Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

スカル大隊の記憶

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Fの話のわりにVF-1

遅ればせながら先週、暇を見つけては(←うそくさい)25話にわたるTV版の「マクロスフロンティア」をすべて見終えました。もう「ランカ・リーって誰だっけ?」などとは言いません。

 

「マクロスⅡ」っていうのは、ある意味マクロスサーガの本流とは別のところで生まれたというようなことを聞いたことがありますが、それも含めて「マクロス7」、「マクロスプラス」、「マクロスゼロ」と、一連のシリーズのほとんど全ての要素(設定であったり描写であったり、その表現方法は様々ですが)がちりばめられている。それだけに、やっぱり最後はそれかい、という展開になってしまうわけですが、それでも面白かったですよ。

実は劇場版A頭に改修した

でも聞くところによると、昨年公開された劇場版で7話分までを再構成し、さらにこの秋に残り部分も再構成して公開なのだとか? 尺の問題とはいえ25話ちゃんと見たんだから、がらっと解釈し直しというのは勘弁して下さいよと、劇場版を見るのは躊躇しております。ほんとは・・・単に漢字だけ表記とカタカナ表記のサブタイトルが気に入らないだけなんですけどね。

ゼロのときのCGにはいくらか違和感を感じましたが、そこもだいぶ良くなっていて、テレビシリーズでこれだけやるんだと驚いてます。なにしろ最初のマクロスの頃は、作画のレベルが語りぐさになっていたから。

あれを見てしまったがために、SMSの主力のメサイア部隊を並べたくなっている自分が恐ろしいです。

スカル1の角ツキ髑髏はやり過ぎだろうと思うものの、機体自体は往年のスカル1(フォッカー機)を彷彿とさせてくれるし、スカル2、3ともに雑誌の作例ほどゴテゴテしていない、画像ならではの見栄えがあります。

しかし昔のタカトク、バンダイバルキリーならいざ知らず、なんだって現在の超合金はあんなに高額なんだ。全機種そろえたらいくらかかるんだ?(それ以前に、全てのVF25が商品化されているんでしょうか???) タカトク時代の単品バルキリーは3980円、スーパーバルキリーで5980円で、バンダイによるストライク仕様も値段は据え置きでした(2000円くらい上がってたっけ?) そして実は当時、これらの商品の店頭価格崩れが思ったより早く、劇場版ストライクバルキリーを一個1500円くらいで買えた時期がありました。

だから当時、一条機仕様のスカル1で売られていた機体を素材に、まだ商品にもなっていなかった劇場用マックス機S型とか、柿崎機A型とかを簡単に作り出せて、柿崎機A型などは、一般パイロット用A型の頭を劇場用の「顔立ち」に作り替え、スカル1の機体についているS型頭とすげ替え、なんていうこともやったわけです(そんなこと書いてもわかなんいよねえ) すると首なしの機体ができてしまうため、この薄茶色の機体をガルグレーに塗り替え、「体の無くなったS型頭」を下半分削って埋め込み固定し、尾翼にはだんだら模様を描いて「680」などというナンバーを描き込んでみたりと、今じゃそんな細かいことやってらんない遊びができました。

VF25Fの玩具では、その単価が壁になってとてもできません。が・・・オズマ・リー用スカル1くらいは、なんだかそのうち手元に置きそうで、その予感に抗うことができるかどうか、ちょっと自信がありません。

さらに浪費

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可変戦闘機VF1に割り当てられたネーミングがバルキリーであり、VF25にもなるとその名は使えないだろうと思っていたら、メサイアというコードはついているものの、やっぱりメサイア・バルキリー。栄光ある呼称としての代名詞と認知されてしまったバルキリーは、タカトクトイス時代のVF1でも驚くほどデザインを再現して、ボリューム感にもあふれた名作玩具だったと思います。

このメサイアは、当時から四半世紀を経た今手に取ってみると、玩具としてのデザインや可変技術、作り込みには感嘆しますが、スーパーバルキリーやストライクバルキリーのボリューム感とは違う、なんとなくな薄っぺらさを覚えます。

