Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

我が名はテオマチャ-033

No Comments »

前回のあらすじ・・・ではありませんが、ナポレオンの甥っ子がなんだってまた鳥類学者なんだろうって話は、彼のとーちゃんの因果が子に報いたもので、このとーちゃん、兄貴(ナポレオン)の反対を無視してとある未亡人と駆け落ちなんかしちゃったものだから、一族もろとも皇位継承権をはく奪されたのだそうです。シャルルさん、そりゃ家系を恨むと言えば恨むよねえ。てことで彼はイタリアからアメリカに渡って鳥類学者として身を立てたのだそうです。

そんなこととは関係なしに、後に新種として見いだされ「二ノックス・テオマカ(マハ)」と命名されてしまったセグロアオバズクですが、これはフクロウ目フクロウ科の鳥。それは至極当然のことですが、えっ、ミミズクでしょ?と思うじゃないですか。でも分類学上ミミズク科という種別が存在しないのです。古来、フクロウの類は「ずく」と呼ばれていた生き物で、古代の人はフクロウの鳴く声が「つくつく」と聞こえていたらしい。「ほー、ほー」と「つくつく」・・・この聞こえ方の違いがなぜ今に至るのかはわかりません。少なくとも後者の声を聞いたことがない。

夜行性の猛禽はみんな「ずく」。でもその中に「こいつ、耳があるね」「じゃあミミズクと呼ぼう」と言い出したのは日本人の適当な判断。そもそもミミズクの頭にあるのは羽角というもので耳ではない。耳であるわけがないから、もともと外的特徴には耳のような形のもののないフクロウそのものなのです。でも、こんないい加減な識別がまかり通ってしまったため、ミミズクと呼んでも咎められることは無いようです。クロスビーのアイコンもまたミミズクモチーフと説明されていますがこれも間違いではなく、ないんだけどお前らはれっきとしたフクロウなんだよと、言うだけ段々むなしくなっていきます。

それを踏まえて言いたいことは、我が家に来るアオバズクもパプアニューギニアのセグロアオバズクも「耳・・・いや羽角が無いけど」、クロスビーのミミズク同様全部フクロウです。というか、ミミズクには羽角があるというところがややこしさを生んでいるような気がする。コノハズクは羽角があるからミミズクの部類に認知されているのに、羽角があってもシマフクロウはミミズクとは呼ばれないのです。あーめんどくさい。鳥類学者さん、ミミズク科をなぜ作らない?

愚痴を言ってもせんないことなのですが、このような慣例によってアオバズクもセグロアオバズクも「耳、じゃなくて羽角ないのにミミズクと混同されがち」な境遇。だれだよこんな慣例定着させちゃったのは。と、長くて済みませんが次回でこの項終わらせます。