近くの幹線道路で張ってるのよね、白バイ。
右折の違反が多いので、毎日のように捕まる車を見るのだよ。(右折分離信号の交差点なのね)
そして、この白バイの後ろに黒いワンボックスが。
何を話していたんだか、10分以上懇切丁寧に説明してましたよ、お巡りさん。
窓開けてたから途切れ途切れにお巡りさんの声が聞こえてきたんだけど
「それは出来ませんので」だけはハッキリ聞こえた。
・・・見逃してくれとでも言ったのか?
土曜日の朝一番でカラマツの森の中にある喫茶店に出かけ、ジョン・レノンの遺品を眺めていて、そこに添えられている煙草のパッケージから、ああそういえば「彼」もジョのファンだったっけなと思い出しました。
その有名なパッケージデザインの呼び名をハンドルネームに用い、その煙草そのものを愛煙することで、「彼」はジョンが過ごした避暑地の時間を共有していたのでしょう。
思い出しておきながら言うのもなんですが、気が付けば10年、「彼」と会っていない。僕がぷらすBLUEを手に入れたのと同じころ、同年式のアルファロメオのスパイダーに乗り始めたというので~なんかもうこのあたりでかなり趣味的に差がある~、足利で落ち合って榛名山まで連れ立って走ったのが、その10年前のことでした。
スパイダーと、一緒に所有していたNA型ロードスターを今どうしているのかは知りません。職場で使っていた1600ノマドは、ずいぶん前に廃車されたと聞いています。が、縁があれば再会もあるだろうし、なければ10年の歳月は記憶にとどまるのみ。「彼」との間には常に「偶然」というファクターが介在するので、それ以上の踏み込みはしないのです。
「僕は直接面識はないのですが」
喫茶店の主人がつぶやきました。
「僕の友人の知人の方です。白いユーノスロードスターの・・・」
意外なところで、意外な人から思いもよらない言葉を聞くこととなったのは、もちろん偶然。土曜日の町は閑散としているけれど、日曜日には色とりどり、数百台のロードスターで賑わうイベント前日に訪れたのも偶然です。「彼」ともそのうち、また会うことは叶うでしょう。
kawaさんに続いてs.Doさんも、本日TD11Wのノマドを退役させることになりました。明日のツーリングにはあのノマドがやって来ない。というよりここ数回の行事にもれなく参加してくれていたにもかかわらず、ちゃんと写真を撮っておけなかったこと、直に送ってあげられないことが悔やまれます。まあほとんどの場合、知人友人のエスクードの退役時に立ち会えることはないのですが。
kawaさんもs.Doさんも車体色違いの同じゴールドウインながら、アプローチの方向性はかなり異なっています。s.Doさんは一般道飛ばさない中速トルクの使い手です。彼に合わせて走ればだいたい燃費が向上します。トルクの細い4ATであの走りは、実はけっこう難しいのです。
まあしかしノマドは退役しますがs.Doさんは健在ですので、近々再び、いつものようにコーヒー牛乳をドリンクホルダーにのっけてやって来るでしょう。さてさてどんな車に乗り換えるのか、そこは6月に意地でもイベント開催せねばなりませんですね。
最初の1冊を発掘したのは古本屋で、90年代のこと。これを基地内部で片づけ紛失して以来もう20年近くになります。その1冊目はあきらめ再び古本屋巡りを続けてようやく見つけました。86年に出版されたにもかかわらず(たぶん重版してない)初版本でした。
森雅裕さんの小説というのも、あとにも先にもこれ以外知らないし、この「サーキット・メモリー」についても、世間の書評はあまりたいしたことはありません。
僕自身、殺人事件の謎解きものにはのめり込めないので、二度おいしいかと言えばこの記事の表題は便宜的なものです。が、本作は始まりから43ページまで、どこをどう読んでもチャキチャキのオートバイレースもの。ベタでお約束のように筑波サーキット。シーズン終盤の決勝、クラッシュ・リタイア。主人公を取り巻くワークスや身内の相関が風呂敷を広げ、44ページから197ページまで、その世界観の中で殺人事件と解明が展開し、まあそういうミステリーものだから後味の悪い事件の顛末を迎えます。
しかし198ページ目から再び、これまたベタな最終戦の鈴鹿に舞台が戻り、230ページまで、たまったフラストレーションを薙ぎ払う大団円(いくらか演出しすぎ)が残されています。それらは典型的な推理小説の組み立てなのですが、オートバイレースの世界が舞台となっていることで、敏腕の刑事や名うての私立探偵がストーリーテラーとなるよりも余韻で盛り上がれるのです。
ところで、劇中に登場する主人公とライバルの所属チームのみ、物語の構成上「架空のメーカー」となっているのですが、同一チームでありながら4サイクル対2サイクルという構図を取り入れ、架空ながらそれらがNR、NS(そういう時代の小説ですから)、さらにRC172だとかを持ち出してくる。このあたりはマニアックなようで、実はマニアでなくともその気分に浸って行けるようなガジェット選びをしています。
逆に言ってしまえば、ミステリーだけだったら、レースだけだったら退屈だったかもしれない。別要素をうまいことミックスしたことで、余韻の生きてくる一冊になっていると思っています。でもこれ絶版。通販サイトには出ているようですが、さすがにそれは馬鹿らしい価格になっています。
スズキが燃費測定方法の不適切について国土交通省への報告を行うとともに謝罪会見をしてから一週間(とちょっと)。
測定方法の不適切さという点については批判を受けることもやむなしとして、一部の民放が一部の自動車評論家を起用して相良テストコースの不備について攻撃的なコメントを流すなどの波紋を呼ぶかの先週でしたが、巷のスズキユーザーの声をインターネット上で眺めていると
というツイッターやブログの多いこと。あまりに沢山あるのでいちいち抽出はしませんが、それらはすべて、所有する車の平均燃費を掲げており、ことごとくカタログ数値を上回っている。彼らはこれを称して「逆偽装」「スズキはで勝負する気が無い」と笑い飛ばしています。
うわーしまった、うちのクルマには燃費計ついてねーよ。仲間に入れんではないか・・・ と、ちょっと地団駄踏んでる自分ですが、このユーザーさんたちの主張は実にほほえましくも頼もしいことでした。おそらくはメーカーよりもディーラーの方がドキドキしているここ数日だと想像しています。そこに差し入れされた援護射撃としては、これ以上のものはないでしょう。