この寒いのにゴルフしに出掛けた新月サンのお誕生日祝い。 「ゴルフから帰ってから(ご飯に)出掛ける?」と聞いたら 「ちょっとイイお肉買ってきて、家でワイン飲みたい」 と言うもんで、夕方一緒に買い物に行って ちょっとイイ牛さん買ったわ(笑) スパークリングワイン飲んで、赤ワインも空けて(爆) 寝てる猫ず撫でまわしながらピザも齧りました。
と、客先の人に薦められたのですが寿司屋ですよ寿司屋。以前にも新庄で、行こうとしていた蕎麦屋に対して「カツ丼食っていけ」と言われたことがありました。今回の群馬県での推奨は、山形県のときよりも斜め上だなあと思わされたのですけど、お初で一元の人間に、寿司屋に入ってカツカレーはちょっと注文する度胸ないです。しかし僕のあとから来店した常連さん、カウンターに座るなり「カキフライ定食!」とゆるぎない一言。大将もニコニコ顔で「はいよ!」です。
マジですか!へー・・・と孤独のグルメみたいな展開で、再び品書きを眺めるのですが、井之頭五郎さんほどの胃袋能力持っていないし握り来ちゃってるしで、とてもカツカレーは頼めない状況。でも「カツ煮」というのが一品ものでありました。ご飯無しならどうにかなるかなと追加で頼んだらば、大将はやっぱりニコニコ顔で「はいよ!」。ややあって出てきたカツ煮のうまいこと。さらに別の常連さんが現れ「タンメン!」「オムライスね」って、まるでヘビーメルダーの居酒屋だわ。
大黒寿司は、ヘビーメルダー(宇宙海賊キャプテンハーロックの漫画版)ならぬ新前橋駅前のお店です。暖簾にしか目が行ってませんでしたが、その上の看板には確かに和洋食とも書かれていました。
「私の母親が昭和の初めにここで起こしたのが何でも作る食堂だったんですよ。親父が築地に買い付けしていた経緯から寿司を加えてからは60年くらいで、まあこれで正解でしたね」
大将とお話しすることができて、なぜ寿司屋で和洋食何でもありなのかを伺うことができました。寿司はあとから付け加えられた。そりゃ納得です。
「もらいもので済まないけど、デザート代わりに食べてってよ」
会計外でおいしいみかんもいただけました。うーむ、これは前橋方面に仕事を作らねばならんぜ。
つくばーど®サイトの「Eレイド」は2006年から設営した食べ歩き系クイズラリーですが、なんと、課題の1で出題していた「茨城県最北端の喫茶店」が、緯度上で記録更新されておりました(緯度数値は伏せます)
新たな記録ホルダーは、もう裏山が福島県との県境だという「Café Igarashi」さん。2018年5月に開業されていました。
偶然これを見つけてすっ飛んでいき、ランチをいただきましたがその際、オーナーさんご姉妹に「あら? 五浦の岡倉天心美術館内のカフェの方が北ではないですか?」と言われて一瞬びびりましたが、五浦はこれまでのホルダー「茶夢」さんが所在する大津港駅前よりも南でした。そういうのを忘れているくらい、コンテンツのほったらかしはいかんなあと猛省です。もちろん「Café Igarashi」さんは大津港駅よりも緯度として若干北になります。
ランチについては僕がボロネーゼ、雫さんが煮込みハンバーグをセットで注文しましたが、写真についてはEレイド側に出しているのでそちらをご覧ください。セットにはサラダとコーヒーなど飲み物並びにデザートがついてきます。ボロネーゼのソースもデミグラソースもスパイスが効いていてしゃきっとした味わいです。ホットサンド、ハンバーグサンド、フルーツサンド、アップルパイはテイクアウトもできるというので、ハンバーグサンドを持ち帰りました。
ここまで県北だと、食材などの流通はいわき方面なのかなと思ったら、コーヒー豆に関しては千葉県の業者から焙煎してもらったものを取り寄せているとか。
「30種類ほど試しながらオリジナルのブレンドを作りました」
ちょっと浅煎りでコクがあり、酸味はやわらいだ飲みやすいコーヒーをいただけました。勝手に60マイルブレンド(うちからの距離)と命名。
霰の大学時代の同級生(いつぞや新潟から宮崎の実家までカブで自走帰省した子)から、霰宛に年賀の冷凍宅配便が届きました。
有田牛!食ったことない!
EМО飼育とやらで化学肥料などを用いない有田牧畜産業自慢の牛だとか。その肉を使い、玉子を用いずパン粉のみで作ったというハンバーグが詰まっておりました。
パテは1個150gで10個入り。なかなか食い応えがありそうですが、ひとまず霙不在のため3人分として3個を解凍して調理(してもらった)
パッケージには専用のソースなどは付いておらず、肉汁の風味とうっすら下地に仕込まれた塩加減で食えということらしく、焼くだけで充分すぎるうまさが口の中を占拠し脳髄と胃袋を堪能させます。
しかしこのとき我が家には問題が起きておりました。残る7個が入りきらないほど、冷蔵庫の冷凍ブースがアイスクリームやら冷凍食品やらで満杯。なんだこの無計画な買い物と保存しっぱなしの冷凍庫管理は!
というわけでさらに3個を解凍シーエンスに。翌日もこれになります。
十二支の干支の中で、竜は唯一、想像上の存在です。辰年は陽の気の脈動によって万物が振動し活力旺盛する、成長し形がととのう年とされています。超自然的とはいえ想像上の存在ごときにそんな効能があるのかよと思うのですが、身近で突然意外なことが起きたり、急に思いついて何かしらを始めることを「足元から竜が上がる」と言い、要は気持ちの持ちようなのかと半分納得するわけです。
竜の視点から見たらきっと「行き当たりばったりで暮らしてやがるくせにどうにかなってるだろうよ」などと言われそうなのがつくばーど®の在りようです。それでもいろいろなものが重くのしかかってきているのが現実。ここで足元に潜む超自然的想像の存在に頼るか、地に足をつけて前を向くかを決めなくてはならないのが人の辛いところです。
ぶつぶつ独り言ちていても2024年は始まってしまいましたから、今までどうにかなってきたならここからもどうにかなるんじゃないの? という能天気さを捨てることも無いのです。と・・・なんともいい加減な一年の計を立てることにしました。自分の力量を願みず強大なものに抗うとか、大それた計画や無謀なことをすることを「竜の髭を蟻が狙う」とも唱えますが、何も自分で自分を蟻呼ばわりしなくたっていいじゃないですか。
そのような気分で、遂に無謀で大それた計画の後半戦に挑んでまいります。
などと能天気なことをやっていた矢先、令和六年能登地震が発災し、極めて広範囲な津波と局所的大地震の被害が時間を追うごとに拡大しています。仙台での被災を思い返すと、それこそ自分には何一つできない無力さしか蘇ってきません。被災された地域の方々が少しでも平穏を取り戻せますようお祈り申し上げます。