増加パックのないスタンダードなシルエットは、YF19(やまと製)の玩具の時以来の「買ってこよう」と思わせた出来映えです。でも、トルネードパックは、趣味的に砲身の細さと取り付け位置が好きではないのです。それよりなにより、代を重ねて開発されるパーツは、増加ミッションありきで設計されるから、機体にフィットしすぎるのですね。VF1の増加パーツも、アーマードはそれありきで開発されたのは間違いないですが、スーパーパックやストライクパックは、「この機体のどこにどう増設しろってんだ」と、開発陣が苦肉の策を施したというような、なんとなくとってつけた姿がかっこよかった。エリントシーカーなんて、なにもバルキリーを哨戒偵察に使う必要なかろうという常識を覆してレドームくっつけたところが面白いわけです。たぶん、飛べる機体がVF1しか無かったんだろうなあと想像できるし(宇宙で使うなら、デストロイドにくっつけてもいいんだろうけど)

それでもVF25の何に安心(?)するかというと、見たくもなくなるような姿には変化していないことです。あとから知ったことですが、この機体はVF171・ナイトメアプラスの後継機として採用されたという設定だそうですが、VF1シリーズを踏襲しているように、戦闘機の「らしさ」を保っているところがいい。いやそれは、F-14やsu-27が原型なんだから当たり前なのですが、おそらくマクロス時代のオーバーテクノロジーを持ってすれば(あのモンスターだってあとから変形したんだし)、かなりへんてこな未来宇宙デザインにだってできるはずです。そしてむしろ、その方が合理的な機体構造やデザインになるかもしれない。そこを曲げずに航空機然とした姿で出てくるところが魅力で、そういうことならバルキリーの名を捨てられずにいても致し方ないよなと、妙に納得してしまうのです。

などと適当なことを書いているモノの、マクロスフロンティアって見たことがないのです。ランカ・リーの声の人が同郷だって?(リン・ミンメイのときと同じじゃねーか)と書きながらも、ランカ・リーって誰?な、いまどき状態・・・

つい浪費

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車体の構造はサイズも含めてつっこみを入れずにはいられないのですが、ぱっと見たときにかっこいいと思えるところは(主観だけど)、たいしたものです。すぐにも本物の自動車メーカーでデザインやってほしい。

それにしてもこのケレン味は笑っちゃうギミックです。笑っちゃうけど、小さい子たちにはわかりやすく、彼等の目においてリアルなパワーアップ方法です。なにしろテールを後ろに引っ張るだけ(笑)

その辺の人型兵器の変形よりシンプルでそれっぽい。

しかし4輪から6輪に変わるということが、今日日の子供たちにどのくらい説得力を与えるものなのかは、ちょっとわかりません。といってそんな小さい子たちが「モノコックじゃこれは無理だよ」とか「エンジンじゃなくてインホイールモーターだったらプロペラシャフトの問題はないのかも」などと話し合っていたら、すっごくいやです。

単純にかっこいいというだけで遊び倒して欲しいぞ・・・

特殊撮影

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NASAが「このアポロ13の打ち上げシーンは、どこから持ってきた映像だ?」と問い合わせしたという逸話を聞いたのは、もうずいぶん昔のこと。CGを駆使すればトレーラートラックもカマロも戦闘機もガシャガシャ人型に変形しちゃうし、ウルトラマンだってピアノ線なしで自在に空を飛んでしまう。そういうのを拒絶する気は毛頭無いのですが、サンダーバードまで遡らないにしても、謎の円盤UFOあたりの特殊撮影は、プロップとカメラの間に遠近感と質量感を作り出す、独特の撮り方をしていたなあと思います。

 

日本の特撮でその撮り方が育たなかったかというと決してそんなことはないのですが、CGには押されている。すごい映像はできるけれど「実写のアニメ」みたいで、画の違和感が無くなれば無くなるほど、遠いところへ行ってしまったような気分になります。ましてや3D映像はもっとすごいはずでも、そういうのを望んではいないのになあと・・・空に向かって片手で持ち上げた50cmくらいのミニチュアを、これまた片手で撮ってみる。逆光にして、それが全長17mの車両に見えるような写し方は、なかなかできないです。たまに親指が見切れていたり、庭木が写り込んだりしちゃうし。けれどもそんな空気感のある画で、特撮は見続けたいのよ。

