Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

Team WESTWIN Warriors #207

No Comments »

Team WESTWINの第二次エスクード導入時代、世の中では市販型エスクードは四代目が登場し、この年2015年に次世代の自動車制御に方向性をもたらすサイバーシステムというAI搭載型レースマシンの傑作機が誕生していました。スゴウグランプリが初参戦させたアスラーダGSXです。その対話型自己学習AI、サイバーシステム・アスラーダは、それまでのサイバーフォーミュラマシンに用いられていたシステムとは一線を画し、14歳の少年を年間優勝させるほどの活躍を見せました。

GSXはフォーミュラマシンというよりもGTカーに近い車体に水素エンジン5000ccのV10を積むトルクスプリット型4WD。サーキット仕様、ラリー仕様などパネルと許可範囲のパーツ組み換えで様々なレースステージに対応できるユニークなマシンでした。冷静沈着なサイバーシステムは並み居る他チームのマシンを追随しますが戦績は芳しくはなく、年間クォリファイ予選3位のあと、第一戦リタイア。第二戦5位、第三戦3位までが入賞で、第四戦はレース中のクラッシュで大破しました。

これらはドライバーの不慣れが大きな要因として考えられますが、ペルーで行われた第二戦はオフロードレースという環境でかなりの苦戦を強いられながらも完走していることから、ハードウエアの優秀さは評価の対象と言えるでしょう。

ここでもしも、後藤誠司くんのエスクードTA51WとGSXが戦ったらどうなっていたか。まあまあサーキット仕様での最高速度400キロ越えだけで勝負にはならないんですが、ラリー仕様と連続するタイトコーナーの走行ステージによってその差はいくらか縮められ、野生の反射速度でエスクードをドリフトさせる後藤くんの瞬発力は、ややもするとサイバーシステムを凌駕するかもしれません。なにより2m級のGSXの全幅は大きなハンデとなります。逆に後藤くんの不利はエスクードのスペックよりも、サイバー側のレース距離が長く、ドライバーの集中力を持続させにくいというところでしょうか。

こういうレース、ちょっと見てみたかったなあという気分で、この話は次回に持ち越されます。

Leave a Reply