なんだ突然、の思いつきですし、単行本自体が昨年発売されたもののうえ、連載がどう進んでいるのかも知りませんから第一巻の雰囲気だけで思いついたのです(もちろん思いついただけね)
鶴田譲二さんの漫画はこれまでも何作か読んでいますが、「空は世界のひとつ屋根」で初めて、これ特撮映画で観たいよと感じたのです。
マリアナ諸島の北端に位置する絶海の孤島に、ほとんど滑走路だけとはいえ曲がりなりにも国際空港があって、これを相続した網元の子孫の娘が空港長で管制官。職員も元はおそらく網元の配下で働いていた漁師たち。そこへ東京から若い公務員が管制官として転勤してきたけれど第一巻ではまだ本筋にすら絡んでこない。でも空港長の破天荒ぶりと隠された繊細さ、さらに仕掛けとしてなんだかいろいろと謎がちりばめられていそうな期待感。
いやこれ面白いですよ。
絶海の孤島と言ったって、ロケ地をどう選択するのか。一巻以降のあらすじを2時間弱の映画にどれだけ凝縮できるか。たまにしか来ないとはいえ様々な航空機が調達できるのか。怪獣も出ない、侵略者も出ない、未確認飛行物体くらいは出るかもしれないけど、要は敵と戦わないドラマづくりに、VFXは大いに役立つと思います。難点は主演女優にほぼ半裸で演技させなくちゃならん(いるのか?そんな女優)ことですが、某0.0よりこういうのをスクリーンで楽しみたいです山崎貴さんっ