2030 +α

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元は火星開拓用ロボ

オバマ大統領が、火星軌道への有人飛行を表明しました。2015年までに次世代ロケットを設計、2025年までに長距離飛行が可能な宇宙船を設計し、小惑星探査を開始するプラン。オバマ大統領は「2030年代半ばまでに人を火星軌道に送れると信じる」と述べ、有人飛行の成功後は、人類の火星着陸が、明確な目標となっていきます。

オバマ氏のこの政策は、前大統領時代に宣言されている、『2018年までに人類を再び月へ』という、かつてのブッシュ氏のプランを引き継いでいます。2010年までに国際宇宙ステーション(ISS)を完成、同時にスペースシャトルを退役させ、翌年にも新型有人ロケットの試験飛行を行い、2014年までに有人テストを行うというものです。

 

ここでは2016年にISSを退役させ、2018年に再び有人月着陸を行うもくろみでしたが、その辺がプラン修正されてのことか、ISSや月着陸のことはどうなっているんだろう?

一応、オバマ氏も2020年までに人類を月へ・・・と公約には組み込んでいたはずだけど。スペースシャトルから次世代機への転換は、現実路線で推移していきそうですが、ISSの延命?とか、民活による宇宙開発とか、国際協力とか、まだ曖昧なことが多かったと感じます。保守派運動「ティーパーティー」やら共和党による政権政策否定やらで、オバマ氏の超党派的新しいアメリカの実現自体が険しい道のりですから。

ところで、25年後の地球と火星の距離がどのくらいになっているかは、どなたかに計算していただくとして、つくばーどが企画推進中のエスクード・マイレッジにおけるVOYAGER BLUE は、火星が観測史上最も地球に接近した、2003年8月の約5600万キロを目標点に設定しており、2006年1月1日からスタートして、現在約2480万キロ。たぶん、きっと・・・我々の方がアメリカよりも早くたどり着けるかもしれません。

須賀川 松明通りの異変

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異変といっても、こういうのが好きな人や興味のある人でなければ意味がないのですが、4年ぶりに出かけた須賀川の松明通りに棲息?しているはずの怪獣のうち、2体が逃亡を企てたか、いずこかへ去ってしまったようです。松明通りは電線の地中化工事によって歩道に電柱が無く、代わりに点検ボックスやトランスボックスなどが建ち並んでいます。この通りに面したところに、あの円谷英二さんの生家が所在することから、須賀川はゴジラやウルトラで町おこしを図った経緯があり、松明通りに点在するCABボックスには、怪獣や宇宙人、ウルトラメカニックが約50体強、ウルトラシリーズのオープニングよろしく、影絵仕立てで描かれています。

こんな感じ(2006年)

ことし(全部載せていないけど)

先日、これらを資料撮影していて、ボックスの二つがのっぺらになっているのを発見。50以上の絵の中から、2体がいなくなっていることに気がつきました。うむむ?・・・いなくなったやつはウルトラの一族と戦った経験を持っていないから、彼らに倒されたというわけではなさそう。

さて、いなくなったのは何と何か? 松明通りの怪獣たち 2006年ⅠとⅡを印刷して持って行けばわかる・・・かどうかは定かではありません。

転勤1ヶ月

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あっという間の転勤後1ヶ月間でした。んー・・・ あまり戦力にならなかったかもしれないという反省点をもとに、いよいよ本格的に動き出そうと思っていたら、なんですか? 2月28日付で東京・博多感で残っていた「500系のぞみ」が東海道新幹線から引退したと。今後は山陽新幹線で「こだま」として運行すると・・・

鉄道ファンではないので東京駅まで撮り鉄なんてしていませんが、0系を別格として、この500系のツチノコのようにも見えるフォルムは、有機的で無機的で、700系以降の車両よりもずっと好きだったのです。

