とでも言いたげな行き倒れっぷり(汗)
2階は窓が開いているので、ここが風の通るポイント。
吹き抜けるのがたとえ生暖かくても、1階に比べれば涼しいの?
で、その暑い1階の更に箱の中とか猫テントに籠って寝てるちぃって・・・体感温度のセンサー壊れてないか?
2011年から連載されてきた「風の抱擁」も6月末に完結し、先ごろ単行本の最終巻がリリースされました。宇宙最大級であると同時に実にささやかなラブストーリーは、哀しくもやさしい結末を迎えました。
聖悠紀さんは確か、70年代の終わりに事実上の商業誌連載を始めた頃、「描いてみたい物語は、超人ロックの失恋」とインタビューで語っていたことがあります。今回のエピソードは、何十年越しの念願を果たした物語だと思われます。ただ、失恋に近いエピソードならば74年に発表している「コズミックゲーム」があり、全く描かれていないわけではありません。
「コズミックゲーム」におけるロックは少年で、年上の女性に抱いた憧れと恋心が、星間戦争を介したヒロインの死(の確定)によって打ち砕かれるものでした。ロックは子供の姿でありながら、ヒロインを助けるべく恒星間テレポートをやってのけるという、まさしく超人ぶりを発揮するも、あこがれの人は守ることができなかった。
彼はそういう経験を何度となく繰り返し、『星よりも永い命』を過ごしているわけで、たとえ平穏な時代であっても伴侶と共に老いて天寿を全うすることができない。「風の抱擁」のロックは青年の姿であり、その苦汁や悲哀を知り尽くしながらもヒロインに惹かれていくのです。
今回のヒロインであるミラ・ファニールは、「カデット」「星辰の門」「久遠の瞳」に続く登場でした。「久遠の瞳」は、超人ロックの黎明期のエピソードである「ジュナンの子」をリメイクしたもので、フィーチャーされた世界観の中から新たに生み出されたヒロインということとなり、超人ロックという漫画の44年め(風の抱擁の連載開始年)にして超能力やSFのジャンルを凌駕する奥行きを表現しました。
好みは人によりけりでしょうが、「コズミックゲーム」のリアンナと並んで歴代ヒロインの1、2位を競う存在になったのではないかと思います。少なくとも今回の連載だけで単行本7冊というのは1エピソードとして最長。4つのエピソードにまたがるヒロインというだけでも(そういうキャラクターは他にもいますが)力の入れようが感じられます。
この手のエピソードを描いちゃうと、このあとどうするんだろうってところも心配ですが、まだやっていないとはいえロックの誕生編、なんていうのには手を出さず、どんどんセンスオブワンダーな世界を構築していってほしいです。
和邇さんのSIDEKICK2号車がだいぶ仕上がってきました。以前、1号車の退役に触れて「技の一号力の二号」などと書いたものだから、和邇さん宅ではほんとに各部に紅のアクセントを入れる算段を立てており、完成するともっと力強く見えるようになるそうです。
和邇さん自身は仮面ライダーよりも「98式AVイングラム」をモチーフにしようとしていたらしいです。それを察知してか、和邇お嬢姉ちゃん曰く「確かに特車2課の格納庫みたい」と、フジ・オートの渡辺さんのブログを見てつぶやいたとか。
「さながらイングラムのニコイチね」とも(おいおい)
それに対して和邇お嬢妹ちゃんなどは
「まるで幽体離脱~」(そりゃないよ)
邇さん自身も「新しく取り付けたフェンダーフレアのせいで、一文字隼人というより太田功の2号機っぽくなっちゃいました」と、予想以上のヘビーデューティーさで路線変更の検討も始めるようです。もともと2号車はローダウン仕様で高回転型のセッティングだったのですが、今回の仕様は速さよりも力強さが出ていると思います。
このフェンダーフレアですが、2014年の今どきになって、アメリカの「トレイル・タフ」で新規リリースされた初代用パーツなのです。まあ作る方も作る方だけど、こういうのを見つけてくる方も大したものです。で、これまた僕と和邇さんとの間でしかやりとりしていなかったうえに、フジ・オートでも公にしていなかったこの部品取り付けの話題を、コムロさんが別ルートで発見してくるというのが恐るべしエスクードフリークな展開。
コムロさんによると「トレッド4×4サービス」さんの店長日記に、そのエピソードが紹介されているとのことです。フジ・オートの渡辺さんは
「通販主体のショップと伺っていたのですが、わざわざ川崎から桶川まで部品を納品に来てくれて、四駆の話題で楽しく対話させていただきましたよ」
と語っておりました。
取り付けられたフレアは、今どき新製品か! と驚かされながらも、パーツ合わせについては結構苦労しただろうなあと感じさせる、アメリカンなおおらかさも漂っていました。そのあたりは和邇さんも慣れっこですんで、笑って許すことでしょう。
こんな段階を経て、2号車は月末までには構造変更も完了してロールアウトする予定だそうです。しかし和邇さんときたら48時間戦う会社員(72時間といううわさも)で休暇が取れないらしく、これを普段乗り回すのは和邇姉妹ということになりそうです。