昨日はあおちゃんの点検でディーラーへ。 カタログの棚の横にこんな貼り紙がそっと・・・ そしてカタログもありませんでした。 (見たかったのにー)
この秋以降、eVITARAが日本も含めた世界各地でリリースされていくという話は、昨年から報じられているので、SUVとBEVの良いとこ取りムーブメントがうまく作用すると、現行型ジムニー、ジムニーノマドに続いて柳の下のありがたくないドジョウが三度目の受注パニックを引き起こしそうな不安も出てきます。メカニズムはともかく、このディメンションは僕なんかじゃもてあましそうなので、仮にeエスクードなんて名前になっても、買い求めそうもありませんが。
何処のメディアも出てくるまでは期待を寄せようという記事書きをしていますが、この記事については「なぜ車重を明記しないのだろう?」と思わされます。BEVだからそこは変にネガティブイメージを与えたくないのかもしれません。曰く「一般人には『そんなに重いのか』と捉えられる」とか?
eVITARAは駆動方式やモーター出力などで3車種が用意されていて、車重にはそこそこの差があります。49kWh(2WD)1702kg、61kWh(2WD)1760~1799kg、61kWh(4WD)1860~1899kgと言われており、世代交代するんだから「VITARA、エスクードの重さじゃないなあ」などと言ってはいけないのです。でも、「燃料残り四分の一くらいになったから動きが軽くなったかな」などという体感は、もう得られない世代となります。
そういえばその昔、初代のコンバーチブルに乗っていた頃の狼駄さんなんかが「エスクードって、1300クラスのボーイズレーサー(おおむね25年前のモデル)より軽いんだ」と自慢していました。幌車は確かにそうでした。それほどの機敏さには欠けるものの、うちで乗っているV6の2500でも1350kg程度です。1700kg台の重さは三代目のTDB4Wが到達していますが、BEV世代はそれをも凌駕していく。よかれあしかれ一つのエポックなのです。
お袋が亡くなっていつのまにやら10年が経ち、本日11回めの命日。明日は親父の90回めの生誕日という巡りあわせです。親孝行はちゃんとやってきたので何ら後悔することはありませんが、二人とも、ついでと言っては失礼ながら右手にいる親父のすぐ下の弟夫婦もすでに亡く、真ん中の僕自身がもう爺ぃの域。1966年晩秋の野辺山高原だって、もうこのような風景は残されていないでしょう。41馬力のフロンテ800で、高速道路もなく、よくこんなところまで来ているなあと思います。
探しましたが野辺山にて僕の家族たちと撮った写真はありませんでした。鉄道の最高地点を示すポールの場所も変わっていますし、なにより小海線が国鉄じゃない。この右手にはいつのころからかわかりませんがドライブインができていて、家族はそこでお茶を飲んでいます。これが2006年のちょうど今頃。40年前がスズキ初の小型車で、このときがスズキ初の3ナンバー。あとで気がつくんですよねこういうのって。
66年の写真は三脚とセルフタイマーで撮影しているものと思われますが、親父のことだから背景に八ヶ岳を持ってきたかったのではないか(見事にガスってますが)。そのような場所に都合よく「日本国有鉄道云々」の標識があったのか? さすがに記憶が無いのです。2006年も曇ってしまってますが、もしそうだとすればこのあたりだったのかなあと、想像するしかありませんが、このときは「セブンの『北へ還れ』はここらへんで撮ったのか」という全く関係ないこと考えていました。
夏日が増えてきて、湿度も高くなってきました。BLUEらすかるは電磁クラッチの故障個所を修理できる部品を得られず、この夏はエアコンなしで使わねばなりません。
いやいやいや・・・命にかかわるって。ということで、クーラーバッグに保冷剤やらロックアイスやらを常備して濡れタオルを冷やすなどの対策を講じるのですがさらに。どれだけ使えるのかわかりませんがネッククーラーを導入しました。
はっきり言ってこの商品のネット上での性能解説はよくわからないし、特に自分の首回りに合うサイズが不明です。何よりどのメーカーの宣伝ページも、人間が使っているシーンの商品部分はCG合成じゃねーか!
背に腹は代えられないから一個買ってみたけどさー。
2.7XSは2.0XGのデビューから一か月遅れて市場投入されました。V型6気筒を継承したモデル、ブロックも初代、二代目から引き継がれたH系エンジンです。2.0XGのときと同様にアリーナ店が試乗車を用意してくれて、梅雨入り直後の筑波山に持ち込みダート林道でのテストをさせていただくことができました。この頃僕は先代らすかる、ТA11Wに乗っていたので、運転席に収まった時の三代目の感覚的な大きさに多少戸惑いましたが、外から眺めると驚くほどには大きくなかったのを覚えています。
2700ccにはグランドエスクードという前例があったものの、当時まだTD61Wや62Wなどの経験値を持っていなかった僕には、北米狙いとは言えスズキがこんなに大きな排気量の車を作るようになったのかと感心したものです。2000ccのV6で、いかに低中速トルクで泣かされたかのうっぷん晴らしのような力持ちです。これまではある意味マニアックな選択肢を働かせた、限られたユーザー層が受け入れてきたエスクードを、三代目はより底辺を広げるだろうと確信できました。
なら乗り換えろって話はまた別の話で、心情としてはこれほど大排気量でなくともいいんだよなあとも思わされていて、燃費基準だとか環境基準だとかがハードルを上げていく中での三代目が心配でもありました。まさかこのあと、N系V6の3200が出てくるとは考えも及びません。
2005年あたりでは、その後増えていく三代目に拮抗し得るくらい、初代モデルのユーザーさんも多く、つくばーど®のイベントに参加してくれていました。二代目も決して少なくなかった。僕自身も先代らすかるを10年走らせているさなかでしたから。一つ言えることは、三代目の登場とラインナップの充実によって、エスクードにも「歴代」という言葉が使われるようになっていった節目だったのです。
怒涛の272ページシリーズ・・・もといグラフティシリーズの第四弾「新谷かおる名車グラフティ」は「ほーらやっぱりだ」のまとめに書いた通り・・・にはなりませんで、バイク偏と車編をまとめました。新谷さんの描く名車たちは、航空機以上に元のスタイルを押さえながらデフォルメしたりパースを効かせたりで、ことコルベットなんかは現物を超えたかっこよさがあります。残念なのは丸々掲載漫画で「暴走ホリック」に軍配が上がって、「風の伝記」が落ちていることです。
さて次はどの引き出しを開けるのか。四冊で〆るというのはちょっと物足りないですが、あと何が残っているか。