世間では花粉だ卒業だ異動だのざわざわですが、教え込まれたわけでもないのに桜が咲いてくる風景に足を止めて眺めてしまうのどかさも巡ってきます。開花が早かった割にはそこからいくらかゆっくりとなり、前線はたぶん基地周辺を通り過ぎていると思いますが、まだ満開の風情までは少し待たねばならないようです。週末に雨というから、咲ききってしまうよりは長く楽しめてありがたい。里よりも山の方が早めというのは、南斜面で陽光を受けられるからでしょうか。
町なかをぐるりと巡っても、満開になるのは四月に入ってからという様子で、里で元気のよい桜はこの路傍の一本だけでした。だいぶ前に倒れ掛かって、そのまま樹勢は回復したものの、年々道路側に張り出してきているため、伐採されないか心配ではあります。春の彼岸は月曜日に開けており、「彼岸すぎたら僕の部屋も暖かくなる」などと、クラフトの歌をかけようと思ったけれど、持っているのはCDなので、カセットデッキしかついていないぷらすBLUEでは自分で鼻歌するしかありません。