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  ~懲りない傾向~

下書きにダメ出し

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エスクードの企画の一環として、壮大な(当事者比)ラブレターを書けという、今更ながらほとんど恥の上塗りのような取り組みを始めたものの、これをけしかけてきた張本人は姿をくらまし(笑)、そんなものに役立つ参考書があるわけでなし、こんなアホな企みに前例があるわけでもなし、どんどん窮地に陥っていく日々。しかし、9月も下旬になるのになんでこんなに暑いんだよ、と、だらけていた仙台も確実に秋めいてきて、いたずらに時間だけを浪費し続けていることを思い知らされるのです。

その上ついうっかり、スーパースージーの原稿を先に仕上げてしまい、同じことを書けないではないかと地雷を踏んづける始末です。

ああ、念の為に断っておくと、本業の業務はちゃんとやっております。

そんなこんなでとりあえず下書きは書いた。書いたけれども、これを横文字に訳さねばならない。それはもうめんどくさいから、ソフトの力に依存するわけですが、ソフトはソフトで万能ではない。手の込んだ文面になればなるほど、まともに翻訳することができない。いっぺん英訳したものを再度和訳したときに、めっちゃくちゃな文章になってしまう。ということは、英文の方もきっと本意は伝わらない。

ほとほと困って、第三稿でぶん投げまして、霰に救援要請。カナダ留学の成果を見せてみよと原稿を送ったとたん

「主語は曖昧だし文法が日本語のままだしで、どんどん意味がずれてしまってます。これはダメ出ししちゃっていいですか?」

ばっさりと切り捨てられてしまいました。

ちくしょー、現役には敵わないのか。英検二級持ってやがるしな(とーちゃん、三級)。

方正謹厳

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その土地の法規には従わねばならない。オーストラリア然り、ロシア然り。スペアタイヤがなかったら話にならんだろう、と定められていれば、5型にもちゃんと、規格サイズのスペアタイヤを背負わせるのです。日本じゃ日本なりの事情に従ってのことだそうですから、泣けてきます。モスクワショーの公開モデルを見るだに、そういうもんかいと思わされます。

国土交通省と経済産業省、なんとかしなさいよ。

それ見たことか

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5型のエスクードのカタログには、少年を冒険に誘う父親の図式といったスチルが使われています。まるで昔のハムのCMを彷彿とさせるイメージですが、まさか今現在のエディターが、当時の「わんぱくでもいい・・・」の、あれを参考にしたわけではないだろうと思いますけど、逆説的に言ったらその頃と何一つものの考え方が変わっていないステレオタイプな構図でしかありません。

一方、クロスアドベンチャーの方だと、若者の男女で構成しており、ターゲットをより若い世代に変えていることは伺えます。

しかしなんだね、独身ならいざ知らず、所帯持ちの新車購入時に、奥方だとか母親だとかの姿を微塵も見せない、君は留守番してなさいと言わんばかりのカタログというのは、やはり顧客不在の発想です。いや別に家庭内でのおとーちゃんの決定権が強く復権していれば問題ないんでしょうけどね。

ところがです。オージーの発想はそうでもない。スズキ・オーストラリアのグランドビターラは、親子3人と、ペットの豚(ぶ・・・ぶた?)が、5型を使い倒しているのです。いやー、どこらへんまでウソついているんだ? とは思うものの、こっちのほうがずっと微笑ましいし、笑って許せるじゃありませんか。以前、よそのメーカーのクルマが冒険テイストと道具感覚を前面に押し出したCFでうまくいってましたが、そういうのはよそでやってもらっていればいいんだよなーと感じるし、4型で肩すかしをくらわしたインディー・ジョーンズのような宣伝投資よりも絶対にこっちの方が良いです。

 

売れない先入観

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世の中結果がすべてだと言われちゃうと、もう言い返す言葉もなにもありませんけど、1台の利益がジムニー3台分だというのなら、登録車の販売はもそっと力を入れてもいいのではないか。しかしこのご時勢に趣味性丸出しの四駆が売れるのか?と、エスクードは変哲のないSUVへと偽装を施したように見えます。

今や海外でも売れていないらしい苦境の中で、売れないという先入観を払拭するのは至難の業だと、確かに思わされる話です。しかし、趣味性丸出しという車は本当に売れないのか? とも、逆説的に考えたくなります。

