またキリ番逃したーっ! 27,996kmあたりまでは気にしてみてたのに(泣)
地球人とバッフクランのような、宇宙を滅ぼしてしまう業のぶつかり合いがあるから、ガイゾック星人みたいに査察型コンピュータドールを作って悪意に満ちた文明を消去しようとする業も生まれいずるのでしょう。全米で勧善懲悪ものから始まったスター・ウォーズが盛り上がり始めた1977年、宇宙人の末裔でスーパーロボットと母艦持ってる網元なんてある意味憧れの対象にもなりえたはずの神一族は、どんどん凄惨な運命をたどりだします。
喩えていうと、「デビルマン」よりも「ハレンチ学園第一部」の方が怖くて恐ろしい物語だったように、「無敵超人ザンボット3」は、あとから見ることとなったがために「伝説巨神イデオン」のカタストロフなど寝言は寝て言えな気分になる巻き込まれた人々の凄惨さと、その元凶となってしまった戦うほどに報われない主人公の運命を突き付けられ、なんだってこうも毎週毎週憂鬱な気分にさせられるのかと話数が進むごとに思わされたのがザンボットなのです。
それでも、イデオンが滅亡からの再生で大団円に至る、後は野となれ山となれ的な顛末とは異なり、ザンボットでは絶望の淵に落ちてきた主人公に駆け寄ったのが、それまで彼らを忌み嫌ってきた故郷の人々だったという哀しい救われ方が描かれていました。これが無ければ、後の機動戦士ガンダムの「脱出」も無かったことでしょう。宇宙が燃えた日からいつのまにか45年が経ってしまいました。「接触編」「発動編」を冷めた目で観られるのに、ザンボットは未だに平静で観られません。
仕切り直し撮影には17台の歴代エスクードが参加しておりましたが、実はクロさんとコムロさんがそれぞれ初代、三代目エスクードを3台ずつ持ち込んでいたのです。
なんてふざけたことを書いていたら、俳優の団時朗さんが亡くなられたそうで、古参のウルトラマンで一番早くウルトラの星に召されるとは、と驚きです。
「京都人の密かな愉しみ」におけるエドワード・ヒースロー教授の、京都になじみたい英国人ぶりも好きでした。団さん自身が京都人なんですが。やっぱり出世作は郷秀樹なんですね。今年の五山の送り火はウルトラサインに見えてしまいそうです。ご冥福をお祈りします。
我が家のエスクード2台とも仕切り直しに持ち出しているのに、弁当を回収に出かけた家内がどうしたことか霙に「フィガロのお披露目したら」などと言ったらしく、いったん山を下りた霙が家内のサニーとつるんで上がってきてしまいました。おいおい、エスクードどうやって降ろすんだよ。
「それならあたしが運転しましょ」
と手伝ってくれたのが風花さんなんですが、5速ミッションのノマドを運転していただけあって4ATだと速いはやい(減速がほんのわずか)。しかもちっこいから後ろから見ていると「無人の幌車が駈け下りていく」
そうして基地の車庫に戻すわけですが、この寄せ方はたいしたものです。こうしないと2台並べて入庫できないので、右を広く残す空間認識能力が必要です。
結婚して最初に夫婦で観た映画が「動戦士ガンダムF91」だったというのは、今さらですけどそれでよかったのか?な選択だったかもしれませんがそれこそ今さらの話です。
「赤い彗星じゃあるまいしの鉄仮面がかっこ悪い」とか「ガンダム(F91)のデザインがとっても厭」などと家内は言っておりました。
F、フォーミュラと言えば、当時はマクラーレンホンダの快進撃で、アイルトン・セナが3度目のワールドタイトルを獲得した年回りでした。この年の夏に本田宗一郎さんが鬼籍に入ってもいます。そういうレース世界とは直接のかかわりのないガンダムでしたが、フォーミュラマシンのデザインをモビルスーツ(ガンダム)に持ち込もうとしたというアイデアは、F91の形をあらためて眺めても成功したとは感じられません。
宇宙世紀0123年3月16日に始まるこの作品は、いくつかサイドストーリーができたものの、映画に続く本筋というか本家版は作られることなく、続編として最も近いところが長谷川裕一さんの「クロスボーンガンダム」となっていきますが、クロスボーンの物語は映像でも見てみたいと今なお思っています。間接的に宇宙世紀の延長上に生まれた「機動戦士Vガンダム」の方が、ガンダムとその派生モデルとしては優れたデザインでした。