Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

風知草

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今から思えば、7月のはじめに姿を現したところから、このアオバズクの一家は何かを伝えに来ていたのかもしれません。「ズク」と名がついていますがこの鳥は正確には「フクロウ」の仲間。古来、日本では「不苦労(苦労しない)」「福来郎(福が来る)」「福籠(福が籠もる)」「福路(幸福な人生)」といった縁起の良いたとえに用いられ、海外でも「知恵」「時」などの神の使いとも神そのものとも云われてきました。

二羽目、三羽目を立て続けに見かけた8月3日、霰から唐突に二度目が来る親父の一番長い日を持ち出されたのは、つまりそういうことなのか。二度目、というのは、昨年秋すでに霙から同じようなことを言われているからです(どちらもめでたい話ですがおめでたのことじゃないからな)。いやぁ、拒否する理由もないんだけどさ、落ち着き払ってもいられない。さすが雫さんは「嫁に来た」という実績なのか平気な顔です。

折から風、季節はゆっくり通り過ぎてゆく。夢に迷い続けていいじゃない。

「『どこの馬の骨ともわからン奴に大事な娘がやれると思うか!味噌汁で顔洗って出直してこい』って私も一度言いたい」

と、友人は励ましてくれますが、もう会って対話しちゃったので、なーんも言えません。ともあれアオバズクには来年も渡ってきてほしいです。

過ぎていく夏の名残

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盆の終わりは、つくばーど基地においては日没後は涼しくなって風もなく、意外に湿度も高くなくて夕涼みのできる日和でした。週が明けると再び暑さが戻ってくるらしいですが、ここ数日、昨夜も冷房いらずで過ごせました。かき氷やスイカよりも枝豆とトウモロコシがちょうどいいのです。盆の設営時に発見された、何年も前の線香花火の残り物も元気よく点火しました。庭に営巣していたアオバズクは渡りに出たらしく、姿を見かけなくなっています。ゆっくりと夏が過ぎていきます。

 

貴方の故郷はありますか?

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メールボックスがいっぱいになったから古いのから削除するぞとプロバイダーから通知が来て、2007年以前の膨大な記録が失われてしまいました。「するぞ」だろ? 猶予期間作れよ。と憤慨しながら保存の必要大なものを残すべく、仕事関係のメールログをばっさり棄てまして(いいのかそれで)、ぽちぽちと再保存していたら、まだ霙が学生の頃にやり取りしたログに添付されていたこれをサルベージしました。

すっかり記憶から削除されていて、2つほど答えがわかりませんでした。

二度目が来る親父の一番長い日

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まだ警戒心無いね

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「巣立ったかな」で書いた内容は7月の終わりの出来事で、そのあと台風がかすめて鈴鹿でバトルホークが40年ぶりに走った(走ってねーよ)早朝、我が家は盆に備えて墓掃除に赴くのですが、家族が出てくるのを待っていたら

「後ろー、うしろーっ!」

と、雫さんが玄関を施錠しながら言うのです。

何を言われたのかはすぐにわかったので、彼女のスマホで撮影したあと、一度戻って一眼レフをとって来てもらって、僕が撮りなおしたのが下の写真です。

アオバズクは夜明けの1時間前後と日没後1時間くらいが活発に活動するそうですから、なるほど午前5時ならそこにいますよね。

普段は、日中この場所には親鳥が巣の監視を兼ねて狩場としてとまっているのですが、おなか周りの羽毛のモフモフ感と、模様の出ていない様子。これはおそらく雛が成長してきた姿です(抱卵を終えた母鳥かもしれないけれど)

これだけ、もちろんそっと動いてますが撮影まで時間がかかっているのに、微動だにしない。警戒心が薄いから雛ではないかと。

なにしろこのあと小一時間、墓掃除をやって帰ってきてもまだそこにいるくらい、のほほんとしています。アオバズクは聴覚より視覚で周囲の情報を得るので、ヒトの形をまだ覚えきれていないのかも。

親鳥はこの通りシャープな模様が特徴。雛よりも一回り大きいです。さて一般的には卵を2~5個産むはずのアオバズクですが、他の雛は無事に育っているのかどうか。

すると午後になって、「玄関前の梅の木に来ているー」と雫さんが発見。だけどお腹のモフモフがいくらか模様を見せているではありませんか。

あーこれ、朝観察したやつとは別の個体だ。二羽目です。わずか3mほどの目と鼻の先で、「なんだおまえ?」といった目つきで、枝からは動かず首だけでこちらの動きを追いかけてきます。一羽目よりもさらに小さい。