結論から言ってしまうと、たぶん、売れないという先入観が先に出ている。そこをはったりでもなんでもかませて攻勢に出ることは必要だろうと。エスクードに関して言えば、一番やらなくてはならないことは、宣伝費用にコストカットを続けるスタイルを、いっぺんやめることだと思います。

何がだめかって、あのへたくそなコピーとCG全開のカタログを刷新すべきで、それこそ竜洋の砂浜でもいいから実車のスチルを前面に出さなくては、伝わるものも伝わらないでしょう。さらにはもうひとり分の人件費を捻出して、おとーちゃんと息子だけでなく、その横におかーちゃんの姿も登場させなかったら、新車を買おうかという家族会議の席で、家計を管理する立場の奥方様を説得できる材料にだってなりはしません。

もうひとつは、バブル景気というだけではなく、初代がブレイクしていく流れがあったこと。アピオがオーストラリアンサファリでクラス優勝を遂げ、そのレースシーンが当時の四駆雑誌の付録カレンダーに使われ、呼応して販売宣伝広告にも採用されてからです。広告塔となる実績か、あるいは耳目を引きつける実車があるべきなのです。

いまさらダカールラリーやらどこぞのヒルクライムに出て行けと言う気はありませんが、たとえばその昔、スターリング・モスがフロンテSSを走らせたアウトストラーダ・デルソルでの長時間試験走行のような企画に、「あれ? 見たことないぞそんなグランドビターラ」というようなカスタム仕様と、カタログモデルを同時に登場させるのもありだと思います。どうせなら、イタリア国内だけでなく、五大陸全部キャラバンする。誰にやらせるんだという部分は、全国のアリーナ店から社員を募って、これを遂行する。別にプロレーサーやタレント、ましてやインディー・ジョーンズなんか起用する必要はないのです。

「なんだそりゃ?」という興味や好奇心、ワクワクさせるようなものを、今のエスクードの宣伝ではまだやっていない。カタログが謳っているほどに、冒険は近いところに置かれていないのではないかと思うのです。

 11月22日、追記。最近流れ始めたスバルフォレスターのCMを見て、吹き出しちゃいましたよ。一年間で五大陸10万キロ走らせるって。なんだそりゃ?

ニケさん

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先日の熊本行きで、だんご班長さんと共に初めてお会いしたエスクードユーザーの、ニケさん。二代目のFISリミテッドに、B.F.グッドリッチのマッドテレーンを履かせているという、履かせているだけでなくダートや林道には果敢に走り出す、元気な青年です。

このエスクードに触発されて、彼のお父さんもエスクードを手に入れて乗り回しているそうで、久しぶりに10年か20年遡るような、往時のエスクード乗りによく見受けられたものと同じ、スピリットの塊を見せてもらった気がします。

 

それは、一度はエスクード(二代目)を手放しても、意を決して現在のノマドで復帰しただんご班長さんや、クロニクルのために貴重なディーゼルの二代目を鹿児島から茨城までフェリーと自走で持ち込んでくれたり、三代目に乗り換えたあとも再び同じ経路で披露しに来てくれたしんいちさん、同行してくださった方々も同じなのですが、ニケさんの何気ない一言が、ふと印象的に耳に触れたのでした。

「今月末の南阿蘇ピースライドには、我々は参加しないんですか」

熊本で行われているピースライドというのは、全国的にも所々で行われている、バイクツーリング中に車種やグループ、個人の分け隔てなく、ピースサインで挨拶しようというもの。集合場所を決めてのミーティングなどもあるらしいです。だんごはんちょうさんもニケさんも、エスクードだけでなくバイクに乗っているのです。

「こっちではそういうのが盛んなんだ? エスクードがデビューした頃は、僕らもエスクード自体が珍しかったから、出かけた先ですれ違う時は手を振って挨拶していたねえ」

「えっ、ホントですか! エスクート゜同士でですか?」

「そうだよー。波長が合いそうと思ったら、留まっているエスクードのオーナーさんのところに行って、どこから来たですか、とか声もかけていた」

「うわー、それいいなあ。俺もやっちゃおうかなー」

ここ。この楽しそうなリアクションが、とても印象的で、そして嬉しかったのです。

もともとが、エスクードを最初に買った頃、僕はインターネット環境を有していなかったから(平成元年、ネット環境を持っていた人は相対的に少なかったんじゃないか?)、コミュニケーションの手段は現場でしかありえなかったのです。それだって、そのことがきっかけとなって交流の続いている人はいないのですが、現在のファーストコンタクトの相当な部分がインターネットに依存している時代よりも、ドキドキ感と面白さはあったように記憶しています。

