紅花詰草。自生しているようではなく、人の手によって植え込まれた、本来はソバ畑ではないかと思われます。少なくとも休耕畑ではない。季節が移れば一面の赤は、白い花に変わっていくのでしょう。
東北もそろそろ梅雨に入る頃ですが、ことしは春の加速度がとても速かったなあ。
北上川に沿って遡っているとき、以前から、どうもここの山には稜線に上がれるルートがありそうなんだけれど。と思っていたのです。たまたま仙台に戻るまで2時間の余裕があったため山すそへ分け入りそれらしき路地を2か所間違え、3度目にぐいぐいと登り続けるつづら折れの道を発見。10分ほどで稜線に出られました。
国土地理院の白地図ならばそんなことはありませんが、ツーリングマップルでは追いきれないレベルの林道というのは、その縮尺上いくらでも存在します。これもそのひとつ。今なら自宅に居ながらでもグーグルアースで見つけ出せるのでしょうけど、そんなんじゃ面白くないのです。
稜線の道は、そのまま進むと行き止まりでしたが、途中に尾根の反対側へ下っていけそうな分岐を見つけていたので、そこまで引き返して分岐を下ってみると、途中から対向車との擦れ違いは不可能な幅員になったものの、麓まで横断でき、古びた鳥居をくぐって、自分内新ルートの開拓に成功しました。
廃道をがしがしとアタックする林道探検もあるけれど、その尾根を越えていけるかどうか、峠を見つけ出すのも楽しい。2000年以降、不法投棄対策で綱を張られてしまった道も多いですが、峠を越えてこられると、ここの道はそっとしておこうという独占欲に駆られるのです。
もちろん、地元の人はごく当たり前のように擦れ違って山へ分け入っておりますので、独占も何もあったもんじゃないですけど。
来月下旬に開催する「つくばーどin田沢湖高原」への往路は、課題の品物を探し求める「買い出しトライアル」と、ルート上に設定されたチェックポイントを記録通過する「Bレイド」を同時に行います。
今回の買い出しトライアルは、薔薇盛りのばばヘラアイスを探し出すという課題をすでに公表しています。Bレイドの方は、先日チェックポイントの設定と、最も肝心のゴール地点(これも伏せられています)を決定しました。
Bレイドのチェックポイントを設定するレッキ帳作りで、出張ついでに酒田と秋田を往復しましたが、国道7号線はいつも南下しているルートであったため、北上すると、けっこう景色が違うなあと感じます。
しかしこの区間、ポイントがありそうで意外と少ない。白瀬探検隊記念館だとか、フェライト科学館だとか、夕日の見える日露友好の公園だとか、日本ロケット発祥の地だとかが有名ではありますが、有名なのでそれらは使いません。その結果、いつもよりポイントの数は少なくなりました。もっとも、買い出しトライアルが同時進行で、買い出し場所がほぼ無数にあることから、道中飽きは来ないでしょう。
スタート地点(既にCPのひとつです)を午前10時に出発し、2つのゲームをこなしながら移動に費やせる所要時間は、3時間というところです。残りの2時間は、休憩や食事にあてていただくとして、ゴール地点には午後3時に到着しなくてはなりません。そこから宿泊地への移動に、1時間半ほどを要しますから、宴会のビールはたぶんうまいはずです。
記事を読んでいるだけだとイメージがつかみにくいかもしれませんが、読んでるだけの人、いっぺんエントリーしてみれば、買い出しもBも面白いってことがわかりますよ。
宮城県内の外回りをしているとき、仙台のFM放送を聴きながら移動しているのですが、震災以降しばらくの間、午後3時を過ぎると、一時的にリクエストを受けて流す楽曲が特撮モノやアニメーションの主題歌で占められていました。
被災者や子供たちへのエールという意味合いがあったのだと思います。最近はトラックドライバー、営業マンの投稿を読み上げるコーナーに変わっていて、その際のBGMが、歌詞の入っていないサンダーバードだのウルトラ警備隊のうただのTACの歌だのTake off!!スーパーGUTSだのマイティジャックだのが使われています。
ちょっと驚いたのは、楽曲の中にキャプテンウルトラの「宇宙マーチ」も紛れていること。よくそんな音源持っていること。さすがはラジオ局(というより、スタッフが持ってたんだろうな)です。
キャプテンウルトラは、東映が制作していながらも放送局とスポンサーの含みによって、ウルトラQ、ウルトラマンに続くウルトラシリーズの3番手という位置づけで、3機に分離できる主役宇宙船を繰り出したことでは、ひょっとすると世界初(かもしれない)のメカニック描写をやっていました。世界観や設定の出所がエドモンド・ハミルトンの「キャプテン・フューチャー」であることは周知の事実ですが、チープでもなんでも映像作品としてスターウォーズより先駆けて作り出されたところに意味があります(あるのか?)
まさかとは思いますが、ウォルトディズニー社からスターウォーズの新作三部作が作り出される現代の流れを受けて、この番組をリメイクしちゃおうなんてとんでもないことは考えていないと思いますが、なにしろ東映の特撮ですんで、可能性がゼロとも言えないような気がします。
雑誌を見て、自分の感性は古くなっちゃったんだということを今さらながらに痛感した件。
カプチーノという車の開発に込められていた野心や思惑、いろんなものを受け止めたりうっちゃりかましたりしながら、あの初代はかなりレベルの高い公約数を手に入れて登場したのであろうと思っています。
それでもって、想像されているこの復活の2代目。
・・・・うーん
瞬発力だとかキレだとか、きわどく無理を無茶の域に押し込んだギミックだとかを、ほとんど感じさせない愛くるしくもかっこいいと感じることのできた初代に対して、なんというか猛禽か爬虫類か。てなこの獰猛そうな姿。
これをかっこいいとは、とても思えない。
猛禽? いやー、どっちかといったら爬虫類でもなく、深海魚ってところなのか(僕の中で、のことですよ)
不謹慎にも、この想像図を見て、こいつが頭の中に浮かんでしまった(たぶんやりすぎの異形ヘッドランプのせい)
でも、嘴があるぶん、こっちの方がスマートなんじゃねーかと…