「なんでっ?」
とでも言いたげなでんの顔。
確か一昨日までは帰宅後即エアコンつけるくらい
蒸し蒸ししていたはず。
あああ。着るものに困る季節がやって来たわぁ(汗)
唐突に三浦しをんさんの題名をひねり出しているのは、彼女の作風が家族を取り上げることが多いのと、~なあなあ~が2009年の出版(連載はもう少し前)だったからですが、なんでかと言われたらば「表題なんていつも趣味で考えてるし」としか答えられません。
なあなあ、と、easyは、悪くするとチャラっぽく読まれるかもしれませんが、三浦さんの物語では「ゆっくりと」という方言として出てきます。
「宇宙の日」でもなく、「水路記念日」でもなく、「鳥取県民の日」でも「セイラ・マスの誕生日」でもなく。いつもゆっくりとというわけにはいかないだろうけれど、なあなあと歩む家族のために。
この子には一度だけ会ったことがあって、霰が大学卒業で新潟を引き払う際、自転車をもらい受けてくれた学生さんです。まあ期待したほどもなく彼氏指数はゼロなんですが、彼は大学院に進んで地質学の勉強をしており、このスーパーカブで北陸狭しと走り込んでいます。
で、この日曜日から新潟を出発し、実家のある宮崎県まで自走中。写真は鳥取あたりのもので、火曜日は出雲でタイムアウトしたようです。昨日、東広島へ向かったので、岩国くらいまで走れていれば、今日はいよいよ九州上陸ではないかと思われます。しかし彼にはタイムリミットがあり、金曜日に行われる実家筋の四十九日に出席せねばならないらしい。
霰には「故障、不調、困ったことがあったら、つくばーどの雷蔵さんに紹介されたと話してウエストウインの島社長を訪ねよ」と告げてあるのですが、立ち寄るかどうかは不明。
「メンテしてもらったらいくらくらいかかるんすかね。って言ってきてるけど」と、霰のところにLINEが来たというので
などとやっております。島さん、もしもこのカブの若者が現れたら、面倒見てやってくださいな。
宮城県で環境リサイクル会社JAC(ジェーエーシー)を営んでいた真野孝仁さんが7日に亡くなられたことを知らされました。今夕に仙台市で通夜、12日に社葬だと告げられても、まるで実感が伴いません。真野さんとは震災の年の夏、石巻の瓦礫撤去現場で知り合い、巨大な破砕機械をボランティアで搬入し瓦礫を片付ける姿から始まり、社会的な問題となりつつあったプラスチック廃棄物のリサイクルを通した7次化をめざす取り組みを追いかけさせてもらっていました。
人(僕)のことを「やせなさいよ」と言っておきながら自身が厄年のときに高血圧で死にかけ、しかし無事に復帰したのに、享年48とは若すぎる。先日の遠野の行事では霰と同い年の息子さんが補佐役として走り回っていたけれど、まだ仕事を教え始めたばかりだろうに。
お悔やみなんか一番似合わない、ライト級ボクサーのような、それでいてブルドーザーのような男でした。合掌しつつも、これ以上何も言葉が出ないわ。明日は余計なことを言わず焼香してきます(なんだよ迂闊なことをって、言っちゃったんだい)
実はここからまたも仙台まで、冗談じゃないよという滅入る話で走らされるのですがそれはさておき、台風直撃のあおり(こんなことあるんだねえ)受けることもなく、福島市を出発する前に国見インターそばの「ファミリーレストランあぶくま」を訪ねます。BLUEらすかるの写真はうっかり取り損ねたので、前回立ち寄った時のものを流用しています。
このお店の欧風カレーは、仙台在住中の東北で食ったカレーライスの中では格別に好きな味です。カツカレーとかエビフライカレーとかハンバーグカレーを注文すると、このようにカレーライスとは別皿になって出てくるうえ、欧風カレーだけでも十分だというのに容赦ない大きさなのです。
これで御殿場と朝霧で何も食えなかった腹いせの仇は打てました。12月になれば「カレー断ち」の年越しが待っているのです。
1400ターボが登場して、いよいよ四代目エスクードもジャンルの異なるクロスオーバーSUVになっていくなあと思わされる半面、その使い道ではまだまだそこにライトクロカンへの期待を寄せるユーザーさんもいるということをつないでおきたい。
という考えから、夏前に、生がきさんにお願いして、鮎釣りに出た折の河原でのオフロード性能についてまとめていただきました。
「友釣りには『石を釣れ』という名言があります。(中略)車も石の多い河原では、石とお友達になって的確に車が通れる筋を見極めないと」
生がきさんは三代目エスクードからドラスティックに世代交代させた四代目を河原に持ち込み、こう唱えます。まさしく路面状況とラインをどう読み取るかなのですが、半分困ったことに、試してもらったALLGRIPは、Autoモードのみで浮き砂利の川岸までぐいぐいと走り、こともなげに目的を果たしてしまったそうです(いいじゃないかよそれでー)
いやその、いくらかは苦戦するのかなあと想像していましたが、クルマにあっても石を釣るという生がきさんの考え方によって、「されどSUV」の真価は見極められたようです。それに加えてSportsモードの快活な走りは、長距離移動にもストレスを感じさせなかったようで、四代目もまた時代の先端に置かれたエスクードだなと評価できます。
どちらかと言えば今回は、弘法の筆が釣りの方に傾いた気がしないでもないのですが、アウトドアステージで使われている四代目のオーナー評として楽しませていただけるリポートです。本日リリースのスーパースージー114号に掲載されます。
そんな折、初期モデルをなるほどのレベルにオフロード対応させたNewおだてぶたさんとも再会できたので、先日の鶴ヶ島や来月の妙高で取材させていただき、よりのめり込んだ四代目レポートを来年には紹介できると思います。