TDAという、四駆を主力としたダートトライアルスピード競技があります。と、203回目ともなるとあらためてその概略を記しておかなくちゃ。と思って、そのような書き出しをしました。地元の九州や西日本では定着したレースですが、ドラテクとセンスで勝ち抜けた時代はピークを過ぎ、今ではマシンのパワー競争にシフトしてきたような気がします。出走関係者の方でも、エンジンや排気量については関心が高く、イコールではないにせよパワー・トルクを示しているのかなと感じます。
でも間違ってます。事例にあげられている初代と二代目のエスクード。どちらもJ20Aを積んだ直四の2000です。何度か「乗ってみ?」と勧めたことはありますが、WESTWINのドライバーたちは一度もV6のエスクードは扱いませんでした。立ち上がり重視のコーナーワークが連続するコースですから、フロントヘビーであることはともかく、瞬発力においてはV6よりも直四の方が有利ですし。
パワー競争にシフトしたTDAでは、今やファクトリーマシンレベルが台頭しており、この期に及んで1600のシングルカムなんていうマシンを素材にしてくるWESTWINのスタイルは、それだけドライバーの腕前やセンスにチーム内外の信頼が厚いからだと思います。上記のエスクードがだいたい140馬力クラスだったのに対して、次に用意されているX‐90は中身がテンロクエスクードですから100馬力ものです。車体構成からエスクードのハードトップよりもリア側で荷重が減っていて、トラクションのかかりに心配事もあります。これをどんなふうに仕上げて、パイロットしていくのかは、心配ながら興味が尽きません。
しかし昨今のTDAを見ている人々にとって、ТA51/52Wの140馬力がスペックとしては低いという印象を持っていらっしゃることは、なるほどなあと言わざるを得ません。いやさぁ、ショートのエスクードでそれだけあったら言うことないのよ。というのが、まあレースには使わないエスクード乗りの、ふるーい世代のおっさんの印象なのです。あ、僕だけ?
僕は実現できませんでしたが、その系列のTA11WのV6で2000の車体に、V6の2500を載せ替えようとした時代があります。エンジンも用意したんだけれど、その計画実行前に車の方が事故で全損してしまい、最近まで乗っていたТD61Wにスイッチしたわけです。偶然にもTDA、エスクード、エンジンの話題から派生して、その61Wを取り上げてくれた人もいらっしゃいますが、すいません、もうとっくに100万キロは走り終えて引退しておりますのでこっちを使ってほしいです。