採れた採れた巨大な米ナス(笑) ここまで大きくなったら、さぞや種だらけだろうと 思いながら切ってみたら意外にもそんなに種が 育ってなかったの。 (これより小さくても硬い種だらけだった事がある) この後こんがり焼かれて食卓に。 甘くてトロトロで美味しかったわ♪
中秋の名月、十五夜に月見をしたなら翌月の十三夜でも月見をしないと「片月見」と言って縁起が悪いのだそうです。ここまではどこのブログや記事を読んでもほぼ異口同音。でも、チコちゃんばりに「なんで?」という疑問に答えてくれるところは無いようです。二度やるんだったら次の十五夜だっていいじゃんかと思うわけですが、ちょっとだけ満月に足りない十三夜の月が、満月に続いて美しいのだという理屈だとか。まあほんとに屁理屈です。
はたまた日本語は便利というか、先月、「十六夜は十五夜よりも満月」的なことを書いていますが、「十三夜は十五夜より欠けているところが十五夜に次いで美しい」など、十五夜をダシにして言いたい放題ですし、「剣のような三日月」なんて表現もあるので、みんなしてお月様大好きなんですきっと。
さて中秋の名月に続く十三夜は、ことしは10月27日。馬鹿言ってんじゃねーよ、そんな時期まで月見系ハンバーガー売ってるとこなんか無いって。でも片月見はいかんよというわけで、ケンタッキー・フライド・チキンがやっていた「とろ~り月見チーズフィレ」を食っておきました。ベーコンエッグバーガーではなく、チキンフィレサンド系に半熟卵。わずかに満月ではない雰囲気は、玉子よりもチキンなところに醸し出されている気がします。あー、今はもう販売してませんです。
これにかじりつきながら思い出したのは、十三夜の次の月の「十日夜(とおかんや)」にも月見をすれば、大変縁起がよろしいとか。こうした風習は、中国から渡ってきた十五夜=中秋をもとに、日本で生まれたオリジナルなんだそうですがいい加減にしろよ、旧暦の10月10日って、ことしは11月22日だよ。いよいよ月見系献立やってるとこなんかなくなってるよ。
やはり・・・もう当たり前の話ですがカップ麺がどれほど善戦してくれようとも本家には敵わない。でも今のところ喜多方に出かける用事もない。←行けばいいじゃん
という逡巡の末、最寄店ではやっていない半チャーハンセットが食いたくなって、60キロほど離れた店舗に久しぶりに行くわけですよ。
この時点で二重に邪道です。喜多方に行くのをめんどくさがるうえ、チャーハンってなんだよ。いやいや、ここじゃカツ丼セットなんてのさえあるんだよ。でも半チャーハンセットは三十代の頃の定番(それはまた別の街の店舗)だったんだよ。火力控えめな、ぱらっとしていない坂内のチャーハンは好みなんだよ・・・
と、久しぶりに出かけた店でこれにありついたのですが、いつからこうなったの?というほどしょっぱい味付けになっていました。なんでだ、猛暑続きの夏だったからか?
ご近所さんから栗の中手(なかて)をいただきました。温暖化で害虫が増え、年々品質が落ちているといわれながらも立派なものです。珍しくも郷土自慢ができるようになってしまった、茨城なかんずく笠間の栗。全国一の作付面積と収穫量を誇るまでになりました。けどね、言葉のあやというか、市町合併していなかったらこれは無かった。旧笠間に限定したら、栗の収穫なんて微々たるもので、岩間、友部の旧町エリアが八割を支えています。
特に旧岩間エリアが昭和からの栗生産地で、最盛期は所在する農家の四割以上が栗畑をやっていたほど。合併して町名が無くなってしまったがために、冠は笠間になっているわけです。今や(今年に限って?)吉永小百合さんまで笠間の栗や陶芸探訪にやって来ちゃう(JR東日本のCМですが、笠間駅や友部駅周辺には徒歩圏の景勝地は無いぜ)けど「笠間の栗」は揺るぎません。
僕も笠間市民なんだから素直に喜んでりゃいいんですけど、農村の原風景を維持継承していくという地域整備方針の裏側で、向こうン十年、公共下水道できないよ。などという扱いのエリアってところに、笠間市はSDGsをなんだと思ってんだと毒づきたくなるのです。たぶん、旧一市二町の中で高齢化も最も進んでいるような気がします。栗農家の継承なんかはどうなるんだろう?
