Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

大盤振る舞いの時代

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ギャバンインフィニティはJB64に乗っていませんが、宇宙刑事といったらジムニー、機動刑事だったらエスクードという「変身前の移動能力」が著名であることは、もう何度も書いてしまいました。だから、「機動刑事ジバンとスズキエスクード」のことなんか、もう何も残っていないよと思っていたのですが、そうでもなかった。ジバンに変身してしまうと置き去りにされてしまうのですが、ジバン/田村直人刑事は第二話からエスクードを捜査車両として使用していました。

で、この第二話目に出てくるエスクードですが、これもまた書き尽くした初代一型のコンバーチブルという、覆面パトカーとしては実にミスマッチな車両選択です。このときは屋根上にパトライトを吸着させにくいと判断されたのか、エンジンフード上に取り付けているのが特徴ですが、やはり「窓から手を伸ばして屋根にくっつける」動きがあった方がそれっぽいと考えられてか、このあとからは運転席側だったり助手席側だったりの、金属ケージのある部分に取り付けられるようになっていきます。

このように屋根上の方がパトカーらしいのは当然のことなんですけど、注目すべきはそこではなくて、車両のナンバープレートです。警察専用特殊装備を持たない、街に紛れたら覆面パトカーであることすら想像できない小型車ナンバーの、数字が異なっている。機動刑事セクションは捜査摘発対象であるバイオロンと戦うための立法措置を受け、それこそ陸空特殊機動マシンさえ与えられているくらいですから、エスクードの覆面パトカーも複数台用意されていたのです。

楽屋裏的に想像してしまうと、撮影現場でナンバープレートを変えるという現実的処置もあることはありますが、デビューしたてのエスクードをアピールせんがための、スズキの大盤振る舞いだったかもしれませんし、最初のコンバーチブルに何らかの故障が出たか壊してしまったかで、二台目の提供を受けたのかもしれません。ジバンとともに映ることはただの一度もなかった不遇の劇中車ですが、歴代の宇宙刑事も蒸着とか焼結とかしちゃえばジムニーとは一緒に出ていなかったっけね。