それでも運転席の視界が狭いとか、居住性がスポイルされたデザインであるとか、新幹線としての人気よりも旅客実用性の点から、後進に道を譲ってきたそうです。この10年間で、数えられるほどしか鉄道に乗っていない僕の、そのうちの一回だけ、新大阪から東京に戻るときに、500系に乗ってみたくて1列車遅らせて指定席を買い直したのが、最初で最後の東海道500系になってしまった。

500系車両、めずらしくうちに玩具があります。といっても、NゲージやHOゲージのような正当なシロモノではなく、正確には「500系に酷似したフォルムの鉄道車両型ガオーマシン・ライナーガオー」(やっぱりそっちかい)。要するに巨大ロボットの肩と腕ということになるのですが、これがなければ勇者王ガオガイガー(初代の)は、ほとんどの必殺技を使えないという、極めて重要なパーツ。しかしあくまで鉄道車両であってクルマではないため、サイトのtoyshangerで取りあげることもないメカニックです。

しまった、どこが転勤1ヶ月なエピソードなんだ?

実はほんとは、本日からWESTWINの連載再開予定だったのですが、つい500系のニュースにつられて脱線させてしまいました。すみません、せっかくの満月なのに脱走できないフラストレーションなので。ああでも今月はもう一回、30日に満月が巡ってくるんだ。とりあえず、そこまで頑張ろう。

謎のラッキー缶

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第2回Aレイドの出走順序を決めるために使用したのですが、生憎シークレットとされている「ラッキー缶」だけ入手できませんでした。検索すればどんな図柄か出てくるのか?

それにしても数学パズルのようなラインナップ。1~7までは規則性のある順序ながら、その次が9ではなく8になっています。ところがその次は10にならず11と、考え方によっては12という並び。戦闘員はひとまずゼロとして、この配列の法則性の先にラッキー缶に相当する番号があるのでしょうか?

 

め、めんどくさい。誰がシークレットされているんだ???(ググると解っちゃうので、それでは面白くないから検索しないように!)。ひとつだけ言えることは、これは第2弾があるってことですよねえ。

こちらはウルトラ大怪獣系。メトロン星人がいなくって、これまたコンプリートならずなんですが、買ってきた時点ではラッキー缶の存在に気付いてもおらず、そのラッキー缶も見えにくいところに追いやられた写真になっています。まさかラッキー缶がオープンにされているとは・・・

39年目のリターナー

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ここへきて「バビル2世」のリバイバルは想像もしていませんでした。故 横山光輝さんが第1話を世に送り出してから、もう39年だって。雑誌の方もテコ入れに、その横山版第1話を別冊付録として添付する力の入れよう。とはいっても「バビル2世」と「その名は101(ワンゼロワン)」(バビルの続編)は、屋根裏に単行本があったはずなんですが、この「バビル2世 ザ・リターナー」と読み比べてみたいと、雑誌を買ってみました。

作画は野口賢さん。んー・・・「KUROZUKA-黒塚-」くらいしか知らない・・・ けれども、画風としては、ああなるほど、 と思わせます。

1点止め絵で見た通り、横山画風とはまったくかけ離れていますが、いま、バビルを描くならこういう絵なんだなあと納得です。ついでにストーリーの方は・・・な、何もわからないという展開の44ページ(笑) いやしかし、39年の歳月で、プロットの作り方はこんなに変わるんだと驚きです。横山版は、宿敵となるヨミや、ロプロス以外の“3つのしもべ”が未登場ながら、バビル2世とは何者なのかを52ページで描ききっていますが、いまはそんなこと説明することはない。いきなり北極海で、アメリカ海軍の遭遇戦で幕開けです。海軍が出てくるのだから、遭遇しているのはアレです。

掴みは悪くないなあ。最初の一コマ目にシャチを描いてくれただけでも、嬉しい話です。いや、シャチはバビル2世とは何の関係もないですが。ルビ打ちの間違いがあったりですが(単行本では直っちゃうだろうから、この1話目掲載誌は貴重品になるかも)、野口画風の横のコマ割りがなかなか効いています。

しかし・・・この雑誌に以前から連載されている「ウルフガイ」は単行本で読んでいますが、雑誌の掲載陣とその作品群からは、毎週買ってまで読みふけるところまではいかない。帰ってきたバビルも、単行本で遅れてまとめ読みとなります。