はじめに断っておきますと、世界マグロデーは5月2日(2016年制定)です。乱獲を避け、限られた水産資源保護の重要性を訴える、という国連の訴えには賛同こそすれ異を唱えることはこれっぽっちもありません。
が(異を唱えるつもりじゃねーか)、わが国にも「マグロの日」というものがあり、日本鰹鮪漁業協同組合連合会が頑張っているのです。
同連合会が1986年10月10日に制定したマグロの日の由来は、聖武天皇の時代に遡り、今の明石あたりを視察に出た折、随行していた歌人・山部赤人が土地のマグロ漁や塩づくりの様子を讃えて万葉集に歌った「~藤井浦に鮪釣ると 海人舟騒き塩焼くと 人ぞ多にある~」(長いので前後の文脈は割愛)長歌と、これが歌われた10月10日(たぶん旧暦をスライドさせている?)にスポットを当てております。
乱獲を抑えて資源保護に努めるというスタンスは、連合会だって同じ思いでしょう。それを根底に、奈良時代の瀬戸内の文化を伝える形で赤人を引き合いにしているところは、インテリジェンスを感じます。
十六夜は「いざよい」と読み「ためらう」という意味ですが、なぜ月にそれを被せてきたのかは知りませんでした。「京都人の密かな愉しみ」第一シリーズの夏編で、月待ち人のエピソードの中で「十五夜の夜より躊躇って出てくるのが遅い」と説いていました。我が家では玄関の正面に、昨日より30分遅く出ています。
それとは別によく聞く話だと、十六夜の月は十五夜の満月よりも満月だと。今月なんかは昨日の満月の月齢が14.1、今日30日だと15.1くらいですから。
というわけで、コメダ珈琲にて見つけた「フルムーンバーガー」は、まさしく十六夜にふさわしいと思います。あのコメダのバーガーですからとにかくフルボリュームです。
通常のハンバーガーだと「カットしましょうか?」とオーダー時に聞いてくれるんですが、フルムーンバーガーは半熟なオムレツ?を挟んでいるためカットできないようです。
十六夜でもうひとつ思い出すのは、1990年から三作にわたってリリースされたОVAの「暗黒神伝承 武神(たけがみ)」で、その第一話が「十六夜情話」とサブタイトルされていました。地方都市で繰り広げられる龍とスサノオが戦う、原作がそういう奇譚を得意とする山崎理さん、当時の作画監督としては特定のファン層を獲得していた大貫健一さんと、声優陣も含めてあーもうそういう時代だよねえというアニメーション作品です。
これを語りだすともう月見系バーガーどこかへすっ飛ぶんですが、80年代から90年代、『戦え!!イクサー1』『破邪大星ダンガイオー』『大魔獣激闘 鋼の鬼』『冥王計画ゼオライマー』などの代表的巨大ロボОVA(いずれもAIC作品)が続いてきて、別会社であるJ.C.STAFFはロボではなく巨大化する超人として、モチーフにスサノオを取り入れたところが真新しかったのですが、残念ながらBDやDVDとしての再掘はなされていません。昨今の異世界転生物より面白いんですけどね。
「月見バーガー」は平たく言えばほぼどこのハンバーガー屋でもやっているベーコンエッグバーガーなんですが、季節商品として設定し、たまにやって来るところも含めて、マクドナルドとしては(僕の中では)ビッグマックを凌ぐ・・・うーん、拮抗するメニューだと思います。これが月見でなく「満月バーガー」とか「望月バーガー」だったら毎月食えるんだがなあと惜しみながら、出てくるとふらふらと買い求めに行ってしまうのが、もう32年続いてます。
我が家の周辺では子供が少なくなり7月、8月の子供会ラジオ体操も無くなりましたから、今夜も「お月見泥棒」は出現しないでしょう。昨今、供物を荒らしに来やがるのは猪ばかりです。
旧暦8月15日の満月が、最も美しいと誰が言い出したかは知りませんが、平安時代に大陸から伝わった貴族の遊びは延々と受け継がれ底辺を広げ、江戸時代には収穫を祝い天に感謝する趣向へ転じ、月見は「中秋」に「名月」がくっつきました。なぜか旧暦換算も続いているので、旧暦の秋となる7月から9月の真ん中である8月15日の十五夜が中秋の名月にあてがわれるのですが、今の暦に戻すとことしは9月29日です。
月齢は14.4。満月の定義では平均月齢が14とされているので、厳密なことを言わなくても今夜は満月です。
満を持して坂内の喜多方ラーメン・・・の、カップ麺を食ってました。単に喜多方、ではなくて、坂内食堂の監修というのは、明星食品もなかなか高いハードルを越えてきました。
といっても、喜多方の坂内食堂には随分と出かけていないので、近場のフランチャイズの坂内の味と比べるしかないんですが、こっちの坂内や小法師は店舗によって微妙に味の濃淡が出るんですよ。
熱湯注いで5分。相当にもちもち感の強い麺なのだと思われる茹で時間。謎肉ならぬ謎叉焼の味わいは、坂内の濃厚叉焼と比べちゃなるまいと納得して、箸を付けます。これは稲庭うどんか?(行ったことないから四国のうどんを食ったことないのよ)という腰の強さともちもちな麺。つゆの方は案の定、近所の坂内よりも濃い口です。でも割といけるので、後日買い足しに出かけたら売り切りもので売り切られておりました。もう少し買っとけばよかった・・・