三池崇史さんが「ケータイ捜査官7」のシリーズ監督を務めたとき(2008年)、「この番組を見て、彼の10年後もぜひ注目して見てほしい」と語っていたのをなんとなく覚えていたのですが、その頃の窪田正孝さんはほんとに高校生に見える19歳(すぐに二十歳になった)で、テレビドラマデビュー2年目まだ6作目の彼でしたからまあどちらかといえば体当たり玉砕覚悟の演技でした。番組の世界観に引っ張られて見続けていたのが正直なところでした。
その後各局のドラマにいろいろ出ているのはそんなに追いかけもせず、それでも「ゲゲゲの女房」とか「花子とアン」とか「平清盛」とか「グレーテルの釜戸」(とりあえず流れでNHKに絞る)などを見ていて、ふーん、と思っていたら突然石器人で朝ドラ主演をするではありませんか! ええっ? 「エール」って古関裕而の作曲家人生を描く物語じゃなかったんかい! と仰天していると1万年にわたる人類と音楽の寄り添い、しまいにゃフラッシュ・モブでふられるという・・・
「7」のときの体当たりは、自らアクションのできる役者成長を果たしていて、いかにも窪田正孝を使ったドラマの演出となっていました。まーしかし、主題歌含めて15分のうち、主題歌をエンディングに追いやり4分半も奇天烈なオープニングを描くとは。そこから本編が始まれば「これ視点の異なる『いだてん』じゃないのか?」の東京オリンピック開会式・・・いよいよ朝ドラから団塊世代以上の高齢者がたたき出されるぞと心配にもなります。
そんな窪田さんですが、ドラマデビューの直後、柴咲コウさんが歌う「invitation」のḾVにも出演していて、それは2012年にブログで書いたのですがデータが消えてしまっているので再掲すると、そこから10年ちょっとでなんでこんなに病的なまでのガリガリ体躯に、というくらい変貌しますが、松山ケンイチ清盛の時の平重盛の頃が、一番美青年だったぜと、うちの女性陣は言い張ります。でもきっと、10年後を見てくれという三池監督の選球眼は正しかったのでしょう。
「エール」のヒロインにして窪田演じる古山裕一の妻となる、関内音に扮する二階堂ふみさんといえば、あの「跳んで埼玉」のエキセントリックすぎる美少年?役が妙に脳裏に焼き付いてしまっていただけに、今回の配役としてはそのあたりをきりかえさせてくれぃと切望しているのですが、オープニングに出てくる1カットはなんとなくアニメ版の「のだめカンタービレ」っぽいものの、ほのぼのとしていて良いなあと思っています。
ところで、音が憧れる双浦環というオペラ歌手が出てくるのですが、これは実在の歌手である三浦環さんをモデルにしたということで、ドラマ内でも歌っちゃうんだろうなあと考えていたら、invitationで紙飛行機投げてた人自身がやってしまうという、そんなの分かる人にしかわかんねーよと言われそうなキャスティングとなっています。しかし10年の時を越えてとか2年さばを読んで、わざわざこの1月にBlu-rayBOXを売り出していた「ケータイ捜査官7」って、最もあざとい。
人の命はつきるとも、それがさだめだけど♪ ←なんだこの歌















「仮面ライダークウガ」が二十周年を迎えたそうで。と書こうとしたら「それは1月30日の話だ」と言われて、機を逃してしまいました。
その、第1話の角の短いグローイングフォームにも意表を突かれましたが、白い不完全形態から赤のマイティーフォームへと、膝を打つ展開と当時として精度の高い仮面は、角というデザインにストロンガーの前例があったにもかかわらず、古さから新しさを十分に発揮していました。殺人ゲームや暴力表現など様々に叩かれた面もあるそうですが、親とヒーローものを見たことのない僕が親になっていて、親の立場で子供たちと一緒に見ることのできた初めての仮面ライダーでした。
娘らはさすがに怪人の造形や殺戮を怖かったと話していますが、大人になった彼女たちはあらためて、クウガの物語が何を伝えたかったか解ってきたとも。親に隠れて「仮面ライダー」の漫画連載を読んでいた僕(テレビはなおのことチャンネル権得られなくて別の部屋で隠れて見た)にとっては、親子で見られたという点でもクウガが印象深い番組でした。