和名だと「提灯百合」で、英名は「Christmas bells」ですが、サンダーソニア(これは学名)には「チャイニーズランタン」「クリスマスランタン」という呼び名もあって、花の形から得る共通項は各地で認知されているようです。花には誕生日にもあてがわれるものですが、この花の場合5月26日、9月19日、11月28日、12月24日と散らばっています(サンダーソニアに限ったことではありませんが)。開花時期が6月から7月だというのに秋以降に誕生花が多いのは不思議です。5月もちと気が早い。
もともと南アフリカの東の高地に自生していたものが、スコットランドから入植したジョン・サンダーソンによって19世紀半ばに発見された花ですが、標高で600~2000mの生息域で12月の開花だったというのに、今では保護区域でないと見られない種であったり、栽培に関しては暑さにも寒さにも弱いという品種の変化が起きているみたいです。世界的に有名な生産地もニュージーランドと言われていますが、千葉県芝山町が日本で最も出荷量を誇るところ。そのおかげで年がら年中花屋で買い求められます。
この花と対面したのが20年前のことでした。エスクード仲間の婚礼にお招きいただき、朝早く役所に届けを出すところから神殿での三々九度に続いて和気あいあいとした温かな披露宴まで、新郎でも媒酌人でもないのに何やってんだと言われそうなひとときをご一緒させていただいた日、テーブルに飾られていたのが出逢いです。6月17日は、祝福と福音の日となりました。当然、その花を初めて目にした20年前のその日、それらの花言葉を秘めているなんて知りもしなかったのですが。