あおちゃんのエンジンかけて、さあ出ましょと思ったら
ダッシュボードに・・・水滴?!
・・・いえいえ、フロントガラスの水滴の〝影〟でした。
雨漏りしたのかと思ったよぉ(汗)
何を思ったか霙がこのところ首都高ジャンクションの夜景にはまっていて、それも「下から見上げる」のではなく「走りながら眺めたい」という変なリクエストを出してきました。翌日が休みだという満月の夜、道案内を頼まれぷらすBLUEで乗り入れ、都心環状線から東側の湾岸線と中央環状線を使って流れに任せて周回です。もちろん僕は、翌日に休みなど巡ってこないのですが、東京に出なくて済む近場の仕事だったのが幸いしました。
空いている真夜中の首都高は、どこのジャンクションも走りやすく、日頃は近寄りたくない浜崎橋も楽々とレーンチェンジできますが、レインボーブリッジは下側の都道を走った方が景色がかっこいい。時々、ルーレットの車や湾岸ミッドナイトな車に追い越されながらも、霙は「空いている夜」という付帯条件付きで首都高東半分をマスターしました。いずれ東名方面や中央方面への都心環状の分岐合流にも慣れてもらわなければなりませんが、覚えるの大変だろうなあ。
飯島敏宏さんが千束北男の筆名で脚本を起こした「ゴメスを倒せ!」が、まさしくウルトラとの邂逅でした。もちろん当時の僕に「邂逅」などというボキャブラリーなんかありませんでしたが、後年知る知識で、TBSからの出向として円谷プロで脚本とドラマパートの監督をこなしていた人というフォーマットが出来上がりました。先日の訃報で「金曜日の妻たちへ」が引き合いに出されていて、その番組見ていないけどまあ訃報並みにびっくりしました。
もう一つの引き合いは「バルタン星人の生みの親」。デザインは成田亨さんですが、昆虫型エイリアンのイメージを提案し、千束名義で脚本を書き、監督も務めたことがその由来です。成田さんはじめ撮影を担当した高野宏一さんも、あの「分身」を光学合成した中野稔さんも鬼籍の域。55年もの歳月ですから無理もない。サブタイトルは「侵略者を撃て」ですが、飯島さんはバルタン星人を侵略者ではなく宇宙難民としてとらえていたところが優しかった。
飯島さんは「ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT」(監督)でも、暴れまわるネオバルタンに対して、チャイルドバルタンを産み出して地球人の子供たちと友好関係を結んでいくジュヴナイルを描きました。バルタン星人自身は二度目の登場から悪役の立ち位置に変化していきますが、そこは飯島さんの本意ではなかったそうで、人類だって未来においてそうならないとは限らないといった想像と警鐘を兼ねていたようです。遅まきながらご冥福をお祈りします。
「プラネテス」が来年1月から再放送されるというニュースを先月目にしています。漫画版もアニメーション版もそれぞれ面白かったので、今から楽しみなんですが、まあ待ちきれないだろうからDVD観てしまうでしょう。
いやまあ大した話ではありませんし前に一度触れていますが、主人公の星野八郎太は、僕と誕生日が同じなのでした。彼はまだ生まれてないけど、彼が生まれるころは僕が生きてないな、きっと。
そんな本日、夜空が晴れてくれれば「ハンタームーン」と呼ばれる満月が巡ってくるという、風の宮に属して大当たりの年回りの自分にとっては大サービスすぎじゃん? な10月20日ですが、
「水曜日でいつものケーキ屋さん定休日だから前倒し!」
という情け容赦ない日曜日のお祝いでした。
ドラマ上だと宇宙歴で綴った方が適当なのでしょうけれど西暦2376年、宇宙の彼方を漂流中のU.S.Sヴォイジャーが、デルタ宙域とよばれる空間で大昔の宇宙探査船を発見します。これが2032年10月19日に火星宙域で生じた電磁空間に巻き込まれて遭難した、地球の火星探査船アーレス4の司令船でした。ヴォイジャーのクルーは、司令船船長の亡骸とともに、彼が遺したデータと「僕が集めたデータを、人類のために」というメッセージを受け取るのでした。
1995年から7シーズン約170話ちょっとの大河ドラマ規模で描かれたテレビシリーズ、「スタートレック・ヴォイジャー」の後半に出てくるエピソードです。アーレス4自体がまだ打ち上げられていないちょっと未来の話ですが、本編の時間軸はさておき、火星を舞台にするドラマの時代がどんどん近づいています。
U.S.Sヴォイジャーは、トレック初の女性艦長が起用されていて、このキャスリン・ジェインウェイ艦長が大胆な指揮官であると同時に頼れるおっかさんとして奮闘しながら、7万光年という銀河の彼方に漂着し、再び地球を目指す物語です。
現実の21世紀じゃ、キャプテン・カークを演じたウイリアム・シャトナーさんが齢90にして遂に宇宙に行って帰ってきたそうですから、宇宙は気長に待ってくれているってことですね。