実際、今回僕はマツダロードスターで移動し、そりゃもうどこの馬の骨かもわからない風来坊で、彼らのあとについて走っていても、それがひとつのグループになんか見えなかったでしょう。大津の道の駅から始まって阿蘇の半分くらいをぐるっと回ってくる間、オープンスタイルのクルマとはいくらでも出会っていますが、「やあ」とサインを送ってくれた同種のクルマは、1台もありません。カルデラの底へ降りる途中、トレッキングに来ていた女子高生のジャージ集団だけが、だんご班長さんから僕までのそれぞれのクルマに手を振ってくれただけでした(前回も書きましたが、おじさんもう思わず手を振り返しちゃったよ)

このエスクード黎明期のエピソードを聞いてくれて、楽しそうな顔をしてくれたニケさんには、僕もまた嬉しいことだねえと思いました。ニケさんがそれを実行してくれたとして、リアクションしてくれる人がどれだけいるかは、期待することはできませんが、なによりニケさんが聞き流すことなく受け止めてくれただけでも、良かったと。

月面は遠くにあらず

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1959年9月12日、旧ソビエト連邦によって打ち上げられたルナ2号は、ルナ1号によって発見されていた太陽風の確認観測のあと、33時間半の飛行を終えて月面に到達し、「晴れの海」の西側あたりに衝突しました。

無人の飛行体だとこれほど速く月に行ってしまうわけですが、この9月14日のルナ2号月激突(到達自体は13日)が、宇宙船という枠組みでは人類初と言ってもいいかもしれません。しかし宇宙船の定義って無人でもいいのか。はやぶさのような探査機扱いではないのですね。

無人なら1日とちょっと。有人でも数日で到達できる月面も、エスクードで走ろうとするとけっこう大変な年月を要しますが、やってやれないことはなく、既に何台かの到達例があるのはご周知の通り。そして、月ロケットが多段式であることを考えれば、2台以上を乗り継いで38万4400キロを走り抜いても、良いではないかと思うわけです。

すると、月に到達している人、もう少しで到達しそうな人は、こんなにいらっしゃる。

コムロさん   526,000km3台
kawaさん   499,000km2台
itoさん     433,206km✩
たけちんさん 423,000km2台
Maroさん   411,901km3台
NONNONさん387,004km4台
はらたぬきさん384,247km2台
しろくまさん  380,000km✩
あおいろさん 377,000km3台
とにぃさん   377,000km4台
Daiちゃん  358,100km2台
ゆっくリズムさん353,480km2台
雅 右京さん  334,000km3台
あきさん    333,000km2台
TA01Wさん 330,000km2台
BenyaminFFさん 328,000km✩
suuuさん    316,572km2台
パジェケンさん 313,000km2台
千夜さん    306,000km✩

✩印は、たった1台でこの距離を刻んでいる現役個体です。これはなんといってもすごいことです。複数台の人の中にも、そのうちの1台が同様の距離を有していた事例があります。さらには、現時点で更新されていないものもあるため、これらの距離はもっと伸びているものと思われます。

残念ながらすべてのエスクードが退役してしまった人たちも、これだけ走っていました。

yoneさん  377,000km2台
シン大尉    345,279km3台
たかべーさん  344,000km2台
こばぁさん   323,768km2台
師匠さん    304,000km2台

なんであれ、こつこつと積み上げていくことって、いつか何かの成果を得るということですね。

Team WESTWIN Warriors #057

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ウエストウインの面々とは、彼らの遠征先で直接会えるものの、交流のほとんどは電話やメールでの情報交換を展開していました。島監督の談によれば、僕は監督とは2年周期でお目にかかってきたようです。

