何もかも移ろい去って
暁に消ゆ
「無敵鋼人ダイターン3」の最終話が放送されて45年になります。火星ごと地球圏に攻めてくる敵メガノイドの勢力を迎え撃ち、敵陣に乗り込みこれを壊滅させた破嵐万丈は、消息不明のような姿の消し方と、万丈邸の窓の明かりという含みを持たせた演出に終わりましたが、地球圏を去る火星を見届けるダイターン3の姿も挿し込まれており、ああ万丈は健在なんだと想像しました。過去の重さを背負った主人公だけに、無事がイメージでき安堵したのです。
暁に消えたはずの万丈が再び姿を現すのは、なんと、どれだけ監督から了解を得たのか知りませんが、ゆうきまさみさんによるアニパロ漫画での狂言回しな役どころ。ダイターンでの最終話と「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」を混ぜ込んでの「愛」じゃなくて「受」を背負わされた男として登場します。ひでーことする漫画家がいたもんだよと、「さらば~」以降「復活編」までのヤマトを拒絶することとなる僕は思ったものです。
けれどもおそらく、この漫画によってダイターン3というより万丈自身に耳目が集まる流れもできたはずで、他ならぬ監督こと富野由悠季さんが自ら四作ものスピンオフ小説「破嵐万丈シリーズ」を、アニパロから2年後に書き始めちゃうんだから、世の中わからんものです。過去と影を背負いながらも、アニメ本編、アニパロ漫画、小説で一貫して描かれていたのは伊達男というスーパースター性でした。そろそろよたびの登場を期待したいところです。
ところでこれを書いていて思い出しましたが、45年前のこの日、後にあちこちで諸々の産業を生み出してしまうまでに至る新番組の予告編も流れていたんですね。テレビのスポットCМがいつから放送されていたかはわかりませんが、ほぼ間違いなく(た、たぶん)これが動画として初登場する「君は青春の涙を見るか」のナレーションで、その姿だったと言える・・・んじゃないかなーというおぼろげな記憶が残っております。
地底人類の気持ちがわかる
お前らの文責なんて有って無いも同然
怪奇現象の検証写真じゃないんだから・・・
必ず嘘ではない けれど必ず本当でもない
考えてみればあれほどあちこち故障を起こしてその都度「これはまだ直せる」と抗ってきたBLUEらすかるの各部品の中で、91万キロ無故障でいたこと自体が奇跡のような話です。
そのトルクコンバータがこの冬、寒冷状態で滑り始めました。はじめは「これだけ寒いとATFが劣化していて粘性を無くして逆に凍結に近いことが起きるのか?」などと的外れなことを考えていました。
何故なら数分間の暖気によってこの症状は無くなるからで、その後の日中の通常走行には支障が無かったのです。これについて和邇さんが彼自身の体験を教えてくれた話によると、しばらく前に退役に至ったサイドキック1号の最後のトラブルが同じもので、寒冷期には平坦地での前進発進時にも影響が出たとか。
予防整備の必要性を助言され、ATFの交換を行い、主治医のところで部品が出るかどうかを調べてもらったところ、案の定リビルド品も流通していないし、場所が場所だけに修理も難しいとの答え。つまりいつかは確実に壊れる。それは明日かもしれないし、1年後かもしれない。
88000キロを残してこの仕打ちはきつい・・・