一羽目と同じ木には親鳥もいたのですが、経験値を積んでいるのでこちらに気がつくとすぐに後方の森の中に飛び去ってしまいました。

ところがこのとき一羽目はまだ上の木の枝にいて、まったく飛ぼうとしません。いいよいいよ、好きなだけいていいからさ。

秋きぬと目にはさやかに見えねども

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藤原敏行は続けて「風の音にぞ驚かれぬる」と詠んでいますが、スイカかじってかき氷すすってトウモロコシ茹でて(腹こわすぞ)、畳の部屋でなく縁側の板張りに日陰を作って寝そべって・・・最近ではそれもやってられない暑さ続き。昨日から立秋という暦の新暦旧暦のズレとは関係なしに、8月は昔からどうやって涼むかの探求の時期となっています。

世間に対しては申し訳ないことに、今日を乗り切れば来週いっぱい仕事が休業になります。その分、今日までがぶん投げたくても逃げられない追い込みなのですが。それよりも乗りきらなくてはならない猛暑はまだまだ居座るようですから、皆様電池切れなどされないよう元気にお過ごしください。

 

巣立ったかな

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先日の深夜、つくばーど基地前面道路でひょこひょこと動いている丸い物体を見かけ、こっちはクルマだし踏んだらいかんとしばらく坂道に停車して様子を見ました。アオバズクの幼鳥です。といっても巣から出てくるころには親鳥並みの大きさになってるんですが、出てきたばかりでろくに飛べない。巣があると思われるクスの木の上から自由落下の最中に羽ばたきを覚えているけれど、揚力を得られず着地してしまった感じでした。

これでまともに飛べるようになって餌も自力で捕まえられるようになれば、南へ渡っていくのですが、来年またうちに来て巣づくりしてくれるといいなあと。

それ以来巣立った子供は見かけませんが、親鳥らしき個体の方(左側のぶれてるやつ)は、近づいてくるヒヨドリか何か(右端でブレてるやつ)を追い払うなどしているので、まだ渡りには早いようです。

八朔の日

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「屰」という文字には「元へ戻る」の意があり、これをへんに当て「月」をつくりとして合わせたもので「朔」が編まれていきました。その示すところは「月は満ち、欠けを繰り返し、やがて元の姿に戻る」。朔は黄道と月の軌道が極めて近づくタイミングで巡ってくる天体シーンで、いわゆる「新月」のちょい手前にあたります。つまり朔が言う月の元の姿は満ちていくための始まりをイメージしていると思われます。だから朔ないし朔日は月の始まる日「1日」と、陰暦は伝えています。

月の始まりは「月立ち」と呼ばれ、後に「ついたち」と訛りました。朔日も朔も「ついたち」と言い慣わされています。陰暦時代の8月1日は・・・まあ今だと25日ごろから9月の秋分当日くらいになっちゃうのは置いといて・・・「八朔」と呼ばれ、豊作を祈り初穂を贈る風習が行われていました。大洗や那珂湊では新暦に基づいて下旬や9月に八朔祭りが行われます。季節感だけ都合よく持ってくるなら、柑橘類のはっさくが食べごろ。そこから名づけられたそうです。それでも暦の読み取りとして、8月1日は今でも八朔なのです。

思いっきり拡大解釈すると、「∀」って似たような意味があるのかもしれないです。

8月になってしまいました。先代らすかるのクラッシュから20年目の夏ですが、もうそれは昔話として、固定ページに上げましたように、BLUEらすかるも8月の末に練馬のスズキディーラーで見つけ出したもので、来月、就航20年めを迎えます。

沢山の人々に支えてもらった少しばかりの御礼に、天狗の森でつくばーど®を開催しますので、ぜひおいでください。

 

鎌倉七福神・・・じゃない「七酔神」のこと

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2022年の2月に、「詩歌川百景」の記事を書いていまして、その末尾で「舞台 海街diary」について触れていました。

まあこの時点でものを知らないおバカなんですよ。この劇はキャスト入れ替えした再演物で、最初の舞台化は2017年だったようです。どちらの舞台にせよ、観に行くことはできなかったのですけど、初演再演の件は驚くには値しません。

