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  ~懲りない傾向~

ふと思い立ったEZYの後にあえて前日譚

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無理やり近未来を押し通すばかりが「機動警察パトレイバー」の在り方ではないような気がして、EZYが唐突なドラマ展開で置いてけぼりにされたらしい新規視聴者も、アーリーデイズなんて呼称ができるとも知らなかったオールドファンも「あぁそうだったのか」と膝を叩けるような作り方の余地があるなと感じています。それはとりもなおさず98式AVがplusに至る過程ですが、そこに寄り添うのは第二小隊隊員でいいんだけれど、あえて隊長に的を絞りたい。

初代はご存じの剃刀おじさんなんですが、EZYは「劇場版」の延長上にはないということですから、いつまで第二小隊に在籍し、後任を誰が引き継いだのかがまだ描かれていません。「P2」が無いなら引責辞職も無いわけで、2000年台の初めくらいまでは隊長をやっていたはず。その後任として白羽の矢を当てるなら、実務経験者が最もふさわしく、能力面でも優秀な人材が求められ、そのうえで身辺に汚点があり残念だけど本庁へは戻せないねという人物が・・・いるんですよ。

ここだけ設定で「特車二課のみ任期は6年くらい」(一般的には5年)と逃げは打ちますが、これで初代と同じくらいの、国家/地方公務員人事としては長めの二代目指揮下の第二小隊あたりまでは、98式もどうにか不具合も少なく運用できていたと想像します。二代目がきちんとした小隊運用とギリギリの寛容さで乗り切り、次も実務経験者として人事を多少悩ませつつ、いくらなんでも隊長になってまで発砲願望はないだろうと、正義漢ぶりと操縦技術と臨機応変さを買われて三代目が着任です。

しかしこの三代目、任期満了の頃に故郷が東日本大震災の被災地となり、自らの意志で本来のレイバー性能を役立てるため、警視庁を辞して釜石の復旧復興現場へと去就することになります。こうして・・・あっ、名前わかんないんだけど四代目小隊長、REBOOTの時代が訪れます。他ならぬこの人が「現場に臨んでは臨機応変。前の隊長もそう言ってたでしょ」というような発言をしており、その言葉こそが、三代目の根拠となるのです。

この小隊長はEZYの小隊長とは別人ということになります。なぜならREBOOTの時代、まだ98式は大規模改修を施されていない状態。さらに「前の隊長」を知っている彼女が2033年になるまで第二小隊にいられるはずがない。なんとなく人相は似ているようにも見えますが、それこそ他人の空似。だって2033年に三十代半ばですよ、REBOOTが(ここでは2015年以降)何年前になると思ってんのよということになり、空白の十数年が横たわります。

おそらくは、EZYの小隊長までの間に少なくとも3名くらいは、第二小隊を陣頭指揮した隊長が存在すると考えられますが、まあそれは置いといて、EZYの小隊が2030年前後に編成されていて、今の佐伯隊長がまとめている。という流れだけでも、30年を超える時系列があります。このうち空白の3人分はすっ飛ばすこととし、これまでに登場した人物で小隊長をつなぐ「新シリーズ」。最終話で佐伯がイングラムplusを受領するまでの前日譚。こういうのは見てみたいですね。

それで、ハタと気がつきました。EZYの久我十和巡査の実兄が、2026年にキャリア入庁しています。父親が福島元二課長や後藤喜一と縁があったということですが、キャリアなので振り出しが警部補。第二小隊の隊長を受け持つ資格があります。空白の3人くらいのうちの最後の1人に、この人が組み込まれる余地が無いとは言えないねえ。相沢くん(まんなか)は・・・本人若手キャリアの頃隊長やりたがっていたから空白の最初の1人だったかもしれません。

という勝手にプロット遊びを、それこそ昔の本家を真似してやっていたわけですが、なにやら今月下旬になると、その本家版後日譚が出版されるとか。もともとパラレル世界要素ももつ機動警察パトレイバーですから、七十代になった後藤喜一の「いま」が描かれても構わないし、なにしろ書くのが本家ですから問答無用の公式設定になりそう。じゃあ外野が勝手に言うのも自由ってことで、本来なら読んでから言うべきだとはわかってるんですが・・・

 

 

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