それじゃあ今年はその年まわりじゃないかと、気がついていたかというと、日頃のコンタクトの膨大な数で「なんかもう、すっかり隣人」という感覚であったため、まったく気づいていませんでした。そういえば、東日本大震災の日、最初につながった電話が、島監督からの安否確認と激励だったのです。

彼らのレース活動には、間接的にしか手伝うことのできない福岡と仙台の距離ですが、この2都市は空路で連絡されている。それならば、一度本拠におじゃまして(ほんとに仕事の邪魔にしかならなかったよ)、チームの面々とも会ってこようというのが、今回の福岡行きの不純な動機。すると監督の号令一下、航空券の手配やら宿泊先の確保やら宴会の段取りやら現地での足となるレンタカーの押さえやら、知らない間にどんどん進んでいたのです。

おお、なんて大名旅行(いや、旅券や車の支払いはしましたですよ)

そんな経緯で、チームのみなさんが集結するまでの時間を利用し、それぞれの課題で別々の場所にて作業中の、2台のエスクードの様子も視察させていただくことができました。後藤選手の専用機とは、世羅のJXCD以来の再会で、随分とモデファイが進みました。今季のTDAから投入されている川添選手の専用機は、最新のバージョンとして初めて目にすることになります。この個体がSIDEKICKさんの愛車だったことは周知のエピソードですが、51Wなのに11W顔。このパーツは、SIDEKICKさんのこだわりだったものです。

両車とも、11月のTDA最終戦に向けて調整を施していますが、後藤選手は10月に行われるJXCDにも参戦するとのことで、1戦多く活躍の姿を見ることができます。

「どちらのレースも、ドライバーが存分に戦えるだけの戦闘力を与えてやることが私の役目で、それを形にしてくれるチームスタッフが、この街には沢山いてくれます。みんな頼もしい奴らですよ」

早くからエスクードのポテンシャルを見出していた島監督は、先シーズンからTDAの流れに出てきた変化に対して、成果を得たことにある程度満足しているようですが、この変化は「打倒エスクード」という他チームのマークが強まったことを物語っており、ハイパワー車との対峙や、エスクードに拮抗する軽量・レスポンスを持つ他車種の台頭にも、油断できない緊張感を抱いているそうです。

「それとですね、やるからには勝つ信条で参戦してきたダートレースの世界ですが、まだ勝てていないやつが一つあるんですよ。これをなんとかせにゃならん」

思わぬ発言が出てきました。このあと、チームの面々が集まったところで、監督は一大宣言をするのですが、長くなるのでそのお話は次回。

下書きを始める前に

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誤解と混乱を恐れずに書いておきますが、僕は初代のエスクードにばかり乗り続けているけれど、このクルマのあゆみには1年だけ足りない履歴を通して、二代目を再評価し、三代目を歓迎し、しかしこうあって欲しいという思いのあまりに、なぜそのような進化なのかと酷評していることがあります。

それは今後も続くでしょう。ただし、モデルチェンジごとにこのクルマが嫌になっていったら、前回の20周年企画など手がけたりはしませんでした。あらためて宣言する必要があるなら、僕はエスクードというクルマが歴代大好きです。

「雷蔵さん、思いにブレがあってはだめだよ。5型からスペアタイヤが廃止されたからどうこうという問題は、エスクードというクルマを介してコミュニケーションしている我々が、これから先の交流の裾野を広げていく上で、どれほど重大なことなの?」

こう言われて、あっ、それは大事なことを教えられたと感じました。安全面において課題は依然として残るお話ですが、初代と最新モデルとの違いを、新しいエスクードに乗り始める人に押し付けてはいけないというロジックは、もっときちんと受け止め方を考えなくてはならないことなのです。

「ESCLEVはまさしくクロニクルであり、つくばーどに至っては、車種の隔たりすら無しでやっているわけですから、エスクードの変遷そのものは、おおらかに受け止めましょうよ。それよりもっと、おもしろいことやらかして、誰でもいい、ちくしょーやりやがったなーと思わせることのほうが、ずっと楽しい」

実は、にやにやとお説教されながら、僕もほのぼのとしているのです。こういった提案をしてくれる人がいるという、嬉しさ。だって、そろそろ、二つのサイトとも、賞味期限が切れただろうと思っていましたから。なによりも、この手の話をメールや電話のやり取りではなく、サシで対話しようと仙台までやってきて喝を入れてくれることに、ありがたさを感じました。

