スキーの帰り道。 日帰り温泉に寄ってから先生たちとは別れて さて高速に乗りますか、と走り出したら 進行方向にばーん!と大きな花火。 見たい見たいと、私が騒いだので 新月サンが打ち上げている方へ向かってくれました。 昭和村のウインターフェスティバルで上げた花火だったようです。 結果的にほぼ最初から最後まで見ていました。 いや、LIVEの打ち上げ花火なんて久しぶり。 嬉しかったわぁ♪
そこがそもそも間違いの元凶か
何日か前に韓国の自動車記事に出てきた起亜の四輪駆動車(と言ったってマツダ車のライセンス生産車がベースなんだけれど)がRAV4よりも世界初だの何だのという話に対して、「エスクードがもっと先」といった反論が多かったことにはにこにこさせられました。が、「ハイラックスやテラノ」という声にはもっと頷かされたのでした。
その記事のこと自体は取るに足らない話なので追随しなかったのですが、巷の反応の中で、エスクードの開発コンセプトを「クロスカントリーセダン」と書いている人がいたので。
これまでにも何度もこのコンセプトを誤解して書いている、しかも自動車分野のライターまでもが率先して間違っちゃうのは何でだろう? と首をかしげるばかりだったのですが元凶がありました。
だからなんでもかんでもここから丸写しするなと言うのに!
こうなっちゃうと何度でもしつこく書き留めるしかありませんが、「クロスカントリーセダン」というのはエスクードの開発コンセプトではなく、「二代目エスクードに用いられた宣伝コピー」です。
それじゃあエスクード(初代)が開発されたときのコンセプトは何なの? と言う話になりますから書き出しますが、最も初期のテーマが「次世代ジムニー」でした。これは当時の社員で心底SJ30に惚れ込んでいたあの人(笑)によって打ち消され、スタッフ間で提案が行われていきます。
そこで出てきたのが「次元を超えて宇宙を駆け巡る、次世代の月面探査車をイメージした『Space Car』」と、「スズキの車はコンパクトで小さいけれども魅力的、このイメージを表現した『キュート』」というキーワードが原点となっています。
そんな話、ネットや公式のどこにもないって?
当たり前じゃん、デザイナーから直接聞いたエピソードだもん。もはや初代には触れたこともない世代がSUVの端くれとしてエスクードを評価してくれる時代ですから、また聞きの丸写しは仕方がないかもしれませんが、とりあえずカタログに書いてあるコピーを混同しないでほしいです。多言語インターネット百科事典に書き出した人の記述も、鵜呑みにしちゃいけませんよ。
皮もモモもうまし
たれで頼むか塩で頼むかでは夫婦でもめるのですが、そんなのは両方買ってしまえばいいことで、不定期ながら近場のスーパーマーケットにやって来る爺さまの焼き鳥移動販売に通い出しています。
皮、モモともにうまいのですが、面白いのは、ぼんじりの一番下に刺してあるのがパイナップル。意外にもいけます。
「豚トマってのもあるんだけどよー、トマトが値上がりしちゃって作れねーんだよー」
「大量買いするから作ってよー」
「だめだよー、作れば作るほど赤字になるんだよー」
だいたい毎回こういう掛け合い漫才みたいな対話をしながら買い物していますが、居酒屋に行かないから比較しようもないけれど、そんじょそこらの焼き鳥屋よりもうまいのだと我が家では無根拠で認定しております。
という表題は、昔ガロが歌っていた「吟遊詩人」の歌詞の一部で、阿久悠さんが紡いだ言葉です。
などと振っておきながら唐突に最近の話題にすっとばすのですが、偶然にも二人の知人から、コンクールに出すのだけれどとと、それぞれが執筆した小説を読ませていただくこととなりました。
70代の知人は戦後から東京オリンピック(最初の方)前後にかけての、静岡県の産業の一つであった「きりや」という仕事の記憶を綴った短編小説を、ソフトこそ使えど印刷した生原稿。40代の知人はインターネット上に連載を続けているヒロイックファンタジーの長編小説。
2人そろって(互いに彼ら同士の交流は無い)意外な才能を同時に見せてくれました。これをどうして「つくばーど®」のカテゴリで書いているかと言えば、今でこそスズキエスクードで遊ぶ行き当たりぱっりのつくばーど®なのですが、その前身はクロカン四駆で林道ツーリングする小グループで、さらに遡ると同人小説の集団だったからです。
そんなこと言っても、僕なんか最初から才能なかったし、根気も続かないので何も残していませんですよ。だから彼らの才能だとか情熱だとかには、頭が下がる思いです。何が違うかって、どちらも不特定多数の誰が読んでも物語として受け止めていける。僕の場合、エスクード誕生30周年のウェブ上に何篇かの物語仕立てを書き留めましたが、まず下手くそだし万人受けしませんから。
彼らがれぞれエントリーしようとしているコンクールの内容は聞いていませんが、もし入賞なんかしちゃったら、思いきり讃えたうえで奢らせてやろう。なんてろくなことを考えないくらい堕落してます。
ただし、それらが面白いとは一言も言ってません。







