「高いだろう、電池取っ払え」とか、アルトを47万円で売り出させた鈴木修さんだったら言ったかもしれないeビターラの立派な販売価格にまあびっくりですが、eアクスル一つとってもこのセグメントで四輪に配置するほどの他車はまだないんですね。それでも物価高と高齢社会が浸透していく時代に必要なクルマというのは、老若男女問わず別のところにあるのではないかと感じざるを得ません。せめてこれが五代目エスクードの名を引き継いでいないことにほっとするのです。
来年1月には売り出されるし、先行予約も始まる。新しいスズキの命運を賭けた商品ですから、悪い出来のはずはない。左右斜め前からの姿は僕には「勇猛に踏ん張る河馬」にしか見えませんが(初代エスクードだってノマドが出たときには「物陰からぬっと現れた牛のよう」と書かれたよ)、間違いなく人目を惹くでしょう。本日より各地で変わり番こに先行展示会も始まりますから、話題をさらっていく1台になるはず。最大のライバルがアーバンクルーザーというのはもう避けられない皮肉です。
というわけで。先行展示会で現物を見てまいりました。ESCLEVサイトへのリンクはこちらです。性能やらメカニズムやらはメーカーサイトで見てください。走らせてもいないのに書きようがないもん。
栄一四百人〜って、安いのか高いのか・・・
まあこの頃の乗り出し価格が当社比()でもうなぎのぼり(浜松出だからって嬉しくねーぞ)なので
むしろお買い得!?と錯覚してしまいそうです。
社長が補助金頼みではない商売をしたいと言っているのは至極まともだとは思いますけど、ますます旧い車を維持するのは難しくなっていくのかなあ。
売り手の論旨はわからんでもないのですが、買い手がスズキに対してそれを受け入れていくのかどうかと、定年延長の時代にあっても給料右肩上がりになることは無く、物価も上がるわ新税攻めてくるわで、各社がこんな価格帯でEV売り続けたらどこにも手が出せなくなるのでは?
「良いことは5年続かない」と、修さんが言っていましたよ。