来年5月、エスクードは誕生25年を迎えます。三代目の5型の登場は、なんといってもこのクルマの節目にバトンをつないでいる。そのことを忘れてはいけないのです。そして、そんな時代だというのに、僕も彼も、初代に乗っていることの「それはなぜ?」というメッセージも、伝えていくべきだろうと。

それが、25年というあゆみと、ラブレターの骨格です。

どうもそれを書くのは僕にやらせようということなのですが、伝えたい言葉は、きっと、世界中に散らばっているはず。このクルマに乗っている全ての人の言葉を集めて、ラブレターは完成していくのではないかと、このへんまではまとまっていました。

誰に送るのかって?

というあたりから、対話の全体像が酔いに負け始めて、でろんでろんになってしまいました。まったくさー、なにをやっているんだってなはぐらかし方ですが、誰にって、そんなの口に出して言う必要もないくらい、わかりきったことですよね。

現在進めている25周年企画は、ようやくディティールが見えてきました。僕が面白ければそれでいい。それでいいのだけれど、これはきっと、あなたも面白いはずです。

以下次号というか、その折に触れて。

 

どうも乗せられた気がするが

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神輿は担いでもらえてなんぼというか。もちろん、僕にしかできないことではなくて、彼にだってできることなのだけれど、なにしろ僕以上に口車に饒舌なくせしてめんどくさがりときては、一筋縄ではいきません。

何の話かって、壮大な規模のラブレターを書けという。いや、正確にはラブレターを綴るための、言葉を集めようという。そんなことは、エネルギー有り余ってる若い人にやらせなさいよと言ったのですが、あなたがやらないで誰がやるの。と・・・

要するに、悪巧みのお話です。

彼が言うとおり、人が面白いかどうかじゃなくて(やー、おもしろくないとだめなんだよホントは)、僕が面白いかどうかなのです。その点に関しては、お説の通りだと思いました。ましてや、仙台まで押しかけてきて熱く語りやがる。ほとんど狙い撃ちの牛タン夏の陣です。

だから、呑める条件と譲れない立ち位置を精査してもらって、その話に乗りましょう。

なんのことだかさっぱりわからない流れですが、エスクードというクルマは、いつでも何かしらワクワクさせるものをもたらしてくれるのです。

さて事を起こす前にひとつ問題なんですけど、ラブレターってさ、どうやって書けばいいの?

 

世界戦略車の憂鬱

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三代目エスクードの失速は、メインターゲットにしていた北米需要層がことごとくリーマンショックで新車購入どころではなくなってしまったタイミングの悪さでした。日本国内においては、デビュー直後の2006年あたりまでは、初代や二代目からの乗り換えユーザーと新規ユーザーが入り混じって、それぞれの視点から、かなり高いハードルを敷いての厳しい評価が対話されていましたが、ユーザー層の拡大によって、四駆としての本質を話題にする機会は拡散していき、やがてクロカン四駆の領域を語る人も少なくなりました。

アメリカでこけてしまったけれど、この車は世界戦略車だからよそで売れればいいのだ。

と、思っていたら、ことし3月に入ってきたインドネシアの友人からの連絡は、いち早く「こっちでの販売は終了になるよ」の報でした。向こうじゃAPVのようなミニバンワゴンが重宝がられていて、むしろ大人数を乗せられるニーズが必要であったようです。いやまあしょうがない、エスクードは初代じゃヨーロッパで売れたし、だから今でも日本以外じゃかつてのヨーロッパネームでグランドビターラでやってるわけだし・・・

と気を取り直せばその欧州での感想というのが

「スズキのショーグンやサムライはだめだ。なぜなら、鹿狩りに出かけても、獲った鹿を積み込めない。その点グランドビターラ(初代のノマド)はそれができた。あれはいいものを作った。だがな、今のグランドビターラは、でかすぎるんだ。長さはともかく、幅がな」

うわわ、確かにあっちの街並みだと路地裏は狭いかも。それでも、ロシアやオーストラリア、ブラジルでの売れ行きはまあまあだそうですから、とりあえず世界まだ戦略中。なのですが、そもそもが足元の母国を軽視しすぎの読み違えとも言えるのではないですか。