5月の入院中、外界へのアクセスはスマホだけしかなく、これも電話としては使っちゃだめだよのICUでしたが、他の患者は借りてきたテレビをイヤホン使って見ている。

そんならと、スマホからAmazonprimeに入って動画視聴するのも問題ねーなと(まったく何でICUに入れられてんだかわかってんのかよ)、検索していったらこの2022年版が観られる。

観てびっくりでしたよ。原作では最後の最後まで後ろ姿とか顔の下半分とかでしか描かれなかったあの登場人物が、歌って踊って芝居しているじゃあありませんか!(2017年版もそうだったらしい)

信用金庫の管理職も、どのみちそのままでも通用する名前だけれど、女性キャストで演じられていたし、まさか風呂場のカマドウマが・・・以下自粛。

なかなか大胆な演出です。ストーリーだけトレースして人の生き死にを釣り餌にしながら鎌倉の風景を無駄遣いしただけの映画版よりも、面白い。舞台芝居の好き嫌いなどが無いわけではなく、キャストの演じ方や物語の構成で秀でたり劣ったりするのですが、それを言ったら映画版だって同様ですから、舞台は互角以上の出来と言えるでしょう。

で、なんで今頃までこの話を温存していたかというと、7月29日が「七福神の日」だからなのです。この記念日的制定者は前橋市の幸煎餅が販売している七福神せんべいに由来するので、なんだその無関係さはと思われましょうが、鎌倉の物語には日本酒愛好会「鎌倉七酔人」という酒好きのブロガーが出てくるのです。これが物語の主要登場人物にあてがわれており、弁天(鎌倉八幡信用金庫のOL香田佳乃)、えびす(佳乃の上司坂下美海課長)、福禄寿(海猫食堂店主の二宮幸子)、布袋(山猫亭店主の福田仙一)、大黒天(豪福寺の住職で坊主のくせに加藤乃恵留)。

なぜか毘沙門天と寿老人が出てこないのですが、少なくとも毘沙門天は主催者で尾崎酒店三代目の光良あたりでいいし、長寿の寿老人とか言って意外と若い人だったりするのかも。この人がまさかの看護師アライさんだったら、漫画ではほとんど姿を見せないにもかかわらず人気者になったことや、舞台の方では堂々の出演果たしてますから、あくまでも想像として鎌倉七酔人にも名をつらねていてくれたらとニヤニヤするのです。

土用凪と土用間日

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夏だよ幌はずしだよ! ←おいヤメロ

いい気になってオープンで走っていたら、先日書いたハカイダーの二の舞になります。最低限、ビキニトップは必要です。そんな、蒸し暑いばかりで風も吹かない日を、夏の土用においては「土用凪」と呼ぶのですが、土用には鰻やら凪やらの他に覚えておいた方が良い風習に「間日」というのがあります。

土用という期間は土を支配する土公神(どくじん)が睨みを利かせる時期で、その期間中に井戸を掘ったり基礎工事したりといった仕事をしてはならない、祟られる恐れがあるのです。だけど一年を通したら土用は季節の変わり目ごとに18日ずつある。そりゃ全部休んでたら仕事にならないぞと、人が神様を欺いてしまう習わしが「間日」にあたり、人の方で勝手に「間日には土公神が土地を離れるからその間にやることやってしまえ」と取り決めたのです。

季節の土用ごとに間日の日数もまちまちですが、夏土用では「卯、辰、申の日」などが当てはめられていて、今年はすでに今月21、22日がそれに該当。あとは本日、8月2、3日のそれぞれが、土を動かしても祟られないとされています。実は土用には転職、就職、結婚、結納、開業、開店、新居購入といった新しいことも避けなさいよと云われているくらいなので、あながち間日の方便もばかにはできないということです。

逆に間日に限らずやってもいいぞという縁起ものな行動は温泉に入る、体操する、恵方参りする、吉方位で飲食する、虫干しする・・・などだそうで、幌車の車内も風通し良くして虫干しするかとビキニトップに換装しようとしたら「せっかく直したエアコンが効かなくなるからやめてください!」と、雫さんに阻止されています。

・・・乗らなきゃいいのにー(てことで挿絵だけ加工)