昨今、どこぞの電器メーカーの課長だった人まで騎士団長に転生しちゃうほどの異世界ブームですが、そう言えば大分昔にも「剣と魔法とお姫様さえ出せばどうにかなると思ってるだろ」などと、同人の物書きたちがSFのSに安直さを物言いして論争していたことがあります。それ書き始めると夜道が怖いので書きませんが、異世界と転生ものは素材として飽和状態ではないか? そのうち本当に向こうの世界から攻めて来るんじゃないかと恐ろしくなります。
その話ではなくて、昨年夏に購入していながらそのうち読もうとしてそのまま放置してしまった漫画「となりの妖怪さん」が今になって転がり出てきました。異世界というよりも、我々の世界の一部か大部分かは、太古より異界と一緒に過ごしているという考え方の作風で、このジャンルもまた沢山あることはあるのだけれど、この漫画は骨が太そうで面白いです。
ずいぶん長くほっといたから、もう続巻が出ちゃってる? と思ったらまだのよう。オンラインで先を読めるらしいですが、こういう漫画は紙で読むべきだなと勝手に決め込んで、二巻目の出版を待つことにします。












