そろそろ飽きられているかもしれませんが、もはや基地ではこれをやらないと年越しできない。雨天荒天大風が吹かなければ、夕方明るいうちから点火します。
来られる方はご連絡下さい。
今夜は火を焚かずともさほど寒く無い星空。双子座流星群の極大が近づいており、20分ほど見上げていて8本が流れました。などといっても手持ちのスマホで写せるわけもなく、「冬の大三角」の一部を捕らえられただけでもたいしたもんだと感心しました。コンデジよりも写りが良かった。
ウルトラセブン放送開始55年を記念したいくつかのプログラムのうち、2023年の世界でモロボシダンと薩摩次郎が出逢うという新作セブンが、サブスクリプションにて配信されています。日本人の男性に擬態したペガッサ星人と、往時のままとしか思えないマゼラン星人マヤも出てくる中で、世界のパラドックスによる破滅の特異点扱い? なアンヌがなんとも邪魔に感じます。でも、今どきの脚本家はこんなのを描けるのかと、ちょっと感心しています。
それにしてもペガッサ星人とマゼラン星人、地球に取り残されて孤独の歳月を過ごしてきた二人とも、55年前のドラマと異なり滅びていなかったことは、ペガッサのダークゾーンによる時空の変化なのでしょうけれど、このドラマにおいては絶妙なキャスティングです。このシーンにて二人がすれ違っていますが、どうやら二人のいる世界もまた別次元のようで、アンヌはマゼラン星人のいる世界に迷い込んでいます。
マゼラン星人マヤ役の岡井みおんさんは、往時の香野百合子さんに似た雰囲気の女優として起用された人ですが、香野さんとはやはり別人なので衣装の合わせによる雰囲気作りが効いているのだと感じます。それでもあの日、ジュークボックスに仕掛けられていた自滅装置の悲劇をこのような演出で「無かったことにした」のはよかった。宇宙人同士の再会という形で、アンヌとではなく彼女とダンが巡り会うベタな(アンヌこそベタですが)展開を見たかった。
半年に一度の超精密検査ウイークで、先ほどエレベーターに乗ったところ、最後に小柄なご婦人が籠に入ろうとすると定員オーバーを報せるブザーがなりました。
エレベーター内は それほど混んでおらず、小学生くらいの女児を含めて9名。
操作パネルには「定員11名 750kg」の文字。
地下の駐車場に繋がるエレベーターは同時に霊安室のある階にも停まります。
さては目に見えない “ 誰か ” が乗っているのか?
エレベーター内に恐怖と戦慄が走った その時・・・・・・。
無垢な瞳の女児が母親に問いました。
母親は冷静な声で答えました。
集中する九つの冷たい視線に私は思わず「どうぞ・・・」と ご婦人に場所を譲ってエレベーターを降りました。
検査フロアに取り残された私は閉じたエレベーターの扉に向かって消え入るように呟きました。
・・・いやもう言葉の暴力に言葉もありませんが、「貴女こそデーモン族に憑依されてませんか?」(憑依され体を乗っ取られるとデーモンの体重分が大幅に増加する)と口に出さないところが和邇さんです。
「ゴジラvsメカゴジラ」の封切りから30年となりました。いやー、この映画になんで入れ込んでいるかって、劇中にスズキエスクードが登場するからで、過去に「端役ながら大役」、「だから鵜呑みにしてはいけないぜ」を書いているほどです。こうなると、30年経ったよということ以外に、エスクードを絡めた「vsメカゴジラ」のことでは書けるものはもう残っていないなあと、僕自身が思っていたわけですよ。
そしたら当時、こんなムックを買っていたことを、不意に記憶の底から呼び覚ましてしまい、しばらく発掘作業をしていました。30年だもの、どこに片づけたかなんて忘れちゃってましたよ。ついでに言えば、ゴジラ映画ごときでムックなんか、普通なら買いません。この本に関しては、主役メカとなったメカゴジラ、ガルーダと同じページに、あの(しつこい)エスクードが掲載されていたからです。いやほんとにそれだけの理由。
テキストの内容はほぼ記憶から消えていました。読み直してみたら、エスクードが登場するシーンは、脚本上では単に「クラシックカー」とだけ書かれていました。車種の吟味もなされていなかったのです。この車がエスクードではない可能性もあった。現地調達を果たした大道具小道具さんたち、とてつもなくよい仕事をしてくれていた(僕にだけのことですけどね)のでした。しかし絵コンテにはすべてのシーンとも描かれていませんでした。
