ツェッペリンとリンドバーグのときに、僕の祖母のことを少し書きました。彼女は明治42年、霞ケ浦にほど近い農家に生まれ、そこからうちの祖父に嫁ぐまではほぼ、「飛行船を見に行った」話しかわからず、その後の自分がたりも「関東大震災」と「東京大空襲」の逸話くらいしか聞き残っていません。東京オリンピックあたりからは僕自身の記憶と共有され、霙が生まれる前に鬼籍に入るので、今のところ我が家では最も長生きしてくれたことになっています。
なんだよ唐突に。と思われましょうが、本日がその誕生日で、有名人だったら生誕110年め、とか言われて話題になったことでしょう。残念ながら有名でも著名でもないので、孫が書き記すしかないのです。この件については10年前、当然書いているんですが、その当時のブログはデータがサーバーごとすっ飛んでしまっています。
ふーん、110年だってよ。と思い出しつつ今回、1909年という視点で歴史を紐解いてみたら、いろいろあってめんどくさいからリンクしますが、フェルディナント・ポルシェの長男と1日違いだったり、Z-carの父と言われた日産の片山豊さんなんかとも数日の違いという誕生日でした。
いや、まあそれだけなんですけどね。












唐突に三浦しをんさんの題名をひねり出しているのは、彼女の作風が家族を取り上げることが多いのと、~なあなあ~が2009年の出版(連載はもう少し前)だったからですが、なんでかと言われたらば「表題なんていつも趣味で考えてるし」としか答えられません。
この子には一度だけ会ったことがあって、霰が大学卒業で新潟を引き払う際、自転車をもらい受けてくれた学生さんです。まあ期待したほどもなく彼氏指数はゼロなんですが、彼は大学院に進んで地質学の勉強をしており、このスーパーカブで北陸狭しと走り込んでいます。
