとともに、常設展示の方の招待券が天から舞い降りてきてしまいました。そりゃもう行かねばなるまいって。
だけど、今の時点で、日本での初回放送からは47年めです。その頃、この番組を見て毒された世代というのは、僕より少しだけ年上でしょう。いや僕もぎりぎりで引っかかってますけど、この博覧会って、来場者年齢層高いよねえ。
中洲(中瀬)からの帰り道、さあ寄ってけ! とばかりに所在する石ノ森萬画館に、つい道草してしまいました。昨年の11月に暫定復旧し、この3月にリニューアルオープンしましたが、何度も石巻を訪ねていながらも、なかなか立ち寄れる時間を得られなかったのでした。館内は撮影禁止なのでどこがどう変わったかをビジュアルでは説明できませんが、趣味的には「以前の展示の方が好き」ですかね。
3階建ての萬画館は、1階フロアが津波浸水しました。このフロアはほぼ、エントランスと「墨汁一滴」というグッズショップで構成されています。つまり、ある意味危険地帯(笑)
そこで見つけてしまったのが、萬画館リニューアル記念で200セット限定で作ったという、新1号からRXまでの、仮面のピンズ。「真」以降「ウィザード」までをセットにしたら、あのウルトラなやつにも匹敵したでしょうが、ひとまずそれよりは安価なので・・・
えーそうですよ、買っちまいましたよ。
土曜日の仕事が東松島市の野蒜というところで、この地も多くの人々が津波被害に遭ったところでした。この2月に始まった堤防のかさ上げによる地方道の復旧は、聞くところによると早い部分は来月中に元通りになるとか。野蒜の奥地では高台移転の工事も始まっていて、日に日に山が削られて地形を変えています。界隈の街並みは2年前のままですが、復興のフェイズは確実に前進しています。
その話はさておき、野蒜から東松島市の中心地に向かって国道45号線を走ると、青く塗られたT‐2練習機の128号機が沿道に展示されています。
正確にはJR仙石線の鹿妻駅駐車スペースで、合併前の矢本町時代に空自から提供された、町おこしのモニュメントです。練習機が何故モニュメントになるのかと言えば、この機体がブルーインパルスで使用されていたものであり、現在の東松島に所在する松島基地がブルーインパルスのベースとなっているからです。第11飛行隊についてはかき出すときりがないのでリンクで割愛。
現役のブルーインパルスは、90年代にT‐4練習機へとスイッチしており、実際に訓練や展示飛行で見ることができるのもT‐4のみです。松島基地は震災の折、津波による大打撃を受けましたが、ブルーインパルスは九州新幹線開業の祝賀飛行というミッションのために東松島を不在にしていたことが、不幸中の幸いでした。
この偶然と、ことし3月末の帰還は、作家の有川浩さんも素材に取り上げており、ドラマにもなりまして、「空飛ぶ広報室」という題名は、航空自衛隊の広報サイトも拝借しているようです。
普段はあまりテレビドラマを見ていない理由として、仕事の軸線と恋愛の軸遷とを同列に配置してしまう傾向が強い番組づくりがあります。まーなんというか、仕事中は仕事に集中しろよと・・・仕事中に遊んでいるとしかみなされない僕が言っても説得力はなさそうだけど、そのあたりの展開が鼻につくから、見ない傾向なのです。
もっともそれを言い出したらドラマにならないので、文句を言う筋合いでもないです。が、空井二尉の「2秒ください!」のキスシーンには、やっぱり「やれやれ」と思っちゃったのです。
それでも、つくばーど基地へ帰るとしっかり録画して保存しているものだから、ちゃっかり見ているわけですが、本日がいよいよ最終回。前回、2年前の3月11日で幕切れしたとたんの、本年3月が舞台だそうで、その1週間のインターバルにはもっともっと沢山のエピソードがあったんだろうなあと、2年とちょっとを振り返ってしまいます。
今週は帰省していないため、「あの日の松島」により近いところで過ごしているため、21時になったらリアルタイムで観てみますかね。
「空前の出来事 もはやこれは伝説だ」と、ジェームズ・キャメロンさんは友情出演でコメントしたのか、この一言に伝説的なギャランティが発生しているのか。いずれにしても、何をおっしゃりたいのか良くわかりません。
でもなー、ジェームズ・キャメロン氏といったら、殺人魚フライングキラー→ターミネーター、アビス→ターミネーター2の「どん底から急浮上」だったり、絶対当たらないといわれたタイタニックで大穴(失礼)当てて、こんなんで記録更新なんですかのアバタ―だったりと、映画の世界じゃわらしべ長者ですからね。
誤解の無いよう付け加えますが、キャメロン氏がこの映画を撮るわけでもなんでもありません。神輿を担いでいるだけです。その担ぐ相手の映像のスタイルがこれなのかと思うと、氏のコメントが理解できないのです。フルCGで作ろうが声だけ役者を使おうがどうでもいいけれど、今回フルCG方式で作っている絵の雰囲気が、予告編に関してはゲームのデモ映像レベルにしか見えない。特撮と生身の役者のキャスティングが困難だから採った手法でしょうから、何かひと工夫するのかなと思っていたのですが、このままなのかなあ。
宇宙海賊キャプテンハーロックの元々の世界観は、活劇に近い印象を持っています(僕は、ね)。初期のテレビシリーズよりも、客演として登場した銀河鉄道999での雰囲気が、最もイメージ通り。となると、テレビシリーズから連綿と引き継がれる反逆者としての地球との構造を描く上での、どよーんとした暗い雰囲気は、たとえば副長に正論で口答えされたときに、素直に「すまん」と言いきるようなハーロックは無いだろうと。
福井晴敏さん、脚本上にそんな腹芸まで持ち込んでくれるかどうか。観るか観ないかはそのへんにかかってます。
あっ・・・ひょっとして、キャメロン氏の次の作品が大当たりになるという、そういう予言めいたコメントなのか?
宮城県内の外回りをしているとき、仙台のFM放送を聴きながら移動しているのですが、震災以降しばらくの間、午後3時を過ぎると、一時的にリクエストを受けて流す楽曲が特撮モノやアニメーションの主題歌で占められていました。
被災者や子供たちへのエールという意味合いがあったのだと思います。最近はトラックドライバー、営業マンの投稿を読み上げるコーナーに変わっていて、その際のBGMが、歌詞の入っていないサンダーバードだのウルトラ警備隊のうただのTACの歌だのTake off!!スーパーGUTSだのマイティジャックだのが使われています。
ちょっと驚いたのは、楽曲の中にキャプテンウルトラの「宇宙マーチ」も紛れていること。よくそんな音源持っていること。さすがはラジオ局(というより、スタッフが持ってたんだろうな)です。
キャプテンウルトラは、東映が制作していながらも放送局とスポンサーの含みによって、ウルトラQ、ウルトラマンに続くウルトラシリーズの3番手という位置づけで、3機に分離できる主役宇宙船を繰り出したことでは、ひょっとすると世界初(かもしれない)のメカニック描写をやっていました。世界観や設定の出所がエドモンド・ハミルトンの「キャプテン・フューチャー」であることは周知の事実ですが、チープでもなんでも映像作品としてスターウォーズより先駆けて作り出されたところに意味があります(あるのか?)
まさかとは思いますが、ウォルトディズニー社からスターウォーズの新作三部作が作り出される現代の流れを受けて、この番組をリメイクしちゃおうなんてとんでもないことは考えていないと思いますが、なにしろ東映の特撮ですんで、可能性がゼロとも言えないような気がします。