さて多分「vsメカゴジラ」とエスクードの話題は本当にこれが打ち止めになると思いますからもう一冊、「ゴジラ1954‐1999超全集」というのが上記のムックよりもあとに出版されております。上記の出版は東宝本家、ゴジラ生誕40周年と、本多猪四郎さんの追悼をうたっています。こちらは小学館からのリリースでしたが、本多さんに加えて田中友幸さんの追悼も加わり、円谷英二さんも含めたゴジラ生みの親たちに捧ぐとされています。
ここでも、1993年の「vsメカゴジラ」は当たり前に扱われています。そうです、ストーリー紹介のスチル群に、Gフォース本部玄関口近くに駐車されたあのエスクードも、またもや200ページを超える一冊の中のわずか1ページの、たった一コマにて掲載されているのです。残念ながら「vsデストロイア」に出てくる民間人のV6ノマドまでは網羅されていませんが、クルマジャンルと全く異なる書籍で2冊にわたって載っていることが、30年前としては快挙でした。
でもさー、これって結局Gフォースの建物と主演にあたる青木一馬のスチルであって、しかも同じ場面じゃんよー。と、長年、自嘲(なんで俺が俺を笑わねばならんのかわからん話ですけどね)していたのです。ところがそれぞれの掲載スチルをよーく見ると、東宝版と小学館版とではアングルが異なり、映画フィルムから起こしたものだとすればカメラのパンの状況から、小学館版の方が車を降りた直後のようです。そうだったのかと、まさしく愛蔵版の2冊となりました。
街によくある宴会場も完備した定食中心の食堂に入ったらば、案内された小上がりの席には炬燵が敷かれておりました。我が家ではまだ出していないので、今シーズン初のぬくぬくです。
これで石狩鍋とか注文したいなあと一瞬思ったんですが、残念ながら鍋物は品書きにきありませんでした(石狩鍋定食・・・茨城じゃあ無いよなあ)
ただしこのお店、何を頼んでもハズレは無いという評判。窓越しに見ていると開店後10分くらいで駐車場が埋まってしまう。客層も家族連れが多いので、店内もすぐに満席。しまったー。カウンター席にしとけばよかったぜ(でも案内されちゃったんだもん)と遠慮がちに昼飯をいただき、満足萬満腹感で撤収してきました。
とんかつ定食が実にうまい。次回は焼肉定食狙いです。
20年前の12月9日、宇宙航空研究開発機構は火星探査機のぞみの火星への衝突回避を余儀なくされ、軌道変更を命令して探査ミッションを諦めることとなりました。殺菌・滅菌処理されていない機器を地球外天体に持ち込んではならないという国際ルールに対して、推力や通信トラブルの相次いだのぞみは、衝突可能性基準を1%未満とすべき軌道制御が僅かの差でできなかったことに起因し、この日運用停止となっています。
のぞみはその後、火星軌道に近い太陽周回軌道に留まっています。のぞみの経験を活かしたはやぶさ二機の小惑星探査はそれぞれ成功をおさめ、さらにこの成果に基づく技術で2026年にも新たな探査機を火星に向けて飛ばす計画が進んでいます。のぞみ、はやぶさ二機のミッションを融合した火星周回探査と、衛星フォボスへの着床・サンプル採取などがMMX(Martian Moons eXploration)に対して、のぞみは大きな遺産として再評価しても良いかもしれません。
「超人ロック 憧憬」が出版され、これで本当に聖悠紀さんが描いたロックは、未発表原稿でも出てこない限り最後の一冊となりました。今後しばらくしてどなたかが新章の扉を開けるかもしれません。「憧憬」で既に、アシスタントの佐々倉咲良さんが最終話を描いています。幾多の漫画がそうやって描かれています。でもやっぱりそれは多元別次元の超人なんですよ。むしろ「憧憬」に登場する海賊が語っているセリフ(本書の帯にも記載)こそが、永遠を紡ぐのかもしれません。
この本、別章の「ロックインザボックス」との二本立てなのですが、こっちはスラップスティックなコメディー仕立てながら、多元宇宙のロックが大勢出てきます。人それぞれの中の記憶や記録が永遠を紡ぐ手立てになるかもしれないと思わせる、不思議なカップリングになっています。