本年は「ウルトラマンシリーズ60周年」でもあるそうで、ん? なんでこのシリーズにわざわざ「マン」を付けているんだとちょっと不可解な気分です。円谷特技プロダクション、TBS制作の特撮テレビドラマとして空想特撮シリーズの口火を切ったのは「ウルトラQ」で、これが1966年1月に始まっているからでした。その辺のことは重箱の隅をつついているようなものですが、同作が7月3日で放送終了し、「ウルトラマン」の第1話が繰り上がったものの放送に間に合わなかったのは有名な話。
幼児時代の僕は「ウルトラQ」が怖くて観るのが嫌だったのですが、どういうわけか親父の弟たちが気に入っていて、茶の間に1台しかない(しかもモノクロテレビ)、あまりの田舎で電波状態が悪いにもかかわらず、一番映りの悪かったTBSにチャンネルを固定されてしまい、べそをかいていたのを覚えています。
どのくらい電波状況が悪かったかというと、あの頃NHKで放送していた「サンダーバード」の画面が粗くて、「特撮に見えない妙なリアル感」が醸し出されていたくらい悪かった。「ウルトラQ」なんてもっとひどかったのですが、嫌々観ているのにだいたいストーリーは覚えてしまうのが哀しいサガでした。それでも当時放送の最終回であった「206便消滅す」は、状況の切り取りと繋ぎのようなわけのわからない内容でした(あれで視聴率35とか36%だったってのがすごい)
なんだかんだで超音速旅客機が四次元空間に迷い込んだらやたらとでっかいトドがいて・・・という最終話が、次作「ウルトラマン」へ橋渡しを行ったことが、「ウルトラシリーズ」の誕生ということになるので、どこかに後年の゜再放送を録画したやつがあったよなとメディアを探していたら
「あのアバンタイトルの音とテーマ曲大嫌いだから流さないでくださいっ」
と、やっぱり嫌いなのに父親が面白がって観ていたというトラウマ持ちの雫さんに全力拒絶されました。