昨日に続いて茨城県庁ですが、1999年に完成したときから、実は正面玄関前に不思議なものを据え付けておりまして、このアボカドを半身にして輪切りにしたような形は、まさしく・・・
・・・いい加減王蟲から離れろよ
王蟲というよりゴジラ1984のお化けフナムシだとか、三葉虫の巨大化だよね。
ただ、なんだってロータリーのど真ん中にこんな造形を置いたのかが謎です。どなたか偉い人の銅像なんかよりはずっといいですけどね。
茨城県庁の高層階対応エレベータに乗ったら、謎のボタンが設置されているのです。ここにない数字の階層には生活環境部や保健福祉部があったはずなんですが、3フロアまるごと跳ばされている(そこへ行くにはは低層用を使うからですけどね)。それに加えてこのボタン、県の公式アイドルらしいですが、よもや押したら12~14Fは全部この娘の専用フロア・・・なんてことになってないよね。
歴代の変遷から進んだ「行きつく先」は、無駄なものを淘汰しての「今風」だと思うのですが、ここで示唆している「五代目」に垣間見えるらしい「通好み」ってなんなんだろう?
まあそれ以前にいろいろ突っ込みどころがあって、やんなっちゃいますが。
♪和邇だ和邇だ和邇だ和邇だ和邇だ和邇だ和邇だぁ(どこかの校歌みたいだ)
和邇駅に和邇神社。役場に学校、公民館。
琵琶湖の西岸域は、もとより我が帝国の支配下よ。
ホッホッホッホ
おそるべし新帝国WANI。以前、遊び半分以上で和邇家のマーク案をデザインしたことがありますが、滋賀県大津市の和邇中浜の駅前商業施設には、ほんとにこれと似たようなマークと、あの爬虫類が看板になっているではありませんか。
明治半ばに合併で和邇村というのが発足し、それ以前は和邇中村だったそうです。てことは、古代豪族の和爾氏の部民が、本拠地である奈良から離れてこの辺りにも居たという痕跡なんでしょうね。
「スーパージェッター」「冒険ガボテン島」といったら、直撃世代は僕の叔父ですが、彼が読んでいた漫画雑誌を通して僕もそれらを知り得ていて、テレビアニメーションにもかじりついていた番組でした。なぜかこの2作品は、もうひとつ「風のフジ丸」とともに、チャンネル権を牛耳っていた祖父母も寛容でした。「ガボテン島」は、放送時間がニュース時間帯とかぶっていたので、そうでもなかったけれど、むしろこちらは連載漫画の流れのほうが動画よりなじんでいたと思います。
どちらもSFや冒険譚というジャンルで、「サイボーグ009」とは異なる、もう少しあっけらかんとした作風でしたが、茶の間にいて未知の世界を脳内で疑似体験できた、その後の自分に大いに影響を与えた番組であり漫画のひとつでした。今考えると、ゲームやラノベなどでスタンダード化し今の若い人たちが接している異世界や転生という舞台は、当時で言えばガボテン島の奇譚に近いのでしょう。それらを描いていた久松文雄さんも鬼籍に入られたそうで、寂しい心境です。